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社長ブログ

『デジタルマーケティングの教室』が書店に続々と入荷しています

 
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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

『デジタルマーケティングの教室』が発刊となってから約2週間がたちました。

さまざまな書店にて展開されています。
写真は知人が書店にて撮ってくださったものです。

↑市ヶ谷の文教堂書店様

↑神保町の三省堂書店本店様

↑川越の紀伊国屋書店

↑川越のブックファースト様

↑志木の旭屋書店様

↑東京八重洲の八重洲ブックセンター本店様

↑渋谷の啓文堂書店本店様

とてもありがたいですね。
関心を持つ多くの人へ届いていっているという実感がわいてきます。

大学の「Webマーケティング」講義でも、教科書として使用しています。

先週、今週で大学生へ配本しました。

どんな印象を持ったかと、学生が書いた感想をみると、
「フルカラーで読みやすい」、「図表が多くて理解しやすい」というものの他に、
「フォント(書体)が読みやすい」というものも。
フォントかと突っ込みたくもなりますが(笑)

たしかにブックデザインが秀逸で、読みやすい書体ですね^^

大学の役割の変化とは?(「聞く」から「やってみる」へ)

 
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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

大学で教えていて、大学の役割の変化を感じています。
講義で一方通行で教える方式は、役割を終えようとしているのではないかということです。

たしかに、100人、200人の学生を相手にして、
大きな講義室に学生を集めての講義形式は効率的です。
これまでは。

しかし、現在は、ネットがありますので、
1000人、2000人に一度に講義をしようとおもったらできるのですね。

どういうことかというと、
YouTubeなどでも、無料で、専門的な情報があります。
しかも、オンデマンド方式で、自分が学びたい時に再生すればよいわけです。

しかも、動画は編集されていて、わかりやすいものもあります。

すると、知識を提供するという観点からは、
内容によっては、大学の教員が教えるよりも
YouTubeのほうが、わかりやすいものもこれから増えてくるでしょう。

つまり、単に知識を吸収するだけなら、YouTubeを見ていたほうがわかりやすいことがあるということです。

それでは、大学の役割はなにかというと、
その先の実践だと私は考えています。

「習う」→「やってみる」→「フィードバックがある」→「改善する」

このようなプロセスがあって、人は成長していきます。
従来の講義は、「習う」なんです。

次の「やってみる」プロセスがあってはじめて、上達したり、身についていきます。

というわけで、
私が講義で重要視しているのは、実践です。

デジタルマーケティング系の科目を受けている学生には、
「実際にやってみよう」と行動を促しています。
ECについて、習うだけでなく、自分でも売ってみようというわけです。

10年前なら、ECを立ち上げるのに費用も労力もかかりましたが、
現在ならBASEで10分でECが立ち上がります。
費用も固定費ゼロ円です。

もちろんそれだけでは売れないので、
プロモーションについても実践していくことになります。
Twitterが良いのか、Instagramが良いのかなど、学びが多くあります。

また、一度に160人以上が受講している講義中にも、
学生が考えて、書いてみるワークを取り入れています。

学生が習うだけでなく、「やってみる」というフェーズへとスムーズに移行させるためです。

また、パソコンを扱う40人程度のクラスの場合には、
テーマについて、まずは1人で書いてみる、パソコンを操作してみる、
グループディスカッションをするというようなことを通して、
身につく環境を整備しています。

これであれば、大学の意味があると思います。

グループディスカッションは、
リアルに集まらなくても、オンラインの講義でもできます。

たとえば、Zoomであれば、ブレイクアウトルームを活用することでできます。

講義を聞くだけなら、自分1人でできますが、「やってみる」フェーズでは、
ディスカッションをしたり、共同作業が発生することもあります。

ここまでの経験を振り返ってみると、最終的に重要なのは、仲間・級友なんだと思います。
どんな仲間がいるか、ディスカッションは、温かい雰囲気で、
言いたいことが言えるか、といった環境づくりが大事なんですね。

すると、その場がいきいきしてきます。
コロナ禍であっても学びを深めることはできるということを実践しています。

『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)が4/26に発刊

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)という本が、明日(4/26)デビューします。

大学で10年以上デジタルマーケティングに関する講義で携わってきていて、
これまで、受講した大学生がWEBショップを立ち上げて、
数百万円の売上をあげたり、
長年一緒にデジタルマーケティングに取り組んでいる企業が生み出している成果など、
これまでの年月の集大成といえる内容となりました。

30社以上の事例が出てくるのだけど、
取材して話を伺ったり、
1社1社、編集者さんと手分けして許諾の連絡をとったりしていったのですが、
本当に素敵な企業や団体ばかりで、
書籍で紹介できること、とてもうれしく思います。

たしかに文章を18万字くらい書いたのは私かもしれないけど、
読者目線でわかりやすい構成にして、
載せられることと載せられないことの区別をして、
編集くださったのは出版社の編集者さんで、
最終的には十数万字程度にスッキリ読みやすく編集くださいました。

手元に、出版直前の見本誌があるのですが、
フルカラーで、大野文彰さんの素敵なイラストも入っていて、
著者の力はごく一部でしかなく、
査読的に携わってくださった方、
ブックデザインの方、DTP、、、
多くの人の力を合わせて、分厚い1冊になりました。

通常、本というものは、
著者の書きたいことだけを書けるわけでなく、
必ず制約があるものだけれど、
今回、著者理論の消費者の行動心理モデル「AISARE」をはじめ、
書きたいことしか書いていないほどです(笑)。

企画から約1年かけて、形になりました!

まだ発売前ですが、いくつかの教育機関からお声がけいただくなど、
すでに反響が入り始めていて、その速さに驚いています。

のびのびと書かせてくれた出版社には感謝です。

戸板女子短期大学の教員に着任

 
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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

このブログにてはじめて書く話なのですが、
4月1日に、戸板女子短期大学にて専任の教員として着任しています。
「国際コミュニケーション学科」におります。

そして、大学の講義が始まりました。

10年以上教えている文京学院大学でも引き続き教えており、
2つの大学、合計で1週間に12コマを担当しています。

90分の講義を週12回分おこなっているということです。

大学教員の人ならわかると思いますが、
週12コマは、かなり多めではないかと思います。
先生によっては、週5コマとか6コマを担当という場合もあると思います。

コマ数の多さという点において、
日本中のすべての大学の先生の中でもおそらく、トップ10%に入るのではないかと思います。

私の場合は、
デジタルマーケティングに関する科目
ビジネスに関する科目
情報リテラシーに関する科目
データサイエンスに関する科目
ゼミに関する科目を中心に、私のスケジュールを埋めています。

特に今年は、初年度のため、初めて担当する講義について
1から講義資料を作り上げています。

keynoteやPowerPointの資料だけでなく、
動画の資料も作ることがあります。

毎回の講義の準備は万全にするために
朝4時起きで、家で6時まで講義資料を作り、
早朝の電車で大学へ到着し、
7時から大学の研究室で講義資料を引き続き作ります。

そして、9時に講義がはじまるという状況です。

そして、もちろん、カティサークでのコンサルティングの仕事もしています。
先日は、大学で18時に講義が終わり、
顧問先へすぐに電車で移動して19時から横浜でコンサルティングという日がありました。

そして、本日土曜日は、埼玉の顧客企業にてコンサルティングですが、
その前に、このブログを書いています。

こんな生活ですが、大変充実しています。
やはり、学生や顧問先企業の成長や、成果が目に見えるからですね。

そして、必死になって毎日仕事をしていると、
思わぬ救いの手が出てくるのです。

4月に着任した短大では、教員の先生も、職員の方も、
コミュニケーションが豊かで、新任の私を助けてくれようとします。

来週の講義の内容を充実させるために、学生の学びを最大化するために、
どんな講義にしようかと考えていると、
他の先生が、ドンピシャのタイミングで参考資料を送ってくれたりします。

こういったことに救われつつ、感謝しながら仕事を進めています。

人は1人でできることは限られているけれど、
協力すると、2倍にも3倍にも成果をあげられるということを実感しています。

本当にホスピタリティが素晴らしく、
自分も貢献すべく、必死にもがいているところです。

新刊『デジタルマーケティングの教室』の執筆裏話

 
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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

現在、4月26日に発売される予定の
新刊『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)の印刷前の大詰め作業をしています。

今回は、執筆にまつわる裏話をしていきたいと思います。

出版社の編集者さんとやりとりしながら、
著者ができる最後の作業を進めているところです。

まず、書籍の企画ですが、出版社にて約1年前に通りました。
そこから、本格的に構成を再度考えて、執筆をはじめたのが2020年夏です。
だいたい朝4時に起きていきなり執筆を開始して、朝7時までの3時間を執筆時間にあてて
4ヶ月くらいかけて、はじめの初稿ができました。

ちなみに、朝の時間は、電話も、メールもほぼ来ませんので、
執筆に集中できる、とても貴重な時間です。

また、この期間は、酒を一滴も飲まずに集中しました。

その原稿を編集者さんがチェックして、私が書いた原稿の軌道修正をしていきました。
本のテーマからズレる原稿は一旦削除となったり、
テーマにふさわしい事例を追加したりという作業が行われました。

そして、形ができてきて、2021年に入ってから、
出版社にてDTPされた「初稿」という本のページに文章と画像がレイアウトされたゲラが出てきます。

それを元に、事例として掲載予定の各企業さんへ連絡をとっていきます。
事例数が多く、30社以上にのぼりました。
著者と編集者さんと一緒に企業さんへの確認を行っていきました。

お手本となる事例として多くの企業さんを紹介できること、嬉しいですし、
書籍への掲載を快諾いただいた企業さんに感謝ですね。

そして、現在、「再校」、「念校」という段階まで来ています。
印刷所に入る直前の段階です。

著者は、もう書籍に手を入れることはありませんが、
多くの読者にとって、何か1つでもヒントになることがあればと思っています。

ちなみに、もうAmazonのページはできています。
『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)

発売は4月26日の予定です。

TBS『アッコにおまかせ!』に取材協力

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

TBS『アッコにおまかせ!』に取材協力しました。
日曜日のお昼の和田アキ子さんがメインの番組ですね。

私は、TBSのディレクターさんからの電話での取材に応じて、
世界一稼ぐYouTuberライアンくんのニュースに関してコメントしました。

放送は、昨日2021/1/31(日)だったのですが、
取材依頼があったのが、放送日の前々日(金曜日)でした。

番組のディレクターさんが、検索でこのカティサークのサイトへアクセスしたんですね。
それで、これまでにも同じTBSの『グッとラック』や
テレビ朝日『サタデーステーション』などの番組へコメントしていることなどから依頼があったようです。

アメリカ在住で、全世界的に人気のライアンくんですが、お父さんが日本生まれということで、
昨年あたりから、日本でも講談社から出版したりしていて、
日本でも人気になりそうですね。

「ダイヤモンド・オンライン」より取材

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

しばらく前に取材依頼があり、この度「ダイヤモンド・オンライン」へ記事として掲載されました。

最近のYouTuberのビジネスモデルについて解説しました。
YouTuberのビジネスモデルは多様化しています。
YouTube内で広告で稼ぐというのは、収入の一面でしか無く、
YouTubeを活用して、YouTube外でも売上を上げているYouTuberは多いものです。

ライターさんから依頼を受けて、
電話取材に応じたのが、昨年12月だったので、
今回は掲載までに1ヶ月くらいかかるんですね。

媒体側の判断として、掲載のタイミングをはかっていたようです。

こういった記事は「ダイヤモンド・オンライン」だけでなく、Yahoo!ニュースなどへも転載されることが多いです。
ライターさんの腕が良いようで、記事がYahoo!ニュースランキング1位になることもあるようです。

たしかに、過去にもこのライターさんより何度か取材を受けているのですが、
その時もYahoo!ニュースのランキングで1位になってました。

そんな記事を書いたのは、岡田光雄さんという腕のあるライターさんです。

YouTubeの多様化するビジネスモデルについて、読みやすくまとまっていると思います。

YouTuberのビジネスモデルについて、ダイヤモンド・オンラインにて読めます。
どうぞご一読ください。

本を作っていくチーム

 
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あけましておめでとうございます、カティサークの押切孝雄です。

今年、2021年春に出版予定の本があります。
昨年、集中して原稿を書いていきました。

それを元に、出版社の編集者さんが、初見の読者を想定して、
良くわかるように内容を再構成、編集くださっていて、
編集された原稿が、続々と手元に戻ってきています。

そして、現在、その原稿に、追加修正をしているところです。

私が書いてきたこれまでの本は、
「現在xマーケティング」の切り口が多く、再現性が高めで具体的ということを心がけてきました。

今書いている本は、「未来xマーケティング」ともいうべき、
これからの10年、2030年くらいまでを見通したマーケティングの本で、抽象度が上がります。

未来のことを書くのは、不確実性があり、
著者としてはリスクがありますが、どうしても紹介せずにはおけないテーマなんですね。

マイナビ出版からは2014年の「Webマーケティング集中講義」、
2017年の「デジタルマーケティング集中講義」に続き、
今回で3冊目となります。

この間に1作目から担当して下さっている編集者さんは取締役になり、
今回は聡明なもう1人の編集者と共に2人編集体制で本を作っています。

個人的には、2008年に初めての本「Googleマーケティング!」(技術評論社)を出した時、世界が変わりました。
やっとスタートラインに立てたように感じました。

あの時のチャレンジと同じ感覚が、今書いている本にはあります。

年末年始は、原稿と向き合える時間を確保して、わかりやすさのレベルを上げていきました。
著者にとっては大変に贅沢な時間です。

また、今回のマーケティング本では、
書籍で紹介せずにはいられない、魅力的ないく人もの人に取材して原稿を作っています。
これらの事例を本というパッケージで出せることを私自身、楽しみにしています。

しばらくすると、もっと具体的に情報を出していけると思いますので、
また、このブログでご紹介します。

コロナ禍の2020年を振り返る

 
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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

今年2020年は、コロナ禍の1年でした。
東京オリンピックが延期になったり、
外出自粛が要請されたり、
仕事も含め、あらゆることが、従来どおりにはいかない1年でした。

ただ、その一方で、在宅でのリモートワークが、全国的に一気に進んだり、
オンライン会議やオンラインセミナーが一般化しました。

このことで、移動が減り、通勤時間が減り、
時間が創出されました。

時間こそが、最も重要な資源ですので、
まだまだ予断を許さない新型コロナウイルスではありますが、
人々の行動様式を世界規模で一気に変えさせたことは、
大きな出来事だったといえます。

10年後の2030年に振り返ってみても、
2020年が大きなターニングポイントだったと思うような
激変の真っ只中にいたと感じられるのではないかと思います。

ビジネスとしては、コロナで厳しい環境を強いられましたが、
弊社カティサークのクライアント企業も、
今の間にできること、たとえば、ホームページの改善などを進め、
この1年を乗り切りました。

大学での講義も、完全にオンラインとなり、
毎回、オンデマンドの講義映像素材を準備して、
オンラインだけれども、受講している大学生が目の前にいるかのように、
学生からの質問に答えていくなどしていきました。

その結果、学生からの評価も高い講義を提供できました。

個人的には、テレビやWeb媒体などからも取材が増えた1年でした。
先日のテレビ朝日の「サタデーステーション」をはじめ、
ミヤギテレビ、ダイヤモンド・オンライン、さらに様々な雑誌・会報誌などからも取材を受けました。

また、現在、本を執筆していて、2021年春に出版を予定しています。
マーケティングの本です。
詳細は、また年明けにブログでご紹介します。

コロナで、普段どおりではないですが、
逆に、今だからできることに集中しつつ、
弊社カティサークや私と関わってくださる方々とともに成果を上げていきたいと思います。

今年もありがとうございました。
2021年も、どうぞよろしくお願いします。

テレ朝「サタデーステーション」に有識者コメントにて取材協力

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

テレビ朝日「サタデーステーションからの取材」

テレビ朝日から取材を受けました。
「サタデーステーション」という番組です。

世界のYouTuberランキング1位のライアン君に関することでした。
1年間で30億円を稼ぐYouTberですね。
世界ランキング1位は3年連続となります。

高島彩の「ニュースのあや」というコーナーで特集され、私は、有識者コメントとしてイラストで出てます。

取材も、今は、オンラインで受けられるので、便利ですね。報道局のディレクターさんと、Zoomで40分ほど話しました。

取材は放送の前日に行われて、そこからイラスト化などをしているので、
テレビの制作って、本当にスピーディーですね。

短く限られた時間で正確に裏をとって番組を作っていくのは骨の折れる仕事だと思います。
テレビで制作をしている人たちは非常に優秀ですね。
要領よく手際よく進めていきます。

テレビ朝日の担当ディレクターに、
どのようにして連絡をしてきたかと聞いたところ、
ウェブで検索して押切の掲載記事を見つけて、そこから押切孝雄の名前で検索をして、
カティサークのサイトへたどり着いたと言いました。

サイトに来てみるとこれまでにもテレビなどで取材を受けていてその対応力を見て依頼となったようです。
私は、取材を依頼されると、取材メモを作ります。
今回はワードで9枚ほどになりました。
そのメモの一部を下記に紹介します。

押切孝雄インタビュー質問案

◆Q1)ライアンくんの動画がここまで人気なのはなぜか?

A:本質的には誰にもわからないが、下記のようにいくつかの手がかりはある

・再生数が多かったり、「視聴者維持率」の高い動画は同じジャンルの「関連動画」で出てくる確率が高まり、視聴されやすくなる

・コンテンツが多い(2015年の公開から、1000本以上)
・2020年現在、基本的には毎日更新している

・特にプレゼントを開ける際の「アンボクシング」動画で、ライアンの無垢な反応に惹かれる
・子供は子供が出ている動画を見る傾向がある

・人気が人気を呼び視聴する人が増幅する

・子供は成長するので、その過程を追うのも楽しい
・米国の小売店(ウォルマートやターゲット)などでもライアンブランドの商品が売られている(後述します)

・3歳の時に初公開

・タイトルの付け方がSEO的に正しい:例:1本目2015年3月16日「kid playing with Lego Duplo Number Train」

◆Q2)ほかにも子供youtuberはたくさんいると思うが、ライアン君ならではの魅力は?

→笑顔、動き、(子供独特のキー高めの)しゃべり方、愛らしさなどがあります。

◆Q3)ライアン君のキャラクター?

→はい、上記のようなライアンくんのキャラクターの要素は大きいです。

◆Q4)「子どもは子供が出ている動画を見る傾向がある」なにか理由はあるのか?

→逆に言うと、小さな子供は大人がメインのYouTube動画を見ていて、理解できないことが多くあります。言葉(単語・語彙)や、内容・ネタなど。
それに対して、子供がメインの動画では、ほとんどのことが理解できます。また、出演している子供も、一般人の延長線上にいるような距離感で、感覚が近いから面白く感じます。

◆Q5)なぜ子供向け動画がよくみられるのか?

調査:20~50代パパママに聞いた「家庭のYouTube視聴に関する意識調査」、子どものYouTube利用は7割・2人に1人が1日2時間未満
(データは下記を引用)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000014654.html

■調査概要
・調査目的 :お子様がいる家庭のYouTubeに対する意識や視聴実態を把握する
・調査対象 :1,030名 (20~59歳の父親・母親)
・調査地域 :1都6県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)
・調査方法 :インターネットリサーチ
・調査時期 :2020年3月25日(水)~3月26日(木)
・有効回答数:1,030サンプル
・割付情報 : 以下、【属性】:有効サンプル(希望サンプル)
       【父親】:515(500)、【母親】:515(500) 合計:1,030(1,000)
・調査主体 : Hapiton!(SCデジタルメディア株式会社)、家men総合研究所(株式会社東北新社)

引用:「キッズ&ファミリー向けコンテンツが増えていて、既に充実している」という回答(27.3%)が最も多く、4人に1人は、YouTube内での子ども向けのコンテンツの増加と充実度合いに満足していることが分かりました。

2人に1人は子どもにYouTubeを1日2時間未満視聴させていることが分かりました。

半数のパパママは、子どもがYouTubeに集中してくれるので助かると、時間を生み出すメディアとして活用。

→実際に子供を育てていると、実感としてわかるのは、
コロナ禍のリモートワークなどもあり、どうしても、親は仕事、子供を安全に遊ばせたいという需要があります。
その時に、外遊びであれば、遊んで怪我するという危険がありますが、YouTube動画であれば、怪我のリスクがなく、安心です。

→子育て疲れも一因です。理想は、24時間365日、子供に相対することですが、なかなかできませんので、緩急のうち、緩める時に見せることはあります。

宿題をやったとか、何かのご褒美、息抜きにYouTubeを見せることがあります。

◆Q6)子どもが出ている動画は親が安心して子供に見せられるなどの理由もあるのか?

→過去には、子供向けと見せかけた有害な動画もありました。「アナと雪の女王」のエルサが悪さをしまくるような創作動画です。
↑「エルサゲート」動画と言います。
『アナと雪の女王』の「エルサ」と政治スキャンダルなどの接尾語「gate」(←例:ウォーターゲート事件)を組み合わせた造語

参考:
https://toyokeizai.net/articles/-/217730

YouTubeはエルサゲート動画を削除する一方で、なかなか減らないという実態がありました。
現在は、YouTubeのAIのアルゴリズムが優れてきていて、エルサゲート動画は激減してきています。

その点、子供が出ていて、適切に編集された動画には悪意のある動画が少ないです。
チャンネルとして運営者がしっかり運営しているので安心できます。

「YouTube Kids」という子供用のアプリがあります。
https://www.youtube.com/kids/

子供向けに厳選されたコンテンツを視聴できます。
「未就学児向け」、「小学校低学年向け」、「小学校高学年向け」といったカテゴリを選択できます。

◆Q7)youtubeが子供に受ける理由は?

→テレビと同じで、動画自体に目を奪われます。新しいもの、初めて見るものに釘付けになります。
見たいコンテンツが関連動画で出てきて、次から次へと見られます。

◆Q8)(お年寄りにもわかるように…)youtubeで稼ぐことができる理由は?

→主に広告と企業案件です。
広告:TVのCMのように、YouTube動画視聴時に流れる広告です。これをつけることで、広告が再生されると、広告が再生された分だけ収入になります。

企業案件:企業から提供された商品を、動画内で紹介することの見返りに企業から得られる収入です。

◆Q9)そんなに稼げるのか?だいたい1回見られるといくらみたいなことは言える?

→1回いくらと決まった金額はありません。そのため、1回見られるといくらとは言えませんが、チャンネル登録者数10万人を超えるYouTuberであれば、生活をするのに十分な収入をYouTubeの広告収入から得ている者も少なくありません。

◆Q10)広告以外にも収入を得る仕組みはあるのか?

→先述の企業案件があります。
さらに下記のような収入を得る方法があります。

◆YouTube内での収入を得る仕組み例
メンバーシップ(ファンクラブ)
スーパーチャット(投げ銭)

◆YouTube外での収入を得る仕組み例
ライブイベント
セミナー
オンラインサロン
出版など

◆Q11)ライアンくんの場合、おもちゃメーカーからもらう紹介料的なものもあるのか?

→ライアンくんほどの有名人となると、米小売ウォルマートやターゲットなどと契約をしており、ライアンくんオリジナルブランドのおもちゃを販売しています。

◆Q12)youtube「子ども向け動画」への広告配信中止との記事を見たがどういうことか?

 https://forbesjapan.com/articles/detail/31660

→経緯:
米国の児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)では、保護者の同意なく13歳未満の子供の個人情報を収集することを禁じています。
しかし、連邦取引委員会(FTC)によれば、YouTubeは、子供の閲覧履歴に対して、同意なしに「ターゲティング広告」を配信してきました。
そこで、YouTubeは、1億7000億ドル(180億円)の罰金を課せられました。
YouTubeは、改善策として、子供向けの動画で収集した個人データを広告に活用しないことを発表しました。
その結果、2020年1月から、子供向けのパーソナライズド広告の停止と、コメント・通知の廃止となりました。

パーソナライズド広告とは、YouTube側がユーザーの閲覧履歴に基づき、興味関心に応じた広告を配信する広告のことです。「ターゲティング広告」と呼ぶこともあります。

しかし、パーソナライズド広告は停止となりましたが、個人情報に基づかない、一般的な広告自体は表示可能です。
パーソナライズド広告の方が、視聴ユーザに最適化された広告のため、広告が最後まで見られる傾向があります。そのため、パーソナライズド広告が設定できた方が、チャンネル運営者にとっては、収益は多くなります。

◆Q13)ライアン君の動画には普通に広告が出ているが…

→ライアンくんの動画が、子供向けと認識されていれば、「ターゲティング広告」は配信されません。しかし、個人情報に基づかない一般的な広告となります。

子供向けかどうかは、チャンネル運営者側が、動画をアップロードする時に選べる他に、
実際に子供向けかどうかは、YouTubeが決めています。

参考:
子供向けコンテンツとして認識されるものは、
「子供もしくは子供のキャラクター」「人気の子供向け番組やアニメキャラクター」
「子供のおもちゃを使用したお芝居や物語」「ごっこ遊びや創作遊びなど、子供が主役の一般的な遊び」
「子供向けの人気の歌、物語、詩」などをメインとしたものを指す。