こんばんは、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
来月の2月24日、25日「PROM Fes.」というイベントがあります
( ↑ PROM Fes. のイベントです)
PROM Fes.とは、「マーケティング・ブランディング」、「広告・販売促進」、
「WEBマーケティング」の分野から24人の専門家がセミナーを行なうイベントです。
講師には、メルマガコンサルタントの平野友朗さん、
キーワードマーケティング研究所の滝井秀典さん、
「売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方」の竹内謙礼さん、
マーケティング・トルネードの佐藤昌弘さん、
キキダスマーケティングの中山マコトさんなどが名を連ねています。
どの方もそれぞれの専門分野で有名な方ですね。
私は、学んで実践することが好きなので、これまでにも平野友朗さんや竹内謙礼さん、
中山マコトさんなどの書籍はもちろん持っていますし、セミナーも聞きに行ったことがあります。
実は、私もこのPROM Fes.というイベントで講師をつとめます。
「グーグル・マーケティング」の最新手法について講演の予定です。
このイベントへの出演は、平野友朗さんから主催者を紹介いただいたのがきっかけでした。
有意義な内容となるように、じっくり練っていきたいと思います。
おはようございます、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
今年は、成功と失敗の研究シリーズを何度か書いていきたいと思います。
第1回目は、商品のネーミングについてです。

日本に2つだけ14年以上にわたって米の食味ランキングで特Aを受賞しているお米の銘柄があります。
なんだと思いますか?
コシヒカリ
ササニシキ
あきたこまち・・・
答えは、魚沼産「コシヒカリ」と、山形内陸産「はえぬき」です。
「コシヒカリ」は知っているけれど、
「はえぬき」というお米を知らなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本でもっとも美味しいお米なのに、しかも14年以上連続して受賞しているのに、
「コシヒカリ」よりも圧倒的に知名度の低い「はえぬき」。
なぜでしょうか?
いくつか要因があります。
コシヒカリは様々な県で作付けをしていて収穫量も多いが、はえぬきは収穫量が多くないこと。
コシヒカリとくらべると新しい品種であること、などです。
私は、それ上記以外のポイントを指摘したいと思います。
それは、ネーミングが良くないという点です。
「はえぬき」は、食品の名前として最適ではありません。
語感が良くないからです。
そもそも「はえぬき」は、「生え抜き」のことであり、生粋のおいしいお米のことです。
しかし、一般消費者が「はえぬき」という言葉を耳で聞いた場合、
「はえぬき」は「ハエ抜き」と連想してしまう方も少なくないのです。
生産者にとっては残念な気持ちになってしまうかもしれませんが、これは事実です。
私は「はえぬき」を食べていますので、はっきりと、大変美味しいお米だといえますが、
美味しい割に知名度がありません。
そのため、「はえぬき」を知っている消費者は、日本で最高級のお米を、
「魚沼産コシヒカリ」よりも安価に購入し、おいしくいただけるわけです。
違いがわかる消費者にとっては良いのですが、
生産者にとっては、せっかく良いお米をつくっても、それに見合った価格にならないのです。
ネーミングが、非常にもったいない。
商品名は、商品の広がりの速度(クチコミ)を決定づけます。
こんにちは、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
今年も、インターネットのマーケティングの分野で新しいことを率先して試みます。
ユニクロの社長の柳井さんもビジネスは1勝9敗だといっている通り、
成功事例を生み出していくということは容易なことではありませんが、
うまくいったことをこのブログや日々のコンサルティングやセミナーなどで紹介していきたいと思います。
また、うまくいかなかったことから学ぶということも大きいですので、
果敢に取り組んでみて、でもうまくいかなかったことも、次の人の参考になるように、
このブログや講演、書籍などで公開していきたいと思います。
成功ノウハウをパターン化し、次もうまくいく方程式にして公開していきます。
2009年は、マクロ経済は荒波というエコノミストが大半ですが、
私は、このブログを読んでいただいている方と一緒に、全力で乗り切っていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。
こんにちは、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
3連休の最終日ですね、本日も休日的な話題です。
前回、モンテディオ山形のフルモデルチェンジ構想について書きました。
本日は、ネーミングのマーケティング的な価値についてです。
商品やチームの名前って、実はものすごく大事なんです。
フルモデルチェンジ構想で、「モンテディオ山形」を「月山山形」に改称するというアイデアがありました。
マーケティング的な立場から言うと、この案は正しいです。
なぜなら、名前には、経済的な価値があるからです。
たとえば、プロ野球に参入した「楽天」ですが、
球団運営が赤字でも、額が大きくなければ経済的に意味があります。
なぜなら、プロ野球のシーズン中は、ほぼ毎日試合があり、試合結果を、
スポーツニュースや新聞、インターネットなどで、紹介するからです。
その時に、かならず球団名の「楽天」という言葉を、テレビ局のアナウンサーはしゃべり、
新聞やインターネットのサイトでは書きます。
すると、試合の結果は どうであれ、ほぼ毎日、「楽天」という言葉が、
メディアに露出します。このこと自体が、とてつもなく効果が大きいんです。
楽天の場合には、直接的には、インターネットのECサイト「楽天市場」の売上につながります。
さらにすすめると、「楽天」には、宮城県にホームの球場があります。
現在「クリネックススタジアム宮城」という球場名になっています。
この球場名は、日本製紙が2008年1月1日から3年の期間、ネーミングに関して権利を買っています。
日本製紙は、クリネックスというティシューの認知率向上・定着などをめざして球場名を買いました。
名称の権利のことをネーミングライツといいます。
その額は、3年間で2億5千万円でした。
クリネックススタジアム宮城は、「Kスタ」という愛称で呼ばれています。
「Kスタ」と聞いて、すぐにクリネックスを思い浮かべる人はどのくらいいるでしょうか。
かなり多いとは言えないでしょう。
そう考えると、3年間で2億5千万円という額の妥当性をどのように考えたら良いかは、
判断が分かれるところだと思います。
しかしそれでも、企業側は、毎日露出している野球というスポーツに経済的価値を見いだしています。
そして、楽天や他の球団が、プロ野球を赤字でも続ける理由は、
会社名の認知率の向上と、そこからの波及効果が大きな理由なんです。
つまり、球団名は、認知率の向上にとって、とても意味のあることです。
野球とサッカーでは、違いはありますが、チーム名には、億単位の価値があるということなんです。
すると、「モンテディオ山形」から「月山山形」という名称変更は、
「月山」という山形にある山の名前をプロモーションすることになります。
月山は、出羽三山の一山で、日本の100名山にも数えられていますので、
山形では、月山は知らない人はいないです。
しかし、全国的に考えると、はじめて聞いたという方も多いのではないでしょうか。
チーム名に月山という言葉をつけることで、月山の知名度はあがり、
実際に月山に訪れる人も増えるでしょう。
マーケティング的な立場から言うと、チーム名には経済的価値があり、
たとえば「月山山形」という名前になれば、山形の観光産業が経済的メリットを享受できるということです。
マーケティング的には、月山でなくてはならないということはありませんが、
昨年の夏に、私は月山に登ってきたのですが、夏でも雪が残っているなど、特色のある山でした。
ただ、私は「モンテディオ」という名前に対して敬意を示しており、
現時点では、名称変更について、中立的な立場ということを付け加えておきます。
こんばんは、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
本日は、休日的話題です。
休日的話題ですが、少し長いです、ご容赦ください (^_^;
昨日、仙台で講義をして、そのまま東京に帰って来ても良かったのですが、
山形に一泊してきました。
なぜなら、「モンテディオ山形のフルモデルチェンジ構想を考える会」があったからです。
サッカーを知っている人は知っている話なのですが、Jリーグサッカーで、
J2で2位になったモンテディオ山形が、今度J1に昇格します。
山形のサポーターにとって、とても喜ばしいニュースです。
( ↑ モンテディオ山形の会報「Rush」 )
その山形で、「フルモデルチェンジ構想」というプランがあり、その内容がドラスティックだったために、
モンテディオ山形のサポーターや山形に住んでいる人を中心に衝撃が走りました。
その内容をかい摘んでみると、
チームの名称を「モンテディオ山形」から「月山山形」にする
チームカラーを「ブルー」から「白、黒、シルバー」にする
デザインを三角の市松模様とする、などの提案があったということです。
これらのことは、モンテディオ山形の運営側が正式に公表する前に、
一部のマスコミがスクープしたこともあり、憶測が広がりました。
そこで、中立的な立場でモンテディオ山形のフルモデルチェンジ構想を考える任意の団体を有志が設立し、
本日、フルモデルチェンジ構想を発案した中山ダイスケさんをおよびして、
プレゼンテーションを行なっていただいたというものです。
私は、とても関心がありましたので、その真意を確かめるべく、足を運びました。
山形市の遊学館にて14:00から16:20で終了の予定でしたが、議論はつきず17:00まで延長するなど、白熱しました。
中山ダイスケさんのプレゼンが終わってから、質問の時間があったのですが、
参加者側からは、賛成と反対の立場が真っ向から分かれる結果となりました。
モンテディオ山形の名称と、チームカラーのブルーは絶対に変えてほしくないサポーターからは、
完全なる反対の声があがりました。
10年以上慣れ親しんだ、自分たちのチームを変えてほしくないということを強い言葉で発言をする人までいました。
また、逆に少なからずフルモデルチェンジ構想に賛意を示す方もいました。
中立的な立場の人もいました。私も中立的な立場です。
ここからは私見ですが、モンテディオ山形は、これから100年以上続くチームだと思っています。
長期的な見地から考えると、山形のチームは、山形オリジナルのチームであってほしいものです。
モンテディオとは、イタリア語で「山の神様」という意味だそうですが、なぜ、イタリア語なのか。
そろそろ、自分たちの言葉で自分たちのチームを語っても良い時期にきているのではないかと思います。
日本は、古くは中国から漢字を学び、ひらかなとカタカナを日本流にアレンジしました。
明治維新では、西欧から近代化を学び、日本流にアレンジしていきました。
はじめは、学びのステージが必ずあります。
そして、その後は、日本流にアレンジするというのが日本の成功パターンであり、伝統スタイルです。
Jリーグは、イタリアなどの海外の仕組みを倣って、つくられました。
この時点では、学びのステージですので、「モンテディオ山形」でいいのです。
その後、日本のサッカーは、ワールドカップにも複数回出場することで、成長・成熟へ向かっています。
ここからは、世界の中の山形ということを意識してよいステージに入ってきていると認識しています。
その時には、風土に根ざした強烈なアイデンティティを見せてほしいと思います。
その意味では、中山ダイスケさんのプレゼンは、その点を本当に良く捉えており、素晴らしいものだったと思います。
1つのセンセーショナルなアイデアが、地域の住民を巻き込み、多くの議論を積み重ねて、
何かが変わっていくということ。
私は、ドイツのカッセルという街で数年に1度だけ開かれる「ドクメンタ」というアートのイベントを想起しました。
ドクメンタでも、議論を醸しだすアート作品などを通して、そこに集う人々が、議論し、
静かに社会が動いていくということがあるからです。
大きな意味では、フルモデルチェンジ構想は、現代美術家中山ダイスケさんの作品と言ってもいいでしょう。
私は、私を含め、山形に縁のある人々が、フルモデルチェンジ構想を機会にして、地元のチームの事を考え、
良い意味でイタリアからの借り物を脱皮し、100年続くチームを自分たちの力で創り上げる良い時期にあると認識しています。
こんばんは、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
本日、東北芸術工科大学にて講義をいたしました。
写真は、仙台駅をバックにして撮影した様子です。
( ↑ 仙台駅付近の様子 )
東北楽天イーグルスのお膝元ですので、楽天のショップが仙台駅にありました。
( ↑ 楽天ショップ )
肝心の東北芸術工科大学の講義ですが、
グーグルなどのインターネットのツールを利用して、どのようにマーケティング調査をするか、お話してきました。
サッカーのモンテディオ山形や、野球の東北楽天イーグルスなどのマーケティング調査についても
お話ししました。
お集まりいただいた大学院生の方々に積極的に発言いただき、とても有意義でした。
また、大学院生の方々の発言が的を射ていて、レベルの高さを感じました。
こんにちは、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
明日、東北芸術工科大学にて講義をすることになっており、その準備をしています。
東北芸術工科大学は、山形にキャンパスがある大学ですが、
大学院は、仙台でも授業が受けられます。
そして、明日私が行なう講義も仙台です。
講義内容は、「グーグルなどを活用したWEBマーケティング」です。
20代の受講生がほとんどですので、
彼らがわかりやすい事例を出しながら、有意義な内容にできればと思います。
サッカーが好きな方は、知っていると思いますが、Jリーグの1部にモンテディオ山形の昇格が決まっています。
「5フォース」というマーケティングのフレームワークで言うと、
モンテディオ山形は、「新規参入者」となります。
そのあたりのこともマーケティングに絡めながら講義に含めていこうとおもいます。
明日が楽しみです。
あけましておめでとうございます、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
本日の写真は、私の故郷 山形です。

( ↑ 山形は雪に覆われている )
年末年始に山形へ帰省してまいりました。
写真は、山を登ったところにあるお寺の様子です。
東京には初雪もまだ降っていないのですが、山形は辺り一面の雪。
日本は、南北に長いことを実感します。
雪が音を吸収するのからでしょうか、あたりは、静寂に包まれていました。
ふるさとで2009年を迎え、心を新たにしました。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
おはようございます、WEBブランディングの株式会社カティサークの押切孝雄です。
本日は、本を書く私の方法の8回目です。

本をいつ、どの時間に書くかです。
昼は、コンサルティングや講師などの仕事をしていますので、
執筆の時間は全くとれません。
そこで、以下の4つの時間に集中して書いていきます。
1: 朝、仕事が始まる前の1時間、
2: 夜、仕事が終わってから家に帰るまでの1時間
3: 家に帰って寝る前の1時間
4: 休日(土日)にまとまった時間
◆1: 朝、仕事が始まる前の1時間について
朝早く事務所に来ると、静かですし、頭もすっきりしています。
始業の時間も決まっていますので、その時間までに集中して書いていきます。
私の場合、タイムリミットがあった方が、集中できます。
そして、何といっても朝はすがすがしいですね。
朝の時間のポイントは、前日に書いた文章を赤ペンで修正していくことです。
前日夜に書いた文章は、冗長になりがちですので、そういった部分はカットしていきます。
◆2: 夜、仕事が終わってから家に帰るまでの1時間
私の場合は、この時間を一番大切にしています。
一番集中できる時間帯だからですね。
仕事が終わって、家に帰る途中に、ファミレスや、カフェやファストフード店によります。
自分の場合は、デニーズ、ジョナサン、スタバ、エクセルシオールカフェ、
マック、モスバーガーなどです。
こういったお店で、1時間集中して書いていきます。
2時間とか3時間は粘らず、1時間というタイムリミットを設定して書いていきます。
ここで使うのは、主にパソコンです。パソコンで書いていきます。
◆3: 家に帰って寝る前の1時間
家で寝る前の時間帯に書いていきます。
夜に書いたラブレターを次の日に読み返すとはずかしいという経験をされた方も多いと思いますが、
なぜか、夜に書く文章は、表現が長めになりがちです。
反面、自分でも気づかなかったようないいアイデアが浮かぶことも多々ありますので、
文章の冗長性にはあまり気をつかわずに、とにかくどんどん書いていきます。
パソコンを使って書いていくので、修正はあとからいくらでもできます。
そして、それを次の朝読み返して、修正していくというスパイラルを繰り返します。
◆4: 休日(土日)にまとまった時間
土日に、やっとまとまった時間で書いていくことができます。
私の場合は、1時間で集中して書くということに身体が慣れてしまっているので、
土日には、いくつも店を変えて、書いていきます。
たとえば、
スタバ → 休日の事務所 → (自転車で息抜き) → エクセルシオールカフェ →ジョナサン
というように。
適度に、身体を動かして息抜きをしながら書いていきます。
以上が、いつ書くかにこだわった私の本を書く方法です。
ただ、平日の仕事が残業になったりすると、寝る前の執筆時間を確保できなかったりしますので、
ケースバイケースでスケジュール帳をみながら、臨機応変に対応していくこともとても大事なポイントです。
こんばんは、WEBブランディングのカティサークの押切孝雄です。
本日の写真は、どこだかわかりますか?
外国っぽくもありますが、日本の写真です。
答えは、「日本銀行」の建物の写真です。 日銀は、東京駅の北東にあります。
本を書く私の方法、その7は、執筆中の息抜きです。
本の原稿を書きあげることは、もちろん1日ではできません。
1週間でもできません。
私の場合は、最低でも1カ月はかかります。
1冊目は、執筆に5カ月くらいかかりましたし (^_^;
すると、必ず息抜きが必要なんですね。
私の場合は、自転車に乗るのが大好きでして、事務所の周辺を走っています。
天気のよい日は、すがすがしいです。
いつもは皇居を一周するというコースなのですが、今回は、少し遠出をしました。
日本橋の方まで行ってきました。
一番町の事務所を出発し、皇居の南側を通って、丸の内、日本橋、
神保町、九段下、そして事務所にもどるというルートでした。
そして、本の原稿が一通り出来上がりました。
編集者さんに提出しました。
オバマ大統領とインターネット戦略についての本です。
平日の日中はコンサルティングなどの仕事でなかなか執筆できませんので、
平日夜や土日の時間で書いていきました。
個人的に休みの時間を執筆にあてるのはいいのですが、
終盤では、知り合いや家族とのアポイントを全てキャンセルして、原稿を書いていきました。
これは たいへん申し訳なかったと思っています。
本の方は、これからまた、編集者さんと何度かやりとりをしながら最終調整をしていきます。