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News & Topics

NHK「おはよう日本」特集に取材協力

 

こんにちは、押切孝雄です。

NHK「おはよう日本」に取材協力しました。

テーマは、「シニアの動画事情」についてです。
特集はシニア向けの動画コンテストがあり、
動画を制作して投稿するシニアが増えているというものでした。

動画制作というと、若者のものという感じがあるかもしれませんが、
シニアも動画を作るケースが増えてきています。

私は、専門家の立場から、インタビューを受けて、
答えました。

テレビ番組の制作は、スピーディーです。

NHK「おはよう日本」のディレクターさんから、
「シニアの動画事情」について、私の会社に問い合わせがあったのが火曜日の夜でした。

翌日、水曜日に電話で40分くらい取材を受けたところ、
映像でも撮りたいとのことで、
木曜日に渋谷のNHK放送センターへ行き1時間弱くらいカメラを回るところで話しました。

そして、金曜日にメールで追加の取材を受けて、
土曜日に放送となりました。

放送として使われる部分はほんの一瞬ですが、
製作陣は、締切がある中で、本当にしっかり取材してますね。

私は、取材を受けるときは、資料を準備します。
下記が取材時に書いたメモです。

●ここ数年、シニア世代の動画作成が増えているという話があります。
その背景で考えられることは?

背景として、2017年頃から動画プラットフォームへ芸能人が参入するなどして話題を集めていた。
その後、2020年からのコロナ禍での巣ごもり需要も後押しし、
全世代で動画(YouTubeなど)視聴が伸びて、シニア層にも波及してきた。

5Gの普及により、家だけでなく、出先でも遅延なく動画を視聴できるようになった。

スマートフォンで気軽に視聴・撮影できることも要因
シニアと言っても、今65歳の人は、Windows95が登場した28年前には、
37歳であり、デジタルに抵抗感がある人が多いわけではない

2020年、2021年に開設したシニア動画制作者は多い

●シニア世代の作成する動画の傾向などはありますか?
 あるいはシニアだからこそ作ることができる動画というものはあるのでしょうか。

庭いじり・ガーデニング、よそ行きの料理ではなく日々の料理、散歩映像をバックにブログのような
シニアの生活に根ざした動画も多い

年金情報など、シニア同世代に対してリアルに分かる情報を発信している動画

若者とコラボすることはありうる。

リタイア後は時間が取りやすい、余暇として楽しめる。
そのため、「コメント欄」でマメにコミュニケーションを取るシニア動画制作者が多いのも
リタイア後のシニアの特徴

ただ情報を発信するだけでなく、
視聴者からの反応(再生回数がわかったり、コメントが入る)双方向性があることが
やりがいにつながる。

今起こっていることを、わかりやすく解説してまいりたと思います。

※画像は、モニター画面を写真で撮影したものを引用の範囲内で使用しています

書籍『YouTube 企業動画担当になったら これだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本』が発刊

 

こんにちは、押切孝雄です。

見本誌が届いたのですが、多くの方々の協力を得て、
『YouTube 企業動画担当になったら これだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本』
という長いタイトルの本が技術評論社より4月21日に発刊となります。

紙の本として手に持って質量を感じると、やっと形になったことを実感します。

取材に快く応じてくださった企業の経営者の方々や、
出版社の編集者さんと、昨年の夏から本格的にやりとり、執筆をすすめていって形となりました。

図解イラストとキャプチャと事例を多めにして、
企業の新任や兼任の担当者が具体的にイメージしやすいようにと心がけました。

また、私の本では定番となる「AISARE」のフレームワークも紹介しており、
企業の担当者が社命でいきなり動画担当に任ぜられても、
手順に沿って構想することでブレない動画マーケティングができる、
一助になる本だと思います。

書店やAmazonなどで見かけましたら、ぜひ読んでみてください。
また、お知り合いにもぜひおすすめください。

読売新聞「シニアYouTuber」に関する記事が掲載

 

こんにちは、押切孝雄です。

読売新聞社より取材を受けたのが3月末、
4月8日の読売新聞 朝刊にて特集記事が掲載となりました。

テーマは「シニアYouTuber」。

シニアのYouTuberといえば、
90歳を超える元気なおばあちゃんがゲームをプレイする様子のYouTubeチャンネルは有名ですが、
それだけでなく、
コロナ禍でYouTubeチャンネルを開設するシニアが増えたことに関する記事です。

私は解説で協力しました。

アクティブシニアは多く、余暇を利用して、
ガーデニングや、日々の料理などの動画をYouTubeに公開しているシニアは多く存在します。

そして、コメント欄で、ファンとのつながりを楽しんでいます。
2022年にYouTubeをはじめて、収益化するのは少々ハードルが高いですが、
趣味で動画を制作したり、アップするのは、生活を充実させる1つの方法として有効ではないでしょうか。

ちなみに取材時に記者さんと話していて、
弊社カティサークのことは、はじめ「デジタルマーケティング会社」と紹介される予定だったのですが、
カタカナが多いとわかりにくいということで「市場調査会社」となってます。

戸板女子短期大学のWEBにて紹介されました

 

こんにちは、押切孝雄です。

4月から戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科にて教員の仕事もしております。
先日、大学のWEBにて、紹介されました。

着任して早々に上記の文章を書くように依頼があり、
5月末に提出しました。

それで、学内の担当者さんに編集いただいて、
今月9月に上記の記事となり、公開されています。

読者の対象が、短大を志望する高校生や短大生のため、
私の大学時代の話を中心にダイジェストで書きました。

読んでいただけたらわかりますが、私は大学時代に3度留学しました。
ここでは、ちょっと裏話的な話をします。

留学は、北京と、ワシントンDCと上海です。
1990年代中期ですので、今とは様相が異なります。

インターネットの幕開けの直前だったため、
現地に行ってみないとわからないという情報も多く、
実に刺激に満ちていたのを覚えています。

日本円が強く、1ドル80円くらいでしたので、
円高パワーで、海外へ行くと、モノがとても安く感じる時代でもありました。

高校生の時になけなしのお小遣いで
ティンバーランド(Timberland)の靴を買った時、25,000円だったのですが、
その数年後に、アメリカのアウトレットにいったら、1万円もしなかったのを覚えています。

たしかにアウトレットものだけれど、同じ仕様の靴だったので、
その価格差に驚かされました。

留学は、その後、社会人をへて、イギリス・ロンドンへの大学院留学へもつながっていきます。

現在は、コロナでなかなか海外への留学は難しいのが現状ですが、
20歳前後の学生の時期というのは、多くのことがフレッシュに感じられ、
吸収力も強い時期です。

今の学生に留学をすすめるか否かですが、
機会が許すのであれば、ぜひ。

英語力はすぐには上がりませんので、地道に勉強して、
コロナ後を見据えて、今から準備してみてはいかがでしょうか。

コロナが収束した頃には、留学の準備も整っているはずです。

『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)が4/26に発刊

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)という本が、明日(4/26)デビューします。

大学で10年以上デジタルマーケティングに関する講義で携わってきていて、
これまで、受講した大学生がWEBショップを立ち上げて、
数百万円の売上をあげたり、
長年一緒にデジタルマーケティングに取り組んでいる企業が生み出している成果など、
これまでの年月の集大成といえる内容となりました。

30社以上の事例が出てくるのだけど、
取材して話を伺ったり、
1社1社、編集者さんと手分けして許諾の連絡をとったりしていったのですが、
本当に素敵な企業や団体ばかりで、
書籍で紹介できること、とてもうれしく思います。

たしかに文章を18万字くらい書いたのは私かもしれないけど、
読者目線でわかりやすい構成にして、
載せられることと載せられないことの区別をして、
編集くださったのは出版社の編集者さんで、
最終的には十数万字程度にスッキリ読みやすく編集くださいました。

手元に、出版直前の見本誌があるのですが、
フルカラーで、大野文彰さんの素敵なイラストも入っていて、
著者の力はごく一部でしかなく、
査読的に携わってくださった方、
ブックデザインの方、DTP、、、
多くの人の力を合わせて、分厚い1冊になりました。

通常、本というものは、
著者の書きたいことだけを書けるわけでなく、
必ず制約があるものだけれど、
今回、著者理論の消費者の行動心理モデル「AISARE」をはじめ、
書きたいことしか書いていないほどです(笑)。

企画から約1年かけて、形になりました!

まだ発売前ですが、いくつかの教育機関からお声がけいただくなど、
すでに反響が入り始めていて、その速さに驚いています。

のびのびと書かせてくれた出版社には感謝です。

TBS『アッコにおまかせ!』に取材協力

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

TBS『アッコにおまかせ!』に取材協力しました。
日曜日のお昼の和田アキ子さんがメインの番組ですね。

私は、TBSのディレクターさんからの電話での取材に応じて、
世界一稼ぐYouTuberライアンくんのニュースに関してコメントしました。

放送は、昨日2021/1/31(日)だったのですが、
取材依頼があったのが、放送日の前々日(金曜日)でした。

番組のディレクターさんが、検索でこのカティサークのサイトへアクセスしたんですね。
それで、これまでにも同じTBSの『グッとラック』や
テレビ朝日『サタデーステーション』などの番組へコメントしていることなどから依頼があったようです。

アメリカ在住で、全世界的に人気のライアンくんですが、お父さんが日本生まれということで、
昨年あたりから、日本でも講談社から出版したりしていて、
日本でも人気になりそうですね。

「ダイヤモンド・オンライン」より取材

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

しばらく前に取材依頼があり、この度「ダイヤモンド・オンライン」へ記事として掲載されました。

最近のYouTuberのビジネスモデルについて解説しました。
YouTuberのビジネスモデルは多様化しています。
YouTube内で広告で稼ぐというのは、収入の一面でしか無く、
YouTubeを活用して、YouTube外でも売上を上げているYouTuberは多いものです。

ライターさんから依頼を受けて、
電話取材に応じたのが、昨年12月だったので、
今回は掲載までに1ヶ月くらいかかるんですね。

媒体側の判断として、掲載のタイミングをはかっていたようです。

こういった記事は「ダイヤモンド・オンライン」だけでなく、Yahoo!ニュースなどへも転載されることが多いです。
ライターさんの腕が良いようで、記事がYahoo!ニュースランキング1位になることもあるようです。

たしかに、過去にもこのライターさんより何度か取材を受けているのですが、
その時もYahoo!ニュースのランキングで1位になってました。

そんな記事を書いたのは、岡田光雄さんという腕のあるライターさんです。

YouTubeの多様化するビジネスモデルについて、読みやすくまとまっていると思います。

YouTuberのビジネスモデルについて、ダイヤモンド・オンラインにて読めます。
どうぞご一読ください。

テレ朝「サタデーステーション」に有識者コメントにて取材協力

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

テレビ朝日「サタデーステーションからの取材」

テレビ朝日から取材を受けました。
「サタデーステーション」という番組です。

世界のYouTuberランキング1位のライアン君に関することでした。
1年間で30億円を稼ぐYouTberですね。
世界ランキング1位は3年連続となります。

高島彩の「ニュースのあや」というコーナーで特集され、私は、有識者コメントとしてイラストで出てます。

取材も、今は、オンラインで受けられるので、便利ですね。報道局のディレクターさんと、Zoomで40分ほど話しました。

取材は放送の前日に行われて、そこからイラスト化などをしているので、
テレビの制作って、本当にスピーディーですね。

短く限られた時間で正確に裏をとって番組を作っていくのは骨の折れる仕事だと思います。
テレビで制作をしている人たちは非常に優秀ですね。
要領よく手際よく進めていきます。

テレビ朝日の担当ディレクターに、
どのようにして連絡をしてきたかと聞いたところ、
ウェブで検索して押切の掲載記事を見つけて、そこから押切孝雄の名前で検索をして、
カティサークのサイトへたどり着いたと言いました。

サイトに来てみるとこれまでにもテレビなどで取材を受けていてその対応力を見て依頼となったようです。
私は、取材を依頼されると、取材メモを作ります。
今回はワードで9枚ほどになりました。
そのメモの一部を下記に紹介します。

押切孝雄インタビュー質問案

◆Q1)ライアンくんの動画がここまで人気なのはなぜか?

A:本質的には誰にもわからないが、下記のようにいくつかの手がかりはある

・再生数が多かったり、「視聴者維持率」の高い動画は同じジャンルの「関連動画」で出てくる確率が高まり、視聴されやすくなる

・コンテンツが多い(2015年の公開から、1000本以上)
・2020年現在、基本的には毎日更新している

・特にプレゼントを開ける際の「アンボクシング」動画で、ライアンの無垢な反応に惹かれる
・子供は子供が出ている動画を見る傾向がある

・人気が人気を呼び視聴する人が増幅する

・子供は成長するので、その過程を追うのも楽しい
・米国の小売店(ウォルマートやターゲット)などでもライアンブランドの商品が売られている(後述します)

・3歳の時に初公開

・タイトルの付け方がSEO的に正しい:例:1本目2015年3月16日「kid playing with Lego Duplo Number Train」

◆Q2)ほかにも子供youtuberはたくさんいると思うが、ライアン君ならではの魅力は?

→笑顔、動き、(子供独特のキー高めの)しゃべり方、愛らしさなどがあります。

◆Q3)ライアン君のキャラクター?

→はい、上記のようなライアンくんのキャラクターの要素は大きいです。

◆Q4)「子どもは子供が出ている動画を見る傾向がある」なにか理由はあるのか?

→逆に言うと、小さな子供は大人がメインのYouTube動画を見ていて、理解できないことが多くあります。言葉(単語・語彙)や、内容・ネタなど。
それに対して、子供がメインの動画では、ほとんどのことが理解できます。また、出演している子供も、一般人の延長線上にいるような距離感で、感覚が近いから面白く感じます。

◆Q5)なぜ子供向け動画がよくみられるのか?

調査:20~50代パパママに聞いた「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」、子どものYouTube利用は7割・2人に1人が1日2時間未満
(データは下記を引用)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000014654.html

■調査概要
・調査目的 :お子様がいる家庭のYouTubeに対する意識や視聴実態を把握する
・調査対象 :1,030名 (20~59歳の父親・母親)
・調査地域 :1都6県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)
・調査方法 :インターネットリサーチ
・調査時期 :2020年3月25日(水)~3月26日(木)
・有効回答数:1,030サンプル
・割付情報 : 以下、【属性】:有効サンプル(希望サンプル)
       【父親】:515(500)、【母親】:515(500) 合計:1,030(1,000)
・調査主体 : Hapiton!(SCデジタルメディア株式会社)、家men総合研究所(株式会社東北新社)

引用:「キッズ&ファミリー向けコンテンツが増えていて、既に充実している」という回答(27.3%)が最も多く、4人に1人は、YouTube内での子ども向けのコンテンツの増加と充実度合いに満足していることが分かりました。

2人に1人は子どもにYouTubeを1日2時間未満視聴させていることが分かりました。

半数のパパママは、子どもがYouTubeに集中してくれるので助かると、時間を生み出すメディアとして活用。

→実際に子供を育てていると、実感としてわかるのは、
コロナ禍のリモートワークなどもあり、どうしても、親は仕事、子供を安全に遊ばせたいという需要があります。
その時に、外遊びであれば、遊んで怪我するという危険がありますが、YouTube動画であれば、怪我のリスクがなく、安心です。

→子育て疲れも一因です。理想は、24時間365日、子供に相対することですが、なかなかできませんので、緩急のうち、緩める時に見せることはあります。

宿題をやったとか、何かのご褒美、息抜きにYouTubeを見せることがあります。

◆Q6)子どもが出ている動画は親が安心して子供に見せられるなどの理由もあるのか?

→過去には、子供向けと見せかけた有害な動画もありました。「アナと雪の女王」のエルサが悪さをしまくるような創作動画です。
↑「エルサゲート」動画と言います。
『アナと雪の女王』の「エルサ」と政治スキャンダルなどの接尾語「gate」(←例:ウォーターゲート事件)を組み合わせた造語

参考:
https://toyokeizai.net/articles/-/217730

YouTubeはエルサゲート動画を削除する一方で、なかなか減らないという実態がありました。
現在は、YouTubeのAIのアルゴリズムが優れてきていて、エルサゲート動画は激減してきています。

その点、子供が出ていて、適切に編集された動画には悪意のある動画が少ないです。
チャンネルとして運営者がしっかり運営しているので安心できます。

「YouTube Kids」という子供用のアプリがあります。
https://www.youtube.com/kids/

子供向けに厳選されたコンテンツを視聴できます。
「未就学児向け」、「小学校低学年向け」、「小学校高学年向け」といったカテゴリを選択できます。

◆Q7)youtubeが子供に受ける理由は?

→テレビと同じで、動画自体に目を奪われます。新しいもの、初めて見るものに釘付けになります。
見たいコンテンツが関連動画で出てきて、次から次へと見られます。

◆Q8)(お年寄りにもわかるように…)youtubeで稼ぐことができる理由は?

→主に広告と企業案件です。
広告:TVのCMのように、YouTube動画視聴時に流れる広告です。これをつけることで、広告が再生されると、広告が再生された分だけ収入になります。

企業案件:企業から提供された商品を、動画内で紹介することの見返りに企業から得られる収入です。

◆Q9)そんなに稼げるのか?だいたい1回見られるといくらみたいなことは言える?

→1回いくらと決まった金額はありません。そのため、1回見られるといくらとは言えませんが、チャンネル登録者数10万人を超えるYouTuberであれば、生活をするのに十分な収入をYouTubeの広告収入から得ている者も少なくありません。

◆Q10)広告以外にも収入を得る仕組みはあるのか?

→先述の企業案件があります。
さらに下記のような収入を得る方法があります。

◆YouTube内での収入を得る仕組み例
メンバーシップ(ファンクラブ)
スーパーチャット(投げ銭)

◆YouTube外での収入を得る仕組み例
ライブイベント
セミナー
オンラインサロン
出版など

◆Q11)ライアンくんの場合、おもちゃメーカーからもらう紹介料的なものもあるのか?

→ライアンくんほどの有名人となると、米小売ウォルマートやターゲットなどと契約をしており、ライアンくんオリジナルブランドのおもちゃを販売しています。

◆Q12)youtube「子ども向け動画」への広告配信中止との記事を見たがどういうことか?

 https://forbesjapan.com/articles/detail/31660

→経緯:
米国の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)では、保護者の同意なく13歳未満の子供の個人情報を収集することを禁じています。
しかし、連邦取引委員会(FTC)によれば、YouTubeは、子供の閲覧履歴に対して、同意なしに「ターゲティング広告」を配信してきました。
そこで、YouTubeは、1億7000億ドル(180億円)の罰金を課せられました。
YouTubeは、改善策として、子供向けの動画で収集した個人データを広告に活用しないことを発表しました。
その結果、2020年1月から、子供向けのパーソナライズド広告の停止と、コメント・通知の廃止となりました。

パーソナライズド広告とは、YouTube側がユーザーの閲覧履歴に基づき、興味関心に応じた広告を配信する広告のことです。「ターゲティング広告」と呼ぶこともあります。

しかし、パーソナライズド広告は停止となりましたが、個人情報に基づかない、一般的な広告自体は表示可能です。
パーソナライズド広告の方が、視聴ユーザに最適化された広告のため、広告が最後まで見られる傾向があります。そのため、パーソナライズド広告が設定できた方が、チャンネル運営者にとっては、収益は多くなります。

◆Q13)ライアン君の動画には普通に広告が出ているが…

→ライアンくんの動画が、子供向けと認識されていれば、「ターゲティング広告」は配信されません。しかし、個人情報に基づかない一般的な広告となります。

子供向けかどうかは、チャンネル運営者側が、動画をアップロードする時に選べる他に、
実際に子供向けかどうかは、YouTubeが決めています。

参考:
子供向けコンテンツとして認識されるものは、
「子供もしくは子供のキャラクター」「人気の子供向け番組やアニメキャラクター」
「子供のおもちゃを使用したお芝居や物語」「ごっこ遊びや創作遊びなど、子供が主役の一般的な遊び」
「子供向けの人気の歌、物語、詩」などをメインとしたものを指す。

ミヤギテレビ「ミヤギnews every.」への取材協力

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

先日ミヤギテレビの番組「ミヤギnews every.」にてYouTubeに関する特集があり、遠隔にて取材協力をしました。

テーマは「YouTubeの可能性」で、仙台のご当地YouTuberや、宮城県在住で人気が全国区の家族YouTuber、さらに宮城県警のYouTube活用に関して事例が紹介されました。
そこに、専門家の話として、私へのインタビューが挟まる構成でした。

在京キー局の場合は、ADやディレクターから問い合わせが来るのですが、地方局は若手アナウンサーがリサーチから取材対象へのインタビュー、そして出演までをこなす傾向があります。
今回の「ミヤギテレビ」だけでなく、「中京テレビ」の時も若手のアナウンサーがジャーナリスト的な動きをしていました。

今回もアナウンサーから直接問い合わせをいただいたのですが、放送中に話している言葉がアナウンサー自身の取材を通した咀嚼された言葉なので、放送を見ていても信頼感があります。
ちなみに取材はzoomではなくFaceTimeでした。

下記に、取材時に用意した内容を紹介します。

YouTubeの影響力


日常的に接しているメディアであり、影響力は大きい

東京の大学生200名超へのアンケートを取ったところ、毎日YouTubeを見る人75%、2日に1回を含めると、約9割がYouTubeに接している。
逆に、YouTubeをほとんど見ない人は3%程度しかいない
(アンケート:200名超、大学2年〜4年生、男女半々、2020年6月中旬)

大学生だけでなく、未就学児から大人まで広く視聴されている。
小学生の「なりたい職業ランキング」の上位に入る、あこがれの職業となっている

ちなみに、2005年にYouTubeがスタートしてから、今年2020年で15年になる。

コロナ禍におけるYouTubeの可能性


娯楽面でも、ビジネス面でも、教育面でも、採用面でも、可能性はとても大きい

直近のデータ:コロナ渦で、YouTubeの視聴が増えたと答えた大学生7割以上
(東京の大学生200名超へのアンケート結果)

コロナ渦での事例:

教育の事例:これまで通学して相対で行っていた幼児教室が、コロナ渦により自粛となったが、
YouTubeの限定公開機能を活用して、自粛中も学びを止めなかった。
 子どもたちは、自宅で学習を継続できた。

習い事の事例:ダンス教室で、通学ができなくなったが、ライブ配信(インスタライブ)を行った。

芸能人によるYouTubeチャンネル開設も増加している
(たとえば、小島よしおの小学生向けの学習チャンネル「小島よしおのおっぱっぴーチャンネル」)
https://www.youtube.com/channel/UC-46-Tim9-pbw6BfG6bBnmA/videos

一般人が有名人になれるということ


宮城県在住のユーチューバー家族「れのれらTV」
https://www.youtube.com/channel/UCw3RCydc5_K74047gunkeaw

一般の方が簡単に世の中に情報発信できる世の中になったことについて

YouTubeは、万人に開かれているので、誰でも情報を公開できる。
YouTubeであれば、無料で世界に発信できる。お金がかからない。
人気になれば稼げる(後述)。

YouTube発の有名人(YouTuber)も多数出現している。

ジャンルは実にさまざま
これまで、WEBサイトで写真と文で紹介されていたコンテンツも動画化している。
たとえば、「料理レシピ」も家電などの「レビュー」も動画の時代になった。

専門性がある人が情報を公開していくのに向いている。

ただし、人気になるかどうかは別問題。
かつては、単発での面白さで良かったが、現在は、継続してコンテンツを作っていくチャンネルであるかが重要

これまでは、テレビではやりにくいような、過激な映像・言動の動画も散見されたが、
YouTubeでも規制がかかってきており、現在は過激さではなく、クオリティに転化してきている。

芸能人や一流スポーツ選手によるYouTube参入が相次いでおり、
現在は、YouTuberの数が多く、過当競争に陥っている。

やはり、また見たいと思わせるオリジナルコンテンツであることが重要。

視聴者を飽きさせないために、動画の制作スキルが必要であるが、
動画の制作スキルがなければ、外注すれば良い。
ただし、費用はかかる

専門性が高く、トーク内容で勝負するのであれば、編集は最小限で、凝った動画にする必要はない。
事例:メンタリストDaiGo
 https://www.youtube.com/user/mentalistdaigo/videos

事例:山本一郎やまもといちろう
https://www.youtube.com/channel/UCYngjP_3hOC-yu2A077rKbQ

仕事ととしても成り立つ?


YouTuberという意味では、狭き門です。
成功しているYouTuberは毎日動画をアップしている者も多く、クオリティの高いコンテンツを日々量産するのは簡単ではない。
目指して成功するのは100人に1人いるかどうか

企業動画という意味では、会社の情報をYouTubeで公開して、売上につながるということはあります。
多くの企業で実施されています。
事例:PlayStation Japan
https://www.youtube.com/channel/UCaghC0OZwAdidMrbvxkcrPg

YouTubeに動画を公開する企業が増えているので、
動画制作の会社も増えている

また、YouTube向けの事務所や、PR会社など、
YouTubeの周辺産業が盛り上がってきています

採用面接・仕事への活用は?の観点で

宮城県警 初の「採用動画」
コロナ禍により予定していた採用説明会などができず苦肉の策で始めたそうですが
普段見られない警察官の一面が見られてちょっと話題になりました。
https://www.youtube.com/channel/UC-Q7GgeTZXKbIeorVu5e0jQ
 
就職採用などにもつながるYouTubeの可能性などについて

採用動画や企業の動画をYouTubeで見たことのある人:45%(東京の大学生200名超へのアンケート結果)
2年生がメインの講義アンケートでも4割以上の学生が企業の動画を見たことがあると答えた
就職活動をする4年生だけをアンケート対象とすれば、なおさら増える

第一志望の会社の情報は長くても見る傾向がある

採用も動画化
プロモーションビデオのようにきれいな動画ではなく、手作り感のある動画の方がむしろ、実際に働く人のチームワーク、仲の良さ、関係性が感じられる
「警察には夢がある」動画も、動画の撮影・編集自体は手作り感があるが、シナリオと構成がよく練られている。

就職活動する人は、どんな仕事をするかだけでなく、どんな人が働いているのか、実際に働いている人たちのことを知りたい。
従来、WEBサイトでは、先輩紹介などのコンテンツは人気があり、閲覧数の多いコンテンツである。

これは動画でも同じ。
写真と文字のWEBコンテンツだけでなく、動画の方がより情報が多い。
企業の志望者にとっては、より深く知る機会になる。

今後のYouTubeの使い方


利用者としての使い方:

エンタメから学習コンテンツまで多種多様にある。
動画を見始めると、ついつい見すぎてしまい、時間が経つのを忘れてしまうもの。
時間がいくらあっても足りなくなる。
「再生速度」の調整ができるので、再生速度を1.25倍とか、1.5倍とか早めて視聴すると、時間を有効に使える。
中毒にならない程度に上手に付き合ってみては

YouTuberとお金

人気のYouTuberとなれば、職業として生活できる金額にはなる。
収入は3つ

1: 広告モデル
YouTubeからの広告収益
チャンネル登録者数1000人以上、総再生時間4000時間(年間)以上の場合に広告をつけられる

→個別に異なり、チャンネル登録者数、動画の本数と、長さにもよるが、
毎日投稿しているチャンネル登録者数10万人のYouTuberで、月額広告収入が100万円程度の人もいる(年収換算で1200万円)
チャンネル登録者数100万人では、数千万円から1億円を超える場合もあると想定できる。
ただし、広告収入のため、上振れ、下振れはある。

2: 企業案件
企業からのタイアップ案件(事務所を通す場合と、所属事務所がない場合は直接での依頼がある)
事務所を通す場合は割高になるが、適切なYouTuberを紹介してもらえる

3: 他メディアへの露出
出版、イベント、テレビなど

【2020年度版】大学生のSNS利用率・PCスマホ普及率アンケート調査結果(最長で10年分)

 

最新版(2021年度版)はこちらです。

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

大学で開講している「WEBマーケティング」講義が今年で10年目に入りました。

今年はコロナウイルスの影響で、1回目の講義が2020年5月のGW明けとなりました。
オンライン講義にて大学生にSNS利用に関するアンケート調査を実施しました。

アンケートの第一弾がまとまりましたので、シェアいたします。

2020年の対象は、東京23区内にある大学の主に経営学部の2年から4年生です。

履修者は約260名超へと増えました。

うち2020年のアンケートの有効回答数は253です。

今回のアンケートは、デバイス(パソコン、スマホ、タブレット)の所有率と、
SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTok)のアカウント開設率についてのアンケートです。

SNSアカウント:Twitterの開設率

はじめにTwitterアカウントの保有率からみていきましょう。

2020年のTwitterアカウント所有率は91%でした。

Twitterに関するアンケートは2013年からとっていますが、
この間、低い年で83%、高い年は95%の間を推移しており、全期間にわたって8割以上と高位で安定しています。
社会人では、Twitterは毎日利用する人としない人で比較的はっきり分かれると思います。また、Twitterは過去に使っていたけれど、今は使わなくなって久しいなという人も相当数いるのではないでしょうか。
これが、
大学生となるとTwitter利用は活発です。

ニュースはニュースアプリではなくTwitter、
検索は、Google検索ではなくてtwitterで検索をする学生もおります。
Twitterは、大学生が利用しているSNSのド定番といえそうです。

SNSアカウント:Facebookの開設率

続いて、Facebookです。

Facebookは、2011年から10年間アンケートをとっていますが、
2014年の76%をピークにして下落が続いています。
2020年は26%と、ついに4人に1人まで下げました。

やはり、大学生にとっては、自分のお父さんが使っているSNSで私生活をさらすのは抵抗があるというのは理解できます。
Twitterと違ってFacebookは実名制という点もハードルが高い要因になっています。

SNSアカウント:Instagramの開設率

続いてInstagramです。

Instagramは大学生の間でのFacebookの凋落とは裏腹に拡大が続いています。
アンケートを取り始めた2015年から一貫して増加して、昨年2019年には90%に達しました。
そして今年2020年は86%という結果でした。
四捨五入すれば9割ですので、大学生にとっては、Twitterと並び2大SNSといえます。

写真がメインということと、芸能人などの著名人も活用しており、
華やかなものや現在のトレンドをキャッチアップするのに活発に利用している実態が見て取れます。

SNSアカウント:LINEの開設率

つづいてLINEです。

LINEの2020年は、100%という結果でした。
日本人の学生はほぼ持っています。
海外からの留学生はLINEにアカウントを持っていないこともあります。したがって、
これは留学生の人数とも関係します。
今年2020年は、コロナウイルスの影響で日本へ渡航できない関係で、海外からの留学生が限定的ですので、高いLINEアカウント率となりました。

SNSアカウント:TikTokの開設率

さて、つづいてはTikTokです。

TikTokは、昨年2019年からアンケートを取りはじめて今年で2年目です。
2019年に38%で、今年2020年は37%ですから、横ばいですね。

3人に1人程度です。
9割前後のInstagramやTwitterとは大きな開きがあります。
TikTokは大学生というよりは、もう少し若年の高校生に人気なのかもしれません。
とはいえ、キャズムは超えていますから人気アプリには違いありません。

自分のパソコンの所有率

次は、パソコンの所有率についてみていきましょう。

パソコンについては、家族のパソコンではなくて、自分のパソコンを持っているかどうかのアンケートです。
「自分のパソコンを持っている」と答えた学生は、例年5−6割程度で推移していたのですが、今年は8割へと増えました。
やはり今回のコロナウイルスの影響により、自分のパソコンを購入した学生が増えました。

スマートフォンがこれほどまでに使いやすくなった現在で、自分のパソコンがなくても事足りるといえばそうかもしれませんが、
やはり勉強をするなら、パソコンがあったほうが画面も大きくキーボードもありますので、格段に仕事効率は良いだろうと思います。

スマホ:iOS vs Android

つづいてスマートフォンです。

スマートフォンの保有率は、100%です。
朝起きたら顔を洗うように、家を出るときは靴を履くように、スマートフォンは日常に欠かせないガジェットとなって数年がたちました。

そこで、今年2020年は、iPhoneか、Androidのスマホなのかを聞きました。
すると、iPhoneが94%でした(アンドロイドは6%のみ)。大学生はiPhone好きなんですね!

これは東京の大学に在籍している学生に限ったことなのか、日本全国で同じ状況なのかは興味があります。もし東京以外の都市で教えられている教員の方がおられましたら、ぜひアンケートをとって、結果をシェアくださいませ。

ちなみに、現在の大学生がはじめてスマートフォンを持ち始めたのがいつなのか?
中学生になったときに買ってもらったのか、小学3年生の時にはすでに親から防犯のため持たされたのか、
そのあたりは、別の週にアンケートを取る予定でおりますので、
結果が出てまいりましたらまた別途シェアしたいと思います。

自分のタブレットの保有率

タブレットの普及率は2020年は20%でした。
この数年は20%台であり、それ以上上昇する気配はありません。
たしかに、iPad proは新聞の画面も収まって紙の新聞いらずになりますし、
アップルペンシルで手書きできて使いやすいです。
ただし、大学生にととっては、タブレットは、大きな画面のスマホという位置づけを脱しきらず、
ファーストチョイスはスマートフォン、
セカンドチョイスはパソコン、
そして、サードチョイスにタブレットという実態が見て取れます。
ちなみに、スマートウオッチやVRのヘッドセットは、フォースチョイス、フィフスチョイスですね。

講義をみたデバイス

今年2020年は、私が大学で教えている「WEBマーケティング」講義もオンラインとなりました。
そこで、1回目に「講義動画を見たデバイス」を聞いたところ、「自分のパソコン」からが62%、「家族のパソコン」が10%で7割がパソコンからでした。また、タブレットも8%おりました。スマホからが2割ですね。

「自分のパソコンを持っている」学生が8割いるのに、そのパソコンを使って実施に講義を見た学生は62%にとどまっているところは気になります。宝の持ち腐れとならないように有効活用するように2回目の講義動画で伝えたところです。

また、スマホからの視聴が2割おりますので、小さな画面でもはっきり読めるように講義スライドの文字を大きくするなどの対応が必要です。また別途、講義資料PDFを配布するようにしています。

大学生のSNS利用率まとめ

2020年のSNSとスマホなどのハードウエアのアンケートをとってみて、
特にSNSは年々使う人が増えていくものと、そうでないものの潮流が見て取れました。
SNSでは特に、多くの人が使えば使うほど利便性が増す、ネットワーク効果があります。

逆に、使われないSNSは、利便性が低下します。
現在の大学生にとって、SNSは気軽に匿名でも投稿できるTwitterと、画像がメインのInstagramが双璧です。

LINEはクローズドなコミュニケーションのインフラといえます。

今年2020年は、オンライン講義で、教員は講義動画を収録して、大学のクラウドに公開してと、何かと時間がかかっております。ただ、オンデマンドでの配信ですから、何度でも再生できます。学生によっては、リアル講義よりもオンデマンド講義の方が利便性が高いと感じている人もおります。
ベストな講義内容を提供するための試行錯誤は続きます。

来年2021年も機会がありましたらシェアいたします。
ちなみに、大学の「WEBマーケティング」講義で教科書として使用している書籍がこちらです↓
Kindle unlimitedにも入っていることが多いですので、合わせてご活用ください。