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余裕があるうちに投資しておく

2010年05月22日

こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。

現在の日本の状況を見ていると、人口が減少していき、
市場が縮小することが目に見えています。

売上が右肩上がりという企業も少なくないと思いますが、
人口が減少していく中ではマクロ的には売上も減少するのは当たり前です。

では、どうすればよいか。

たとえば、ユニクロが出した答えは、海外市場に打って出ていくことでした。
中国市場で1兆円を目指すと宣言しています。

どこかのタイミングで、中国は元を切り上げるか、
そうでなくても元は円やドルに対して強くなっていくでしょう。

すると、中国から日本に輸入してくる商品は高くなります。
所得が上がらない以上、同じものが高くなってしまったら、買えません。

ならば、市場が急成長している中国市場で、中国でつくったものを
中国で売るということにうまみを見いだすのは当然の帰結です。

つまり、ユニクロは余裕のあるうちに、
成長の余地の小さい日本市場から、海外市場に投資をする道を選びました。

わたしは、何も大企業だけが、海外に打って出て行けるのではないと思います。

たとえば、日本の伝統の職人芸なども、世界的には非常にユニークですから、
日本市場に限らず、世界で受け入れられる素地があります。

つまり、常に考えておかなくてはならないのは、
今、我々が行なっている仕事が、世界の中で、唯一の存在なのかどうか
ということです。

オリジナリティがあり、今のうちに世界と直接やりとりをすることを
決断した企業にとっては、実りあるビジネス環境となるでしょう。

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