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社長ブログ

リスキリングの時代

 
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現在、カティサークで企業向けのコンサルティングをしつつ、
大学で准教授をするという2足のわらじを履いているわけですが、
実は、この4月から大学院でも学んでいます。

すでに20年以上前に英国にて修士号を取得しているわけですが、
20年ぶりに、もっと深く学術的な知見を深めていきたという想いが募りました。

大学院は、社会人向けで、平日の夜や週末を中心に講義やゼミ科目が開講されています。
国立大学の経営系の大学院なのですが、教員も優秀ですし、
入学した学生も実に多彩です。

学生は、20代から60代くらいまでが在籍していて、
ボリュームゾーンは40代といったところです。

私のような大学の教員も複数名が学生として学んでいます。

そこで、計算社会科学という分野に出会い、これが面白く、
計算社会科学を専門にした先生のゼミで研鑽を積んでいます。

新しい知識を学ぶことや、論文を読んでいくことが本当に勉強になります。
現在は、一生涯学び続ける時代であり、リスキリングをすることで、
見えてくるものがあります。

大学院の話は、またこのブログで書いてみたいと思います。

「日経クロストレンド」へ寄稿しました

 

日経BP社より依頼いただき、「日経クロストレンド(XTREND)」へ寄稿しました。
「マーケター1年目でも使える無料ツール5選 検索ワード分析のコツ」
というテーマで5000字くらい書いたものを担当編集者さんが編集くださったものです。

有料会員向けの記事となっております。
概要としては、生成AIのClaudeで方向性を定めたのちに
Googleキーワードプランナーなどのツールを組み合わせて活用することで、
新人でも自社サイトのコンテンツ提案ができる手法をまとめています。

1年のスピード

 
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文京学院大学 経営学部で准教授をしてほぼ1年間となります。

年を取るごとに1年を感じるスピードが年々速くなるといいますが、
新しいことの連続で、この1年間、実に長かったです。

新しい科目を持ったということもありますし、
初めて本格的にゼミ生を持ったということもありますし、
大学内の新しいフィールドワーク(プロジェクト)を担当したこともあります。
学内の委員会や、入試業務などもありました。

そして、その1つ1つが当初の予定通りすんなり終わらず、
必ず何らかの変更が出てきます。

変更変更の連続で、平日だけでなく、土日も対応することがよくありました。
(大学教員は裁量労働制なので、あまり休むという感覚がありません)

私は、2足のわらじですので、
大学だけでなく、カティサークの仕事もあります。

カティサークで実践的デジタルマーケティングをしていることが
大学でも活きますし、その逆もまたしかりです。

振り返ってみると、今年が40代最後の年となりますが、
40代のどの1年をとってみても、今年度が最も長いと感じた1年でした。

まだ、3月の末で1年が終わっていないのが不思議な感覚です。

来週4月からまた新しい1年がはじまります。
今年度よりももっと長く感じる1年間となるなどうかはわかりませんが、
目の前の1つ1つについて、敏感に感じ取っていきたいと思います。

アメリカ・マーケティング協会(AMA)の冬季カンファレンス

 
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アメリカ・マーケティング協会(AMA)の冬季カンファレンスへ行ってきました。
世界で最も歴史のあるマーケティングの学会です。
今回の場所は、米国フロリダ州セントピートビーチでした。

発表は研究者から博士課程の学生まで様々でしたが、世界中37カ国から集まっており、層が厚いです。

3日間に渡り開かれました。セッション数では「消費者行動」関連が一番多かったように思います。
次いで「デジタル&ソーシャルメディアマーケテイング」で、注目度が高かったのは「データサイエンスと生成AI」のセッションでした。
私はほぼ「デジタル&ソーシャルメディアマーケテイング」をセッションに参加していました。

日本からも、日本を代表する著名な先生方のチームが2チームほど、ポスターセッションに出ていました。

また、偶然にも、私がロンドン留学時に当時講師だったインド人の先生が、たまたま学会に参加していて20年以上ぶりに再会できました。
その先生の家へ何度か遊びに行ったこともあり、20年以上経ちますが、覚えていてくれました。
20年経ちますが、一瞬にしてロンドン時代に記憶が戻りますね。
現在は、イギリスのとある名門大学のマーケティング専攻の学部長をしているようです。

さらに、台湾出身で、現在アメリカ東部の大学で教員をしている先生と気があってさまざま情報交換ができました。
学会の全日程が終わってからも、ランチを一緒にしながら深く話し込みました。
共同研究しようと言っていただけたりもしました。帰国後にもやりとりをしています。

それに応えるべく、個人的には、もっと自分の研究分野を精緻化して世界的に発表していけるようにという課題が見つかりました。
大きな刺激を受けました。

研究分野が近い人と話せることは、学会のメリットですし、人とリアルにつながれることは、コロナが終わってみて再確認できる素晴らしさだと思います。

米国マーケティング学会のカンファレンスへ

 
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こんにちは、押切孝雄です。

米国マーケティング学会(American Marketing Association)という学会があります。
マーケティングの学会です。

コロナも明けまして、リアルでの学会となります。
2月下旬にフロリダで学会が開かれる予定で、これに行ってきます。

私の専門がデジタルマーケティングなのですが、
これに関連する「デジタル & ソーシャルメディアマーケティング」というセッションがいくつもあります。

近年のソーシャルメディアの影響力の拡大をうかがわせます。
この分野の発表数も多いので、この機会に世界から集まる研究者と直にコミュニケーションを取れればと思っています。

現代のマーケティングは、デジタルやデータ、AIとは切り離せなくなりました。
アカデミックな領域でどんな研究が盛んなのかなど、
行ってみてわかったことは、また書いてみたいと思います。

とはいえ、米国の物価高に加え、1ドル150円の為替相場は恐怖でしかありませんけれど。

カティサークは「20周年」となりました

 
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こんにちは、押切孝雄です。

カティサークが創業したのが2004年です。
2005年に法人化しました。

ということで、今年が創業20周年となります。

この20年を振り返ると、いくつかのターニングポイントがあったと思います。
2004年は、企業ホームページというものが成果を上げてきている状況でしたので、
売れる仕組みとしてのホームページ制作とコンサルティングは、底堅い需要がありました。

おかげさまで多くの顧客企業に恵まれ、
それらのエッセンスを、
2008年には、『グーグル マーケティング!』(技術評論社)という書籍にまとめました。

その後も『YouTubeビジネス革命』(毎日新聞社)など複数の書籍を出してきました。

2011年には、文京学院大学や東北芸術工科大学などで、非常勤講師として、WEBマーケティングに関する科目を中心に教えていきました(東北芸術工科大学は2012年まで)。

2014年には、『Webマーケティング集中講義』(マイナビ出版)を出し、明星大学でも非常勤講師を拝命しました(2017年まで)。

この頃になると、FacebookやX(旧Twitter)などのソーシャルメディアが台頭してきて、ソーシャルメディアマーケティングが企業にも浸透してきました。

2017年には、『Web・SNS入門』(実業之日本社)の監修を務めました。
YouTubeのビジネス活用に関する書籍も出していたので、新聞、テレビ、ラジオ局からの取材も増えてきます。

2021年には、戸板女子短期大学にて専任講師として、情報・ビジネス関連科目を中心に教えました(2023年まで)。

そして2023年からは、文京学院大学 経営学部にて専任の准教授としてマーケティングを中心に教えています。

この20年、企業向けのコンサルティングをずっと続けています。
実際の企業の場面でのデジタルマーケティングは、学生を指導するときに役に立ちます。

また逆に、アカデミックな世界で理論化されていることを実際の企業のマーケティングに活かすにはどうしたらよいかと考えて実装します。
すると、成果が出ます。

この2つは車輪にたとえると両輪であり、
どちらも重要で、どちらか一方がかけたら成り立ちません。

というわけで、企業向けコンサルティングと、大学での仕事と2人分の仕事をしています。
どちらも好きな仕事で、クライアント(企業と学生)の成果を上げるにはどうしたら良いかと考えておこなっています。
本日は日曜日ですが、カティサークの事務所でこれを書いています。

ちなみに、日曜日に事務所に来るモチベーションは、皇居ランです。
カティサークの事務所から皇居が近く、皇居ランもかれこれ20年目となりました。
(走るのが好きなんです。皇居ランは、通算何百周かは走っています)

そう考えると、この20年はとても充実した年月でした。
そしてこれからも、クライアントとともに歩んでいきたいと思います。

【2023年度版】大学生のSNS利用率・PCスマホ普及率アンケート調査結果(最長で13年分)

 
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こんにちは、押切孝雄です。
2011年から大学で教え始めて、13年目となりました。

今年も恒例となりました「大学生のSNS利用率・PCスマホ普及率アンケート調査結果」(最長で13年分)を紹介いたします。

いつも通り、私が教えている大学の学生に協力いただいたアンケート結果となります。
2023年度の対象は、東京23区内にある大学の主に経営学部の1年から3年生です。
2023年のアンケートの有効回答数は141名です。

したがって、都内の私大生というバイアスがあることをあらかじめご確認ください。

今回のアンケートは、SNS(X 旧Twitter、Facebook、Instagram、TikTok)のアカウント開設率と、デバイス(パソコン、タブレット)の所有率、さらに動画制作の経験についてのアンケートです。

SNSアカウント:X(旧Twitter)の開設率

今年もっとも世間を騒がせたSNSといえば、X(旧Twitter)となるでしょう。
イーロン・マスクによる買収に続き、アプリ名変更と大いに揺るがしました。
その2023年のX(旧Twitter)ですが、大学生のアカウント所有率は94%でした。

大学生の場合は、自分のアカウントからもちろんポストする場合もありますが、
好みのアカウントをフォローして情報を収集する目的で利用している人も多く存在します。

X(旧Twitter)は、大学生が利用しているSNSの定番といえます。

SNSアカウント:Instagramの開設率

続いてInstagramです。


Instagramはアンケートを取り始めた2015年から一貫して増加して、2019年には90%に達しました。
そして昨年2022年は92%という結果でした。
さらに今年2023年は92%で、高位安定です。

約9割ですので、大学生にとっては、X(旧Twitter)と並び2大SNSといえます。

もともとInstagramは写真がメインのSNSでしたが、
この数年で、TikTokやYouTubeショートなどのショート動画の流行もあり、
Instagram内での動画投稿が充実してきています。

ただ、TwitterもInstagramも100%にはなりません。
LINEは、誰もが利用するインフラとなっている点を踏まえると、
この2つのSNSは、いくらメジャーになっても使わないという選択をする大学生も一定程度いることがわかります。

SNSアカウント:Facebookの開設率

続いて、Facebookです。

Facebookは、2011年から13年間アンケートをとっていますが、
2014年の76%をピークにして下落が続いています。

2023年は18%まで下げました。
年齢層の高いSNSの代表格のFacebookに2割弱の学生がアカウントをもっていることに
逆に驚く方もいると思います。

しかもFacebookは実名制である点もハードルが高い要因です。
それでも、登録しているというのは、好奇心旺盛な大学生が一定程度いるということを示唆しています。

SNSアカウント:TikTokの開設率

TikTokは、2019年からアンケートを取りはじめて今年で5年目です。
2019年に38%で、今年2023年は82%と、もっとも伸びたSNSとなりました。

9割程度のInstagramやX(旧Twitter)とほぼ差がなくなりました。
もともと高校生などのより若年層に人気のアプリだったため、
高校時代から利用している層が大学生になったともいえます。

現在、大学でもTikTokに公式にアカウントを開設する場合が増えており、
大学生のみならず、大学進学を検討する高校生向けにも有効なメディアとなっています。

自分のパソコンの所有率

次は、パソコンの所有率についてみていきましょう。



パソコンについては、家族のパソコンではなくて、自分のパソコンを持っているかどうかのアンケートです。

「自分のパソコンを持っている」と答えた学生は、
例年5−6割程度で推移していたのですが、2021年と2022年は9割を超えました。

これは、コロナ禍の影響で、自宅からパソコンでオンラインやオンデマンドの授業を受ける学生が
自分のパソコンを購入したからですが、
今年2023年は、コロナ禍を脱して、84%とやや戻した結果となりました。

このあたりは、世相をリアルに反映していることがわかります。

スマホ:iOS vs Android

つづいてスマートフォンです。


iPhoneが90%でした(アンドロイドは10%のみ)。
大学生のiPhone好きの傾向は、少なくともアンケートを取り始めた2019年から、ずっとつづいています。

ただ、この4年で円安が進行し、今年2023年には、1ドル150円台までになりましたし、
iPhone自体も値上げで高くなってきています。
iPhone15 pro maxは、1台24万円以上する場合もあります。

すでにiPhoneは高級品といえます。
さらに、競合製品として、GoogleのPixelシリーズなどのAndroidの高機能スマホも出てきています。
今後は、少しずつ、Androidのシェアも増えてくるのではないかと推測しています。

自分のタブレットの保有率



タブレットの普及率は2023年は40%でした。

大学で講義をしていると、紙のノートやルーズリーフに板書をしている学生が圧倒的に多いものの、
パソコンやタブレットにメモしている学生も少なからずおります。

また、コロナ禍で、タブレットを購入した学生もいたことが推察されます。

動画制作の経験

動画制作の経験について聞いたところ、昨年2022年に45%、今年2023年には67%の学生が
動画を作ったことがあると答えました。

これは、TikTokやYouTubeなどの動画が流行っていることと、
スマートフォンで気軽に動画を作れるアプリ(たとえば、Capcut)があるからです。

昨年とくらべても伸びています。
大学によっては、大学公式のYouTubeやTikTokに大学生が作った動画を公開して
高校生からの人気を博している場合もあります。

やはり、作られた動画は、学生目線となりますので、
学生が作った手作り感はありますが、高校生への訴求力は確かなものだったりします。

大学生のSNS利用率まとめ
2023年のSNSとスマホなどのハードウエアのアンケートをとってみて、
SNSへの参加の形が変わってきていることが見て取れます。

10年前であれば、動画制作はハードルが高く、プロが作ったものを見るものでしたが、
現在は、気軽に自分のスマホで撮った動画を組み合わせて編集して作れる時代です。

実際に、自分で動画制作にチャレンジする学生は多く、アプリでも親しんでいます。
この事実は、動画活用という、これからの企業のプロモーションや、
大学のプロモーションの方向性を示唆しているといえそうです。

ちなみに、大学の「WEBマーケティング」講義で教科書として使用している書籍がこちらです

『デジタルマーケティングの教室』マイナビ出版

文京学院大学 経営学部で、実践的デジタルマーケティングも学べます

 
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こんにちは、押切孝雄です。

現在、文京学院大学 経営学部で教えておりまして、
主には、大学進学をめざす高校生向けとなりますが、
どんな研究をしているのかについての動画を大学がつくりました。

文京学院大学 経営学部では、マーケティング・デザイン学科という学科があり、
私はここで准教授をしています。

「実践的デジタルマーケティング研究」のゼミも持っており、
学生たちと一緒に日々成長しております。

今、ちょうど高校3年生は、推薦入試なども含めると、受験本番の時期を迎えていますね。
多くの高校生が、自分の勉強したいことを学べるようにと願っています。

インナー大会とゼミ生の成長

 

こんにちは、押切孝雄です。
本日は大学のゼミの話です。

先日インナー大会という10以上の大学の研究チームが参加する大会が開かれました。
インナー大会の予選会では、
1ブロック約10チームが参加して、大学での研究の成果を競い合います。

多くのチームでは、3年生がメインです。
私のゼミは今年度の2年生が1期生となりますので、3年生はいません。
というわけで、押切ゼミでは、2年生のチームが出場しました。

この大会に向けて、4月から約半年間準備を進めてきました。
ゼミの時間だけでなく、夏のゼミ合宿を行いました。

また、ゼミ生たちは、対面で集まれない場合は、
自発的にオンラインでも集まって進めていきました。

他が3年生チームがほとんどの中で、
結果、10チーム中2位という成績をおさめることができました。

今回が押切ゼミとしてはじめての出場で、
2年生ということもあり、誰からも期待されていなかった中でしたので
上位に食い込むことができたことは、出場した学生にとって大きな自信となりました。

ただ、上位に入ったのには理由があります。

私の指導力はまだまだ限定的ですが、多くの人達の協力があったことです。
過去にインナー大会に出たことがある4年生がアドバイスしてくれたり、
長年インナー大会で好成績をあげられてきた先生が、
大変親身になって相談にのってくださったことです。
夏合宿にもお越し下さりました。

これ無しには、この成績はありません。
その意味で、1人の力では到底成し遂げられないことも、
協力して力をあわせると結果がでるということを身をもって経験しました。

何よりも、大会に参加した学生が、大会後に晴れ晴れとしていますし、
また、話をしていても、論理展開がわかりやすくなっていたり、話の内容も精緻化しています。
4月時点とくらべて、一段成長したことがはっきりとわかります。

ゼミを開始してまだ半年ですが、学生の成長が感じられる機会となりました。

12月には、大学内での成果発表会があります。
現在はそちらに向けて、ゼミ生は切磋琢磨しています。

デンマークの観光デジタルマーケティング事例:コペンハーゲンカード

 
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こんにちは、押切孝雄です。

(↑コペンハーゲンカードのWEBページ)

デンマークのコペンハーゲンにて、観光デジタルマーケティングを体験してきました。
そのうち秀逸だと感じたのが「コペンハーゲンカード」です。

このコペンハーゲンカードをもっていると、
コペンハーゲンの城や博物館などの施設、地下鉄やバスの公共交通機関、
観光ボートなどが自由に利用できるカードです。

北欧は物価が高いです。
500ml程度のペットボトルのコカ・コーラが30デンマーク・クローネ(約600円)です。

そんなコペンハーゲンで、宮殿に入ろうと思っても1人チケットが2500円程度します。
2人で5000円です。
11歳以下の子供は無料と言ってもなかなかの出費です。

2つの宮殿をみたら、家族で1万円ですので、
これでは、いくつもの宮殿や、観光スポットを回ろうと言う気にはならないのではないでしょうか。
そこでこのコペンハーゲンカードです。

期間は選べます。
たとえば3日有効(72時間)で113ユーロですので、2人で30,000円程度かかります。
11歳以下の子どもは無料です。

このコペンハーゲンカードを持っていれば、
市内のほとんどの城や観光スポットに入れ、さらに交通機関のメトロや電車も込みです。

すると、今度は人の行動が変わってきます。
せっかくコペンハーゲンカードを手に入れたなら、
さまざまな観光スポットに行こうとします。

クリスチャンポー城や、植物園や、動物園にもいけるし、
チボリ公園もこのカードで入れます。

そして、デジタルに完全移行しているのです。
もともとコペンハーゲンカードは、紙のカードであったものが現在はアプリのみとなっています。

たとえば、宮殿の受付で、スマホのアプリでコペンハーゲンカードを提示すると、バーコードを読み取って完結です。
スマホで全て完結する手軽さがあります。

やはりスマートフォンがほぼ全ての人に行き渡ったという背景のもとにこういったことができています。

ただ、お年を召した方が、植物園の受付のところで、
スマホの操作に少し手間取っていることが散見されたましたが、
多くの世代でまず問題なく使えるようになってきています。

特に、北欧のように物価の高い国では、
このようなオールインクルードのカード発行は、観光客の行動量を増加させることになりますから、
観光振興に大いに効果があるのではないかと体感してきました。