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社長ブログ

本を書く方法

 
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こんにちは、押切孝雄です。

本を書きたいという人もいるのではないでしょうか。

私も今、本を書いています。
2008年に1冊目を出版してからすでに、何冊も書いていますので、
本を書き上げるメソッドが確立しています。

そこで、本日は、本を書く方法について紹介したいと思います。

出版社から声がかかる方法

現在書いている本は、動画のマーケティングに関するものなのですが、
出版社で企画が通る必要があります。

今回の場合は、すでにこれまで本を書いてきた実績があるため、
出版社側から知り合いを通してオファーがありました。

出版社の編集者さんは、日々企画を練っており、
そのテーマを書ける人を求めています。

今回、動画のマーケティングの本ということで、
これまで『YouTubeビジネス革命』(毎日新聞社)などの書籍で実績のある私にオファーがあったということです。

書籍の企画書について

企画書を書く必要があります。
企画書の内容は、書籍の概要と、目次と執筆者のプロフィールです。
あと、サンプル原稿があると、話がはやくなります。

この中でも特に、目次が重要です。
目次(本の構成)が8割を決めるといっても過言ではありません。

書籍を書くときにも、この目次がバッチリ決まっていると、
書き出してもブレがなく、スムーズに書き進められます。

本の原稿をどう書くか

書籍の企画が通ると、次は、実際の執筆に入ります。
執筆期間は、私の場合は、数ヶ月程度です。
1文字1文字自分で書いていきます。

これが、かなり時間がかかるのですね。

今回の書籍の場合は、依頼自体は、桜の咲く前にあったのですが、
大学の講義で忙しくなるので、4月から7月までは手を付けられませんが良いですか?
と出版社へ聞いたところ、8月以降に執筆開始でかまわないとのことだったので、
受けることにしました。

そして、8月から執筆を開始して、8月に1章を書き上げ、
9月に2章を提出し、
現在、10月で3章を提出という段階に来ています。

大学は後期が始まっていますので、
執筆時間がほとんどありません。

原稿をいつ書くか?

原稿をいつ書くか?
ですが、私は、村上春樹メソッド(勝手に名付けました)で書いています。

小説家の村上春樹氏は、朝4時から執筆を開始して、午前中の10時まででその日の執筆を終えるそうなんです。
そこで、この方式をマネして、朝4時から書き始めるというのを前著『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)の時にやってみたのですね。

そうしたら、かなり良い具合で書き上げることができました。

というわけで、今回も村上春樹メソッドです。
(うまくいったことは続ける)

朝4時に起きて、6時くらいまでの2時間程度を執筆の時間に当てています。
その後は、いつもどおりに仕事をします。

文章入力で腱鞘炎を回避する方法

本を書く時の悩み、それは、キーボードを打ち込むことで起こる腱鞘炎です。
2009年あたりに、年間3冊本を書いていた時に、
1冊10万文字くらいをキーボードに打ち込むということで、腱鞘炎になりました。

そこで、2014年あたりから、音声認識ソフトなどを活用して、
なるべく、キーボードを使わないようにして、文字入力をはじめました。

ここで重要なのが、企画書にあった目次です。
目次の通りに、文章を音声入力していきます。

2014年頃はまだまだ音声認識の精度が低かったのですが、
現在、2021年では、カタカナ語など以外は、ほとんど間違わないほどの認識精度となりました。

とても執筆が楽になりました。

この段階では、私の場合は、Macのメモというアプリにて書き込んでいます。
その後、Wordへ移動させて次の校正のステップへ移ります。

校正が重要

一度、音声入力で文章が入ったら、今度は、文章を校正していきます。
この段階がとても重要です。
音声入力した情報が正しいかどうか、数値は間違いではないかを調べたり、
元データにあたりながら、確認していきます。

そして、章ごとに10回くらい、回していきます。
このプロセスは、必ず、日を改めるようにします。

1回まわしたら、次は、その日中ではなく、翌日以降にします。
翌日以降にすると、あらたな視点で文章に向き合えるからです。

本の図解はどうやって作られるか?

本をめくっていると、図や表や画像キャプチャが入っていることがあるでしょう。
これはどうやって作られるのかですが、
私の場合は、図や表や図解は、Keynoteでつくります。

それを、切り出して、出版社に送ります。
すると、編集サイドで、その図解を元に作図してくれます。

この他に、出版サイドで、本を読みやすくするために、
似顔絵などのイラストを制作してくれることもあります。

このようにして、出版社側へ原稿と図を送ったら、
あとは、出版社側での作業が中心となります。

ゲラの確認

出版社側で、著者が書いた文章を、読みやすく編集する工程があり、
(場合によっては、一部を書き直しが必要になることもあります)
ゲラの状態で、執筆者へ戻ってきます。

現在は、ゲラはPDFで送られてきて、PDFで修正をして、送り返します。

私がはじめて本を書いた2008年や2009年あたりでは、
紙に印刷されたゲラで、赤ペンで修正をするものでした。

時間がないと、バイク便を利用して、原稿を出版社とやりとりするなどということが普通だった時代です。

WEBと違うところは、印刷された後は、次の版がでるまで、修正ができません。
それだけに、いかに正確に書くかというのは気を使います。

出版

そして、やっと出版となります。
長い道のりですね。
通常、本の企画から、実際に本屋さんに並ぶまでに、半年以上はかかります。
私の場合は、1年くらいかかることも少なくありません。

今書いている本は、来年2022年に書店に並ぶ予定です。
また進んできましたら、書いてみたいと思います。

福島テレビのニュース番組にて紹介されました

 
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こんにちは、押切孝雄です。

先日、福島テレビさんより連絡を受けました。
私のブログで紹介している大学でのアンケート結果をテレビで紹介したいとのこと。

了承したところ、放送となりました。

福島テレビの夕方のニュース番組「テレポートプラス」の特集でした。

この日は、パソコンの日ということで、
パソコンがオフィスにやってきてから、将来を見通すような内容を放送していました。

上記が、提供した図となります。
今回は、大学生のパソコン所有率に関するデータの提供でした。

ちなみに、下記が公表記事となります。
【2021年度版】大学生のSNS利用率・PCスマホ普及率アンケート調査結果(最長で11年分)

私は、社会貢献の一環として、
毎年行っている大学講義でのアンケート結果の一部を、
公表できる範囲にてグラフにして紹介しているのですが、
2011年からはじめて、もう10年以上となります。

テレビやラジオなどの番組を制作している関係者が、
特集内容について、Google検索などをすると、
私のブログの情報に到達することもあるようで、これまでにもさまざまな取材を受けています。

SNSの利用率などのデータは、5年以上など長期に渡り定点観測的に取られているデータも多くないようで、
今回のテレビだけでなく、学術論文なども引用されることが増えています。

今後も大学などでの研究の成果は、広く社会に還元していきたいと思っています。
お役に立てれば幸いです。

TOEICのリスニングでほぼ満点を取った方法

 
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こんにちは、押切孝雄です。

現在、戸板女子短期大学の国際コミュニケーション学科で教えていまして、
国際コミュニケーション学科なので、英語の科目が多いです。
大学としては、学生がTOEICを受けることを推奨しています。

そこで、私は、情報・マーケティング系の教員ではありますが、
学生にTOEICを推奨しているため、
自分では、どのくらいの実力があるか、個人的に受けてみようと思いました。

2ヶ月でTOEICリスニングほぼ満点の方法

6月20日に勉強を開始して、8月に受けたTOEIC試験の結果が出てきました。

TOEICは、リスニングとリーディングの2つのパートに分かれています。
それで、リスニングはほぼ満点でした。
(リーディングは、満点には、ほど遠かったけど)

このTOEICのために、2ヶ月間ほど、対策をしたのですが、
本日は、2ヶ月でリスニングほぼ満点をとった方法について、
忘れないうちにまとめておきます。

TOEICの情報収集

まず、TOEIC満点(990点)はどれほどのレベル感なのか、
990点を取っている人の情報を検索しました。

ブログがいくつも見つかります。

毎日2時間の模試を解いている人や、
リスニング力を上げる方法など、勉強方法が出てきます。

その中で印象深いポイントは、リスニングのPart3,4の英文を暗唱しているというのです。
これは、私も暗唱を取り入れていきました。

2ヶ月のTOEIC勉強の流れ

2ヶ月の間で、中心的にやっていることは
少しずつ異なります。

part1〜4がリスニング
part5〜7がリーディングなのですが、
下記の順番で勉強を勧めました。

単語→part5およびpart1,2→part3,4→part6,7

絶対にこの順番に対策を立てたほうが良いということではありませんが、
単語のあとに、文法をやりつつ、基本的な英語の音に慣れつつ、
長い英文の聞き取り、読解にもチャレンジしていくという流れですので、
効率が良いと思います。

英単語の覚え方

英単語が基本ですね。
単語を覚えるには、見る頻度が重要です。
1ヶ月に6回程度、見るようにします。
すると、あまり苦労なく覚えていけます。

また、単語単体ではなく、フレーズで覚えることも重要です。
試験では、単語単体で出るのではなく、文章の中で出てきますので、
どんな単語がどんな単語と相性が良いのか、フレーズで覚えていきます。
毎日100単語を、フレーズで見ていきます。

TOEICの使用教材について

使用教材は、基本的にアプリです。
スマホのアプリであれば、ちょっとした時間にすぐに始められます。

・abceed
・スタディサプリTOEIC
・ETSのTOEIC公式問題集7

ETSのTOEIC公式問題集だけは、紙の問題集です。
実際の試験も紙ベースですので、
実際の試験に慣れるために、
模試をするときだけ、紙ベースで行いました。

単語力と文法力とリスニング力

単語力と文法力とリスニング力は連動しています。
単語がわかると、リスニングでも聞こえる音が増えます。

また、リスニングで「ん、今なんて言った?」と聞こえない音に遭遇しても、
文法力で、ここは「are」しか入らないから、areと言っているはずだ
ということで推測できるようになります。

リスニング力を鍛えるのは、ディクテーションです。
かんたんな英文でも、読まれた瞬間に聞こえないことがあります。

たとえば、「When is 〜?」という英文ですが、
書かれたものを見れば、意味はわかりますが、
読まれると「ウェン イズ〜?」とは発音してくれません。
「ウェニズ〜?」という発音になることがほとんどです。

そこで、自分が聞こえる音と、聞こえない音を知る必要があるのですが、
それが、ディクテーションなんです。

これを地道にやっていくと、次に「ウェニズ〜?」と来たら、
もう「When is 〜?」は一瞬にして聞こえて意味も理解できるのです。

モチベーションの保ち方

TOEICは1日勉強しただけでは、点数は上がりません。
やはり2ヶ月以上くらい勉強すると、結果が出てきます。
そこで、いかにしてモチベーションを保つかですが、

私は、「みんチャレ」というアプリで報告しました。
他の人もTOEICの勉強をしていますので、
毎日報告し合うことで、モチベーションが保てます。

1日のうちで、いつTOEICの勉強するか?

朝4時に起きて、いきなりスマホで勉強をはじめます。
具体的には、スタディサプリTOEICで、
問題を解いて、間違ったところを次回間違えないようにします。

朝4時から6時までの2時間です。
あとは、職場への行き帰りの電車30分☓2で1時間です。

日中は普通に仕事をします。

さらに、夜寝る前に30分程度勉強します。
この時は、先述のpart3,4の暗唱音読が中心です。

すると、普通に仕事をしている社会人でも、1日3時間半勉強できます。

TOEICの得点力アップに役に立ったもの

10年前でしたら、TOEICの点数を上げるのに、
専門のスクールへ行っていたかも知れませんが、
現在は、情報が豊富にあり、
無料または安価に使えるツールがたくさんありますので、
自力でできます。

特に、YouTubeの動画が役に立ちました。
TOEICで調べると、TOEIC満点990点を取った人が
解説している動画が、いくつも見つかります。

それらを参考にしつつ、
自分用にスケジュールを組み立てて、
実行していくだけです。

完全に、紙の時代は終わりました。
この2ヶ月間、勉強してきて言えるのは、絶対にアプリです。
紙の参考書はいつも持っているとは限りませんが、
スマホはいつでも持っています。

そして、ちょっとした3分の電車待ちの時間でもすぐに勉強をはじめられるのです。
とても良い時代になりました。

戸板女子短期大学のWEBにて紹介されました

 

こんにちは、押切孝雄です。

4月から戸板女子短期大学 国際コミュニケーション学科にて教員の仕事もしております。
先日、大学のWEBにて、紹介されました。

着任して早々に上記の文章を書くように依頼があり、
5月末に提出しました。

それで、学内の担当者さんに編集いただいて、
今月9月に上記の記事となり、公開されています。

読者の対象が、短大を志望する高校生や短大生のため、
私の大学時代の話を中心にダイジェストで書きました。

読んでいただけたらわかりますが、私は大学時代に3度留学しました。
ここでは、ちょっと裏話的な話をします。

留学は、北京と、ワシントンDCと上海です。
1990年代中期ですので、今とは様相が異なります。

インターネットの幕開けの直前だったため、
現地に行ってみないとわからないという情報も多く、
実に刺激に満ちていたのを覚えています。

日本円が強く、1ドル80円くらいでしたので、
円高パワーで、海外へ行くと、モノがとても安く感じる時代でもありました。

高校生の時になけなしのお小遣いで
ティンバーランド(Timberland)の靴を買った時、25,000円だったのですが、
その数年後に、アメリカのアウトレットにいったら、1万円もしなかったのを覚えています。

たしかにアウトレットものだけれど、同じ仕様の靴だったので、
その価格差に驚かされました。

留学は、その後、社会人をへて、イギリス・ロンドンへの大学院留学へもつながっていきます。

現在は、コロナでなかなか海外への留学は難しいのが現状ですが、
20歳前後の学生の時期というのは、多くのことがフレッシュに感じられ、
吸収力も強い時期です。

今の学生に留学をすすめるか否かですが、
機会が許すのであれば、ぜひ。

英語力はすぐには上がりませんので、地道に勉強して、
コロナ後を見据えて、今から準備してみてはいかがでしょうか。

コロナが収束した頃には、留学の準備も整っているはずです。

年間5日分、活動時間を増やしてくれるもの:洗濯乾燥機

 
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こんにちは、押切孝雄です。

日々の生活が忙しい人も多いと思います。

1年間は365日ありますが、
本日は、5日伸びて、1年が370日になる方法をご紹介します。

もちろん物理的に5日伸びるわけではありませんので、
これまでどうしてもかかっていた時間を削減して、5日分の時間を生み出す方法です。

洗濯乾燥機が年間5日の活動時間を生み出す

それは、洗濯乾燥機の導入です。
家族の洗濯物を洗濯機で洗濯する場合、
洗濯物をベランダに干す時間と、取り込む時間を合わせると、
1日あたりまとめて15分くらいかかっている家庭も少なくないのではないでしょうか。

すると、1年間365日で、5475分かかるわけです。
およそ91時間です。

ここに洗濯乾燥機を導入すると、洗濯物を干す時間と取り込む時間がゼロになります。
つまり年間91時間ほどが浮くことになります。

5日間は24時間☓5日=120時間です。
寝ている時間を1日8時間だとすると、
5日間で実際に活動している時間は、80時間です。

つまり、1年間で5日分以上の活動時間を他の活動に当たられる計算となります。

生み出された時間で何をするか?

その生み出された年間91時間を何に当てるかですが、
たとえば、TOEICの勉強に当てるとしましょう。
勉強方法や元のスコアにもよりますが、50点くらいはアップする可能性があります。

1日15分程度の時間ですが、軽視できないのですね。
実は、私の家で、洗濯乾燥機を導入しまして、洗濯のストレスがなくなりました。

家族が夜にお風呂に入り終わったら、洗濯乾燥機を予約しておきます。
翌朝に起きると、乾燥まで出来上がっているというわけです。

もちろん雨の日でも洗濯物が乾かないということも無いですし、
生乾きの匂いからも解放されます。
また、バスタオルなどもふわふわに仕上がります。

乾燥温度も最適化されている(高温すぎない)ため、
洗濯物が縮んだり、傷んだりすることもほぼ無いような設計となっています。

日々の少しの時間を生み出して、生活の質を向上させてくれるものとして
洗濯乾燥機はとても強力な白物家電です。

大学の教員は、夏休みに何をしているか?

 
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こんにちは、押切孝雄です。
本日は、大学の話です。

大学生は、現在、夏休みです。
8月初旬から9月中旬まで、前期と後期の間の期間ですね。

1ヶ月半くらいあるため、
さまざまなことにチャレンジする人がいます。

コロナの影響で今年は、海外への留学はなかなか難しいですが、
企業へのインターンをする学生は少なくありません。

大学の教員は夏休みに何をしているか?

それでは、大学の教員は夏休みに何をしているか?
なのですが、やはり研究ですね。

前期、後期の講義がある期間は、どうしても学生対応におわれることも多く、
なかなか腰を落ち着けて論文を書いたり、研究をすることが難しいものです。

それで、前期が終わったタイミングに集中して研究に取り組む大学教員も少なくないと思われます。
かくいう私も、この夏休みのタイミングで、論文や書籍を書いています。

大学の教員は論文を書かなければ、評価されません。
現在、3本の論文を並行して進めています。
私が1人で書く(単著)論文と、複数人で書く(共著)論文があります。

1人で書くのも良いですが、複数人で書くとそれぞれの強みが活かせて
なかなか面白いものです。

また、このブログではじめて書きますが、
実は、ある出版社よりお声がけいただき、来年出版予定の本があります。

春にはオファーいただいていたのですが、
大学の講義期間中(4月から7月)は全く手を付けられませんでしたので、
やっと、この夏休みの期間に書いています。

すでに1章を書き上げて出版社へはお送りしています。
今は、2章、3章と書いているところです。

と言っている間に、あと2週間ほどで、あっという間に後期に入ります。
後期に入りますと、執筆している時間がなかなか取れなくなりますため、
集中して書いてまいります。

さらに、大学教員が夏休みに行っていることがもう1つあるのですが、
それは、また次回のブログでご紹介します。

TOEIC勉強法:紙で勉強する時代は終わった、アプリの活用

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

どうすれば、張り合いを持ちつつ楽に目標を達成できるか?
目標を達成する科学についての研究をしています。

前回紹介した手法は「中くらいのつながり」でした。
今回は、「紙の本」ではなく、「アプリの活用」です。

勉強は本ではなくアプリで

時代は変わりました。
「紙の本」ではなく、「スマホのアプリ」を活用することで、
劇的に効率が上がります。

スマホのアプリなら、
椅子に座って勉強する必要がありません。
起きてすぐに寝たままスマホのアプリを開いて勉強を始められます。
勉強を始める敷居が低いです。

TOEICの勉強にもアプリ

たとえば、TOEICです。
990点は楽に取ろうと思っている人がいるとします。
すると、リスニングは100問、リーディングは100問あり、
両方とも95問以上取る必要があります。
基本的に間違えないということですね。

そのためには、単語を覚え、(単語はフレーズで覚える)
英語の独特のつながる音を聞き取り、
簡単な単語でもつながると聞こえないことがあるため、必ず音で勉強します

聞いて意味がわかるようになるには、見てわかる→音読をする→聞いてわかるというフェーズがあります。

問題を解くフェーズでは、音が聞こえて理解できるのと、問題が解けるのはまた別です。
どこを注意して聴いてなければならないか、問題を解けるように、問題の先読みを必ず行います。

単体の問題を解けるのと、連続してテストが終わるまでパフォーマンスを保てるかについてもGapがあります。
解らない問題は、直感でつけてよいので、次に影響しない、引きずらない心理的マネジメントが必要です。

たとえば、これを2ヶ月間、集中して勉強します。
1日2時間くらいです。

TOEICをいつ勉強するか1:朝

どこで時間を見つけるかなのですが、
朝起きてからの1時間と、仕事への行き帰りの電車で1時間です。

これで2時間を捻出できます。
朝の1時間は、起きてすぐ、ベッドから出ません。

ワイヤレスイヤホンをつけて、いきなり、スマホのアプリではじめます。
すると、勉強しているという気分がなく、勉強をすすめることができます。
この勉強するぞと机に向かうことなく、勉強してしまっている状態がいいのです。

ベッドでスマホで朝の1時間勉強ができてしまうと、
そのあとの1日が、気分的にとても楽になります。

TOEICをいつ勉強するか2:移動時間

電車でも同様です。移動中に勉強ができます。
ワイヤレスイヤホンでノイズキャンセル機能があるものでしたら、
電車内の音がかなり抑えられますので、リスニングもできます。

イヤホンにノイズキャンセル機能がない場合でも、電車内では、基本的にはpart5の文法ができます。

TOEICの勉強のモチベーションは「みんチャレ」

ただ、勉強をはじめて1ヶ月くらいはモチベーションが保てても、自分一人だとどうしても、張り合いがありません。
そんなときには、前回のブログで紹介した「みんチャレ」などのアプリを使います。

重要なことの一つは張り合いをもって毎日を過ごすことです。
「みんチャレ」では、意識の高いグループが見つかるはずです。
TOEICだけでも数十あります。
この中で、自分にあったグループを見つけます。
700点とか、900点とか、レベル別にさまざまなグループが見つかります。

あとは、毎日、画像を1枚アップしていくだけです。
これだけのことで張り合いが出てきます。
1言コメントを入れていきます。
なかなか覚えられない単語を書き込むなどしても良いでしょう。
自分だけでなく、一緒に勉強している仲間にも参考になります。

TOEICの勉強法はYouTube

TOEICの勉強方法やTOEICのpartごとの対策方法は、
YouTubeでいくらでも見つかります。

多くのTOEIC990点を取った人がチャンネルを運営しています。
たとえば、「猛牛先生」というチャンネルがありますが、
具体的な解き方も動画で紹介しており、参考になります。

TOEICの勉強はスマホ1台でできる

TOEICの勉強は、全てスマートフォン1台でできます。
完全にスマホ1つでできる時代になったということです。

わたしが学生の頃(もう20年以上前)は、紙の本で学習しましたが、
今は、一切本を使わずにできます。

アプリのみです。
たとえば、「abceed」というアプリでは、
単語も間違ったものだけが出てきたり、2回以上間違ったものだけソートして出せたり、
忘却曲線に沿ったものを自動で出してくれたりします。
また、音声があり、タップするだけで、何度でもリピートが可能です。

紙の本の場合には、音声がついていることもありますが、どうしても探したりする時間がかかります。

スマホのアプリでは、音声を探す手間がかかりません。
時間的にとても効率的です。

語学の勉強は、アプリで、劇的に進むようになりました。

どうすれば、楽に目標を達成できるか?

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

さまざま目標を持っている人も多いと思います。
たとえば、資格試験に合格したいとか、
TOEICで990点の満点を取りたいなどです。

これらの目標に共通するのは、一夜漬けでは合格できないので、
日々コンスタントに積み上げることです。

ただ、はじめはやる気があっても、だんだんモチベーションが下がってきて、
なかなか1ヶ月、2ヶ月と高いモチベーションをキープするのが難しいということは、
よくあることではないでしょうか。

そこで、どうすれば、張り合いを持ちつつ楽に目標を達成できるのか?
現在、目標を達成する科学についての研究をしています。

そのコアアイデアは、「中くらいのつながり」です。
強いつながりでも、弱いつながりでもなく「中くらいのつながり」というのがキーです。

「強いつながり」とは、家族のような生きていく時に基本となるつながりです。
「弱いつながり」とは、1度会ったことのある人で、ごくたまに連絡を取り合うような間柄です。
SNSのつながりのなかでも、弱くつながっている人がいると思いますが、これは典型的な「弱いつながり」です。

私が、注目しているのは、「中くらいのつながり」です。

この「中くらいのつながり」という概念は
拙著『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)でも触れました。

たとえば、「みんチャレ」というアプリがあります。
このアプリをみると、自発的に作られたさまざまなグループがあります。

TOEICだけでも、「600点を目指す」グループから「900点をとる」グループといったレベル別に関するもの、
「part3,4を暗記する」といった内容に関するものなどさまざまあります。

これらのうち、自分にふさわしいグループに入ります。
「みんチャレ」の場合は、1グループ5人までなので、
5人満員のグループは、誰かが脱落したりやめない限り入れません。

満員なら、自分で新たにグループを作るのも手です。

そして、毎日、自分がやったことを投稿していきます。
投稿は、スマホの画面キャプチャや写真をアップするだけなので、
とても手軽です。

他の人も毎日アップしていきます。
他の人がアップすると、スマホにお知らせが来ます。
お知らせが来たら、「いいね」のスタンプをタップします。

たったこれだけのことですが、
他の人も自分と同じ目標に向かっているため、張り合いがでてきます。

基本的に匿名のため、誰なのかはわかりません。
自分から、性別や何歳代かを設定できますが、設定は義務ではなく、ユーザの自由です。

モチベーションを維持する方法は、
同じようなモチベーションの人と、やったことをシェアするだけでよいのです。
知り合いである必要はありません。

1人で資格試験ややりたいことを続けるのが難しくても、
同じ目標を持つ人と切磋琢磨する仕組みがあります。

また、資格試験だけでなく、朝はやく起きるのを習慣にしたいという人もいるかもしれません。
そんなときにも、「中くらいのつながり」は役に立ちます。

個人的に、昨年の夏以降、朝4時に起きて本の原稿を書くということをしていた期間があったおかげで
今でも朝4−5時に起きて、仕事をはじめています。

もう早朝から仕事を開始するというのは習慣になったと言ってもよいのですが、
「みんチャレ」で朝早く起きるグループがあったため、入ってみました。

そして、朝4−5時に起きて、毎日投稿をしています。
すると、他の人も同じ頃に起きて投稿をするため、
すでに習慣になっていることであっても、朝起きることについて、
張り合いがでてきます。

「みんチャレ」は、それぞれの目標について、中くらいのつながりを持てるので良いですね。

また、目標は1つである必要はなく、複数あって良いということです。

たとえば、朝早く起きて、TOEICの勉強をしつつ、毎日走ることを日課にしているといった場合、
複数の目標を達成を目指しますので、
当たり前ですが、自分と全く同じ目標を持った人は稀有です。

そこで、目標を分解して、「朝早く起きる」「TOEICを勉強する」「毎日走る」と分けてみれば、
それぞれの目標にチャレンジしている人は見つかるものです。

1人ではできないことでも、「中くらいのつながり」があれば、達成できることがあります。
その意味では「中くらいのつながり」をキープする手段として、
「みんチャレ」は、理想的なアプリといえます。

「みんチャレ」は、1つのグループであれば、無料ではじめられますので、
実に気軽です。

目標を楽に達成するためには、「中くらいのつながり」が重要であり、
それを維持する方法(アプリ)は、すでにあります。

【2021年度版】大学生のSNS利用率・PCスマホ普及率アンケート調査結果(最長で11年分)

 
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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

大学で開講している「WEBマーケティング」講義が今年で11年目に入りました。


今年2021年も昨年からのコロナ禍に見舞われた中での講義シリーズとなりました。

アンケートの第一弾がまとまりましたので、シェアいたします。


2021年度の対象は、東京23区内にある大学の主に経営学部の2年から4年生です。


2021年のアンケートの有効回答数は263名です。

今回のアンケートは、デバイス(パソコン、スマホ、タブレット)の所有率と、
SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTok)のアカウント開設率についてのアンケートです。

SNSアカウント:Twitterの開設率

はじめにTwitterアカウントの保有率からみていきましょう。

2021年のTwitterアカウント所有率は90%でした。


Twitterに関するアンケートは2013年からとっていますが、

この間、低い年で83%、高い年は95%の間を推移しており、全期間にわたって8割以上と高位で安定しています。


社会人では、Twitterは毎日利用する人としない人で比較的はっきり分かれると思います。

また、Twitterは過去に使っていたけれど、
今は使わなくなって久しいなという人も相当数いるのではないでしょうか。


これが、
大学生となるとTwitter利用は活発です。
ニュースはニュースアプリではなくTwitter、
検索は、Google検索ではなくてtwitterで検索をする学生もおります。

Twitterのアカウントを1つだけでなく、複数開設していることもごく普通にあります。

Twitterは、大学生が利用しているSNSのド定番といえそうです。

SNSアカウント:Instagramの開設率

続いてInstagramです。

Instagramはアンケートを取り始めた2015年から一貫して増加して、2019年には90%に達しました。

そして今年2021年は89%という結果でした。
約9割ですので、大学生にとっては、Twitterと並び2大SNSといえます。



写真がメインということと、芸能人などの著名人も活用しており、

華やかなものや現在のトレンドをキャッチアップするのに活発に利用している実態が見て取れます。

現在では、アパレルブランドがInstagramから自社のECへ誘導する事例が増えています。
ソーシャルコマースという分野ですね。

SNSアカウント:Facebookの開設率

続いて、Facebookです。

Facebookは、2011年から11年間アンケートをとっていますが、

2014年の76%をピークにして下落が続いています。

2021年は25%と、ついに4人に1人まで下げました。

Twitterと違ってFacebookは実名制という点もハードルが高い要因になっています。

やはり、大学生にとっては、自分のお父さんが使っているSNSで私生活をさらすのは抵抗があるというのは理解できます。
また、私見となりますが、日本語ユーザに限って言えば、
ここ数年でFacebook内での友人の投稿数が明らかに減っているように思われます。
私もFacebookを利用していますが、ここ数年で投稿する頻度が減りました。

SNSアカウント:LINEの開設率

つづいてLINEです。

LINEの2021年は、99%という結果でした。

日本人の学生はほぼ持っています。


海外からの留学生はLINEにアカウントを持っていないこともあります。
したがって、
これは留学生の人数とも関係します。
コロナ禍ということもあり、
海外からの留学生が限定的ですので、高いLINEアカウント率となりました。

SNSアカウント:TikTokの開設率

さて、つづいてはTikTokです。

TikTokは、昨年2019年からアンケートを取りはじめて今年で3年目です。

2019年に38%で、今年2021年は54%と過半数となりました。


9割前後のInstagramやTwitterとは大きな開きがありますが、

TikTokは大学生にとっても人気のアプリになってきています。
今後の成長に注目です。

自分のパソコンの所有率

次は、パソコンの所有率についてみていきましょう。

パソコンについては、家族のパソコンではなくて、自分のパソコンを持っているかどうかのアンケートです。

「自分のパソコンを持っている」と答えた学生は、
例年5−6割程度で推移していたのですが、今年は9割へと増えました。

コロナウイルスの影響により2020年に8割へと増えたのですが、
今年2021年は、さらに自分のパソコンを購入した学生が増えました。

スマートフォンがこれほどまでに使いやすくなった現在で、
自分のパソコンがなくても事足りるといえばそうかもしれませんが、

やはり勉強をするなら、パソコンがあったほうが画面も大きくキーボードもありますので、
格段に仕事効率は良いだろうと思います。

5Gも少しずつエリアが広がってきましたので、スマホでテザリングをすれば、
自宅だけでなく、
外出中にも学習できる環境が整ってきました。

対面講義をしていても、自分のパソコンを大学に持ってきて講義を受ける学生が目に見えて増えました。

スマホ:iOS vs Android

つづいてスマートフォンです。

スマートフォンの保有率は、100%です。

朝起きたら顔を洗うように、家を出るときは靴を履くように、
スマートフォンは日常に欠かせないガジェットとなって数年がたちました。

ではその端末が、iPhoneなのか、それともAndroidのスマホなのかを聞きました。


すると、iPhoneが91%でした(アンドロイドは9%のみ)。
大学生はiPhone好きなんですね!

昨年2020年のアンケートでは94%でしたので、
2021年もiPhone人気は健在です。

これは東京の大学に在籍している学生に限ったことなのか、
日本全国で同じ状況なのかは興味があります。
もし東京以外の都市で教えられている教員の方がおられましたら、
ぜひアンケートをとって、結果をシェアくださいませ。

自分のタブレットの保有率


タブレットの普及率は2021年は25%でした。
この数年は20%台であり、
それ以上上昇する気配はありません。

たしかに、iPad proは新聞の画面も収まって紙の新聞いらずになりますし、

アップルペンシルで手書きできて使いやすいです。

さらに、Macbookの横にiPadをおいてサイドカーという機能を使えば、
iPadが拡張ディスプレイになります。

画面が2画面になりますので、とても使いやすく一度使い始めると、
外出時には、MacbookとiPadはペアで持ち歩くようになる人もいるほどです。


ただし、大学生にととっては、タブレットは、
大きな画面のスマホという位置づけを脱しきらず、

ファーストチョイスはスマートフォン、

セカンドチョイスはパソコン、

そして、サードチョイスにタブレットという実態が見て取れます。


ちなみに、スマートウオッチやVRのヘッドセットは、フォースチョイス、フィフスチョイスですね。

大学生のSNS利用率まとめ

2021年のSNSとスマホなどのハードウエアのアンケートをとってみて、

特にSNSは年々使う人が増えていくものと、そうでないものの潮流が見て取れました。


SNSでは特に、多くの人が使えば使うほど利便性が増す、ネットワーク効果があります。


逆に、使われないSNSは、利便性が低下します。


現在の大学生にとって、SNSは気軽に匿名でも投稿できるTwitterと、
画像がメインのInstagramが双璧です。



LINEはクローズドなコミュニケーションのインフラといえます。

今年2021年は、オンライン講義と対面講義のミックスでした。
厳密には、対面講義を計画だったのですが、
緊急事態宣言を受けて、オンラインでの講義も数週間に渡り行いました。

対面とオンラインとどちらが良いかですが、
それぞれの良さがありますが、
大人数向けの講義に限って言えば、
個人的には対面でもオンラインでもなく、
オンデマンドが最適ではないかと感じています。

学生の意見となりますが、
講義室での対面での講義では、電車が遅れたり、
私語をする学生がいたりして講義に集中しずらいなど、
万全な状態で受講できるとは限らないのです。

それに対して、オンデマンドでの配信では、何度でも再生できます。
講義形式の場合では、学びの効率化という点では、オンデマンドに軍配が上がります。

さて、来年2022年はどうなるでしょうか。
機会がありましたらシェアいたします。


ちなみに、大学の「WEBマーケティング」講義で教科書として使用している書籍がこちらです
『デジタルマーケティングの教室』マイナビ出版

【2021年度】インスタやってない大学生割合(7年分:2015年から2021年)

 
category:社長ブログ

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
大学でのインスタに関するアンケートがまとまりましたので、シェアいたします。

大学で開講している「WEBマーケティング」講義が今年で11年目に入りました。

今年2021年も昨年からのコロナ禍に見舞われた中での講義シリーズとなりました。


インスタに関するアンケートの2021年度の対象は、東京23区内にある大学の主に経営学部の2年から4年生です。
2021年のアンケートの有効回答数は263名です。
今回のアンケートは、Instagramのアカウント開設率についてのアンケートです。

Instagramのアカウント開設率

Instagramのアカウント開設率です。

Instagramは大学生の間で拡大が続いています。

アンケートを取り始めた2015年から一貫して増加して、
2019年には90%に達しました。


そして昨年2020年は86%という結果でした。
2021年は89%でした。


約9割ですので、
大学生にとっては、Twitterと並び2大SNSといえます。


Instagramをやっていない大学生は11%に

逆に言えば、インスタをやっていない大学生の割合は、年々減少しています。
2021年には、11%となりました。

大学生によっては、インスタのアカウントは、1つだけでなく、
複数アカウントを利用している人もいるほどです。

ただ、ここで注意すべきことは、東京の私立大学へ通う学生へのアンケート結果だということです。
日本全国の平均ではありませんので、このデータを引用する際などはご注意ください。

Instagramの魅力

大学生の状況を見ていると、
インスタを見ていて、ECサイトへ移動して購入という行動も当たり前になってきています。
これはソーシャルコマースと呼ばれるものです。
アパレルブランドなどは特に顕著です。
Instagramでソーシャルコマースが気軽にできる現状があります。

このソーシャルコマースについては、
拙著『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)でも書きましたが、
また別途このブログなどでも書いてみたいと思います。

また、日々の情報源がInstagramという大学生も多くいます。
インスタで検索するというわけです。

現在は、インスタをやっていない大学生は少数派です。
ただし、これから5年先、10年先は、わかりません。
TikTokも急速にシェアを伸ばしています。

SNSの状況は、1年経つと少しずつ変わっているため、また来年以降もシェアできればと思います。