こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
Photo by Montrasio CC
本日はカティサーク起業前ストーリーの上海編です。
激動の中国を実体験したいと思い、留学先に上海を選びました。
ただし、上海は大きな中国でみると、一地方都市に過ぎません。
上海人の話す中国の標準語(普通語)は、残念ながらなまっています。
せっかく中国に留学するのだから、きれいな発音を身につけたいと思いました。
そこで、留学先は上海演劇大学を選びました。
上海演劇大学では、俳優の卵なども多く在学しているのですが、
彼らは、舞台にたつために、発声練習などをして発音を矯正するのですね。
ルームメイトの台湾人男性の彼女に、
単語帳の単語の発音をテープに吹き込んでもらいました。
今だったら、ICレコーダーとかになるんでしょうか。
14年前の1996年ですので、ICレコーダーやMDが普及する前の、
テープの時代でした(笑)
彼女は大学生でしたが、テレビ番組の司会アシスタントをするなど活躍をしている人で、
もちろん発音もばっちりでした。
そういう意味でも、望み通り上海の演劇大学に留学できたことは幸せでした。
次回は、そこで出会った中国人について書いてまいります。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
昨日5月30日(日)に高知工科大学の大学院起業家コースにて、
インターネット・マーケティングの講義をしてきました。
YouTube、Twitter、USTREAMを活用した企業のマーケティングの
事例と構造について1時間半ほど話しました。
主に社会人で仕事をバリバリこなしている方が対象の大学院のようで、
土日に開かれる授業が多いようです。
そして、教室が、高知県だけでなく、東京と、大阪にありますので、
学生は自分が一番行きやすい都市で受講できます。
3都市を同時に結んでの衛星講義となりました。
東京教室から高知と大阪へ向けて、レジュメ通りに進めました。
最後に質疑応答の時間がありました。
3都市それぞれの教室から活発な質問がなされました。
社会人学生が多かったためか、実際の仕事に根ざした質問などがあり、
有意義な時間となりました。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
iPadは様々な現場を変えていくでしょう。
キーボードがいらないという点は大きいでしょう。
たとえば、高齢者。
指で画面を触れば操作できますので、
これまでインターネットは面倒だと思い、敬遠していた人こそ、
iPadは使えるツールになるでしょう。
iPadによって、教育、医療も変っていくでしょう。
ソフトバンクの孫正義さんによると、小・中学生全員にiPadのようなタッチパネル方式の
機器を配って、そこにデジタル教科書を配布するという壮大なプランもあるようです。
医療の現場も変っていきます。
実際、手術中にiPadの画面をみながら、
iPadの画面を触って患者の臓器を立体的に把握するということもあるようです。
本当に、様々なことが変っていくでしょう。
私が、iPadを触っているだけでも、クライアント企業の業績を上げるアイデアが浮かんできます。
iPadに限らず、グーグルのアンドロイドでも良いですが、
このサイズの端末が日本で1000万台程度まで広がってくると、
かなりのことが実現してきそうです。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
iPadは、どうやってネットに接続するのが良いでしょうか?
昨日5月28日の発売日に購入したiPadですが、
本日は、接続方法について書きたいと思います。
iPadには、インターネットに接続するときに、
2つの方法があります。
Wi-Fiと3Gです。
Wi-Fiは、無線LANに接続します。
速度は速いですが、接続できる場所は通常、
駅やマクドナルドなどの無線LANの設備がある場所に限られています。
3Gは、携帯回線網を使います。
速度は遅いですが、携帯の電波がつながるところでは、どこでも使えます。
速度は、データ容量の小さいメールを使うには支障がありませんが、
動画を扱うには遅く感じるほどです。
私はWi-Fiのみのタイプを選択しました。
WiMAXに加入しているからです。
たとえば、UQ WiMAXのURoad5000という機器を持つと、
WiMAXのエリア内では、どこでもWi-Fiの速い速度でインターネットに接続できます。
自分が無線LANの設備を持って移動するイメージです。
しかも無線LANルーターは一度に5台までつなぐことができるので、
ノートパソコン、iPod Touch、iPadなどを同時につなげます。
WiMAXは、日本全国を網羅していないのが欠点なので、
その場合は、イーモバイルのポケットWi-Fiを使っても良いでしょう。
イーモバイルは基本的に2年契約になり、
途中で解約しようとすると解約料が高めにかかる場合があるようです。
それに対して、WiMAXは2年縛りがないので、
気に入らなければいつでも解約できます。
私が考えうる限り、2010年5月の時点において、
iPadなどの機器をWiMAXの無線LANルーターでつなぐ方法が
もっとも速く、軽く、安くつながる方法です。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
Photo By Jakob Montrasio CC
本日は、起業前ストーリー上海編の4回目です。
1996年春に、私は上海虹橋空港に降り立ちました。
上海浦東国際空港が開港するのが1999年ですので、
上海の空港といえば虹橋空港だった時代です。
大学がある華山路までは、タクシーで着きました。
夜だからか、門がしまっています。
門番に開けてもらい、
部屋に通されると、2人部屋でした。
部屋は暗く、電気がついていません。
同部屋の人がいないようでした。
私はフライトの疲れで、同部屋の人が来るのを待つことなく、
そのままベッドに横たわりました。
翌日、目覚めると、向かい側のベッドに男が寝ていました。
私が起き出すと、男も起きました。
挨拶をすると、男は台湾からの留学生でした。
名は、李。
半年間の交流を通じて、徐々に親友になっていく男ですが、
その時の印象は、ごく普通の東洋人というものでした。
日本で集めた情報では、大学には日本からの留学生も複数いるということでした。
そこで、日本人と相部屋になったら中国語を勉強するにも異国の文化を学ぶにも
意味が半減すると思いました。
せっかく上海に来たのだから、同部屋の学生を、日本人ではなく、
他国からの留学生にしてほしいとリクエストしておいたのが、
結果的に良かったようです。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
Photo by etoile CC
本日は、起業前ストーリー上海編の3回目です。
上海への留学期間は迷いました。
1年間行ってしまうと、大学を休学する必要があります。
休学すると、1年丸々卒業する期間が延びてしまいます。
1年でも早く社会に出たいと思っていたので、休学しないで留学できる方法を考えました。
大学の通年の授業で、後期のみ試験がある授業では、
前期分を休んだとしても、後期には在籍していないとキャッチアップできません。
逆に言えば、1年は難しいけれども、半年なら大丈夫と見通しをつけました。
ただ、ゼミは毎週出席しないと許してもらえません。
そこでゼミの教授に前期の期間中国で勉強してきますとお願いしました。
「前期の期間中、欠席しますのでよろしく」と言われて、
通常、そんな要求を飲む教授はいないと思いますが、
北東アジア研究が専門の教授で、中国ともつながりの深い教授でしたので、
「研究プラン」を話すと、最終的には快く送り出してくれました。
これで、上海に行く準備は整いました。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
本日は、起業前ストーリー上海編の2回目です。
Photo By jamesfischer CC
大学2年の後期に、海外留学を決めました。
その行き先は上海でした。
1994年の北京への1カ月の短期留学の最後に、
2日間だけ上海に寄ったのがきっかけです。
北京とはまた違う開発途上の都市。
道が碁盤目状ではなくカオス的で、河が中心部を流れる街。
庶民が暮らす古い街並みと、新しいビルが建ちつつある浦東地区。
古いものと新しいもの、富める者と富を求めてやってくる者の街。
「白猫」と「黒猫」が混在する街。
それらが渾然一体となって、ものすごいパワーを発散している都市として、
1994年の2日間の間に私の身体が記憶しました。
おそらく、あの経験が忘れられなかったのだと思います。
2年後の1996年春に2度目の上海に降り立っていました。
今回は、半年間の予定でした。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
少し前に、カティサーク起業前にロンドンで過ごした期間の
話をシリーズで書きましたが、
本日から、カティサーク起業前ストーリーの上海編をはじめたいと思います。
私は、1996年に半年間上海に留学をしていました。
大学2年の最後から3年生のときです。
大学卒業に必要な単位が、たしか124単位くらいだったと記憶していますが、
大学2年生までに116単位を取得し、のこり8単位で卒業できることがわかりました。
通年の授業を1つとると、4単位ですので、
2つの授業を取れば、8単位は取れてしまいます。
3,4年の2年間で、2つの授業だけ取ればよいことがわかり、考えました。
このまま大学にいてももったいない。
何をしたらよいだろうか。
その時に、大学1年のときに、中国とアメリカに1カ月ずつ滞在した経験から、
次の大国、中国にもう少し長く留学したいという気持ちが強くなってきていました。
当時は、インターネットはありましたが、
留学に関する有用な情報はほとんどありませんでした。
そこで、書籍やいくつかの留学専門の会社などで情報を収集して、
留学に関する情報を集めていきました。
そして、アメリカでもイギリスでもなく、中国の上海に決めました。
当時は、中国というと、今以上に発展途上のイメージが強く、
なぜ世界は広いのに、上海なのかと友人や知人から不思議がられました。
なぜ、上海だったのかは、次回に書いていきたいと思います。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
現在の日本の状況を見ていると、人口が減少していき、
市場が縮小することが目に見えています。
売上が右肩上がりという企業も少なくないと思いますが、
人口が減少していく中ではマクロ的には売上も減少するのは当たり前です。
では、どうすればよいか。
たとえば、ユニクロが出した答えは、海外市場に打って出ていくことでした。
中国市場で1兆円を目指すと宣言しています。
どこかのタイミングで、中国は元を切り上げるか、
そうでなくても元は円やドルに対して強くなっていくでしょう。
すると、中国から日本に輸入してくる商品は高くなります。
所得が上がらない以上、同じものが高くなってしまったら、買えません。
ならば、市場が急成長している中国市場で、中国でつくったものを
中国で売るということにうまみを見いだすのは当然の帰結です。
つまり、ユニクロは余裕のあるうちに、
成長の余地の小さい日本市場から、海外市場に投資をする道を選びました。
わたしは、何も大企業だけが、海外に打って出て行けるのではないと思います。
たとえば、日本の伝統の職人芸なども、世界的には非常にユニークですから、
日本市場に限らず、世界で受け入れられる素地があります。
つまり、常に考えておかなくてはならないのは、
今、我々が行なっている仕事が、世界の中で、唯一の存在なのかどうか
ということです。
オリジナリティがあり、今のうちに世界と直接やりとりをすることを
決断した企業にとっては、実りあるビジネス環境となるでしょう。
こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
グーグルやヤフーは知りたいことを検索するときに非常に役に立つ
検索エンジンです。
瞬時に関連性の高いホームページを表示してくれます。
でも、人工知能ではないですよね。
たとえば、「日本 地震」と調べたら、地震関連のホームページは
表示してくれます。
しかし、そこまでですね。
もう少し踏み込んで、過去10年間で震度5以上の地震を表示など、
簡単にカスタマイズはできません。
そこで「Wolfram alpha」の登場です。
「Wolfram alpha」は人口知能的なエンジンなので、
「日本 地震」と調べると、過去1年間で震度4の地震を表示するなど
自在にできます。
人工知能型の検索エンジンは今後数年で大きく精度を増していくでしょうから、
改良されていく過程を目撃していきたいと思います。