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社長ブログ

読売新聞「シニアYouTuber」に関する記事が掲載

 

こんにちは、押切孝雄です。

読売新聞社より取材を受けたのが3月末、
4月8日の読売新聞 朝刊にて特集記事が掲載となりました。

テーマは「シニアYouTuber」。

シニアのYouTuberといえば、
90歳を超える元気なおばあちゃんがゲームをプレイする様子のYouTubeチャンネルは有名ですが、
それだけでなく、
コロナ禍でYouTubeチャンネルを開設するシニアが増えたことに関する記事です。

私は解説で協力しました。

アクティブシニアは多く、余暇を利用して、
ガーデニングや、日々の料理などの動画をYouTubeに公開しているシニアは多く存在します。

そして、コメント欄で、ファンとのつながりを楽しんでいます。
2022年にYouTubeをはじめて、収益化するのは少々ハードルが高いですが、
趣味で動画を制作したり、アップするのは、生活を充実させる1つの方法として有効ではないでしょうか。

ちなみに取材時に記者さんと話していて、
弊社カティサークのことは、はじめ「デジタルマーケティング会社」と紹介される予定だったのですが、
カタカナが多いとわかりにくいということで「市場調査会社」となってます。

書籍『YouTube 企業動画担当になったら これだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本』が4月に発刊

 
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こんにちは、押切孝雄です。

『YouTube 企業動画担当になったら これだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本』(技術評論社)
という本が来月4月21日に発刊となります。

書籍の内容は、ビジネスで、動画化の流れが加速しているけど、
単に動画を作るだけではなくて、マーケティングとプロデュースの考え方を導入する視点を紹介しています。

執筆の裏話としては、
昨年2月にオファーを受け、大学の仕事があるので前期の期間は書けませんと素直に言ったところ、
執筆は夏からのスケジュールとなり、予定通り地道に書いて書店に並びます。

技術評論社からは3冊目となります。
通算では著者、監修など含めると10冊以上なので、多くの書籍に携わってきました。

1冊目は、2008年の『グーグル・マーケティング!』ですから、
もう14年ですね。

大学の動画制作プロジェクト系の科目の教科書としても活用されます。

この10年クライアント企業と取り組んできたベストプラクティスをまとめました。

まだ、書店には並んでいませんが、
もうすでに、Amazonでは予約ができるようです。

大学は卒業式シーズンに

 
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こんにちは、押切孝雄です。

昨年の4月から大学で 専任の教員もしております。

週明けには卒業式があります。
早くも1年が経とうとしています。

個人的にはこの1年は新しいことばかりでした。
どのような環境なのか右も左もわからず入りましたが
入ってみると教員の方も 助手補方も職員の方もとても親切だったことは幸運でした。

やはり人が良いと言うのは働きやすいです。
教職員間の連携が密で、かつ協力的で力を発揮しやすい環境があります。

例えば助手補という教員や学生の活動を支援してくださる職種があるのですが、
所属している学科の助手補の方へメールや電話で協力を頼むとすぐに対応してくれます。

また比較的小規模の短期大学ということもあり動きが早いです。
話が早く進むことがあります。

たとえば、提案したことをすぐに検討して実行してくれたりします。
学生が履修登録する際のシステムで、
改善できそうな点がありましたのでそれを指摘したところ、
その後、システム会社と打ち合わせをして
システムを改善してくれました。

この4月から、わかりやすい機能を利用できる見込みです。
このような動きが速く、素晴らしい点だと思います。

このような環境下で学生に教えたり、論文を書くなどの研究をすすめることができています。

4月からの2年目は、今年1年目よりは、見える範囲が広がると思いますので、
学生が成功するための支援を最大限にしていこうと思っています。

基本は、担当する講義や演習などの科目で、学生が身につけるものを最大化することです。

来年度は、オンデマンドの講義なども予定されており、講義映像をつくることを、
この3月中から準備しています。

短期大学は2年で学生が卒業していきますので、
4年制大学と比べると半分の2年間ですが、その分、濃密な2年間を過ごして卒業していきます。

週明けの卒業式では、胸を張って卒業生を送り出したいと思います。

査読付き論文の書き方

 
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こんにちは、押切孝雄です。

研究者にとって重要なことがいくつかありますが、
その1つは論文を書くことです。

論文には2通りあり、査読付きの論文と査読なしの論文があります。
その違いや査読付き論文の書き方とはどのようなものでしょうか?

個人的に、この1年間は論文に向き合った1年間でした。
今年度は、論文を3本書きました。
2本は単著(査読なし)です。
1本は査読付き論文で共著です。

論文(査読なし)

査読のつかない論文は自分で思うように書いていきます。
自分でこれなら研究者として恥ずかしくないと書ききったところで提出となります。
査読のない論文については、リジェクトされることなく提出となります。

それに対して査読付き論文は論文を審査に出してからがポイントです。

査読つき論文

査読付き論文は、複数名の査読者からの審査をうけるということです。

学会誌に掲載されることになりますので、
査読者が複数人(おおよそ3人くらい)ついて査読されます。

ちなみに査読は通常「ブラインド」で行われますので、
論文を書く人も査読者もお互いのことを知りません。

論文を書く人は名前を伏せて書きます。
また論文を書いた人も誰が査読者なのか分かりません。

このようにして論文が査読されます。
そして、その論文が詳細に読まれ、さまざまなポイントを指摘されます。

論文はリジェクトされることもある

査読に出してすんなり通ると言う事は稀で、
多くの場合、指摘されて戻ってきます。

共著で書いた私の経験でも、多くのポイントを指摘されました。

しかし、その指摘はリジェクトでなければ、ポジティブに捉えるべきです。
実際に、査読結果の内容を見ると、
「こういう切り口があったのか!」
と論文執筆者自身が気づかなかったような点を指摘いただけることが多々あります。
(まさに、今回がそれでした)

そして、執筆陣は、その指摘されたポイントについて一つ一つ対応していくことになります。
今回共著でしたので3人で分担して書いていきました。

論文の内容に対する指摘だけでなく、
今回は英語で書いた論文だったため、英語の語法に関するポイントも指摘されました。

詳細に指摘いただいたため、
査読の先生方は、我々の論文をここまでしっかり読み込んでくれていて、
本当にしっかり見てくれてるというのが率直な感想です。

学会誌(査読誌)に載る意味

査読を受けるという事は
ジャーナル誌に載るレベルまで論文の完成度を高めるということです。

実際には、その前のプロセスで査読結果が戻ってくると直しが多いので心理的にはきついです。
ただ、リジェクトされたわけではありません。
誠実に向き合って、直していけばいいのです。

1人だったらうちのめされていたと思いますが、
今回の論文は3人の共著だったため、
他の2人が、経験の豊富な先生方でありましたし、
1つ1つ丁寧さを心がけて修正し、鼓舞しあって乗り切ることができました。

査読付き論文で大変な思いをされている研究者の人も少なくないと思います。
ただ、それを乗り越えることは、少なからず良い経験となります。

そんな査読付き論文を、先日、ちょうど再提出し終えたところです。
社会的に意義のある研究を1つ1つ進めていきたいと思います。

紙のノートが不要に:GoodNote 5でペーパーレスを実現

 
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こんにちは、押切孝雄です。

いかにパソコンやスマホ化が進んでも、
これまで、どうしても手書きした方が良いことがありました。

たとえば、アイデアを図で描く時に、パソコンやスマホだと描きづらく、
ノートに手描きすることがありました。

また、勉強していても、手で書いて覚えるために、ノートに書くといったこともあります。

私も、こういうことは紙のノートに書いてきました。
ただ、ノートはかさばりますし、数冊持つと重くて持ち歩きたくありません。

それが、あるタブレット用のアプリを使い始めて、考えが変わりました。

本日は、紙のノートが不要になる効率化させる方法について紹介します。

「GoodNote 5」で紙が不要に

紙のノートが不要になるアプリがが、GoodNote 5です。

ノートアプリです。
Appleでダウンロードできるノートアプリでもっとも人気のある定番アプリですので、
利用している人も多いと思います。

ノートに手書きするのと同じように、
Appleペンシルなどを使って、iPadへ手書きをしていけます。

いくらでもノートを追加できますので、
何冊もノートを持ち歩く必要がありません。

また、紙のノートですと、1年前に書いたことを参照するためには、
そのノートを探す手間がかかりますが、
タブレットなら、1年前でも2年前でも書いたことを見直しやすいです。

これだけでも、非常に快適に感じます。

大きさの変更や移動ができる

紙のノートではできないこともあります。
それは、書いた文字や図の大きさを変えることです。

これが、文字をあとから大きくしたり、小さくしたりが簡単にできます。
もちろん、範囲を選択して移動することもできます。

似たアプリはあるがUI/UXが異なる

これまでは、iPadにはじめから入っているApple純正の「メモ」アプリを利用していましたが、
「GoodNote 5」は全く違います。

同じノートアプリですが、UI/UXに優れていて、
使い勝手がよく、これなら毎日使っていてストレスがないアプリなんですね。

ノート間の行き来も、ブラウザでタブを切り替えるようにして、
すぐに他のノートの直前まで開いていたページを開けるので、
時間が一瞬なんです。

こういった、こまかな使い勝手が本当に素晴らしいです。

タブレットの有効活用に

個人的に、「Good note 5」を使いだす前は、
iPadを毎日持ち歩きつつ、時々使うという状況でしたが、
「GoodNote 5」を使いだしてからは、必ず毎日利用しています。

これまでのように複数の紙のノートを用途に応じて使い分けてきましたが、
それらを探す手間がありません。

iPadを開けば、これまでに手書きした情報がまとまって入っているという安心感と快適さが大きな要因です。

個人的には、毎日、日誌をタブレットに書いているのですが、
夜寝る前に日誌を書いて、朝起きて今日フォーカスすることを確認するという流れが
成果を産み出してくれていると思います。

また、勉強でGoodNote 5に書いて覚える場合でも、
昨日書いたことに戻りやすいため、振り返りや復習がしやすいです。

さらに、iPadで書いたことは、iPhoneに同期することが可能なので、
電車に乗っているときには、iPadは大きくて取り出しにくいため、
iPhoneで内容を確認するということもスムーズにできます。

1000円程度の有料のアプリではありますが、
買い切りで1回しかかかりません(サブスクリプションではありません)。

また、良い紙のノートを何冊か買っていったら、いつか1000円を超えていきます。
そういう点でも、活用すればするほど、お得なアプリといえます。

2022年 明けましておめでとうございます!

 
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あけましておめでとうございます。
2022年に入りました。

コロナ禍ではありますが、
だからこそ、世界中でDXも進んだかと思います。

たとえば、仕事の会議も対面ではなくオンラインが普通となりましたし、
大学の講義もオンラインと対面のハイブリッド形式も当たり前となりました。

今年2022年にコロナを脱するか予断を許さない状況ではありますが、
コロナを克服したとしても、オンラインの良さは、さらに改良されて
仕事や教育の現場、そしてプライベートでも続いていきそうです。

すると、たとえば、10年後の2032年から見てみたら、
コロナ禍というのは、毎日マスクを強いられて大変な数年だったけれど、
オンライン化にとっては、意味のあることだったと振り返る事ができるかもしれません。

個人的には、2つ体得した良い習慣がありますので、シェアいたします。
1つ目、早起きの習慣です。

私の場合は、朝4時に起きる習慣を身に着けたことで、
さまざまなことがうまくいく実感を持てるようになりました。

英語の勉強であれ、大学の講義の準備であれ、論文の執筆であれ、
本の執筆であれ、朝の時間に集中してやってしまうと、結果を出しやすいことがわかりました。

これまでは、冬になると、4時おきが5時おきへと1時間遅くなることがありましたが、
あることがきっかけで4時おきが続いています。

それは、このブログでも何度かお伝えしている「みんチャレ」というアプリで、
仲間でシェアする習慣を続けているからです。

そして、2つ目は、飲酒を最小限化したことです。
これまで、週に数日程度、飲酒をしていましたが、
これを、一昨年の2020年に本の執筆をしていた時期に完全に飲まないようにしてみました。

すると、体調が良いですし、明らかに集中力が違います。
そこで、そこから、基本的にはお酒を飲まない生活を続けています。

ただ、完全に飲まないということではありません。
会食などでお酒が必要な場では、美味しく飲みます。

また、美味しい日本酒が手に入ったときにも美味しくいただきます。

ただ、現在、コロナ禍ということで、会食がほとんどありませんので、
過度に飲酒をすることもありません。

基本的には、お酒を買ってきて、家で飲むということはしないようにしています。
これだけで、睡眠の質も、生産性も上がります。

これは今年も続けていこうと思います。

ブログを読んでくださる方にとって、ご多幸の年でありますように。
今年もどうぞよろしくお願いします。

2021年を振り返る

 
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こんにちは、押切孝雄です。

今年2021年が、あと数時間で終わろうとしています。

今年は戸板女子短期大学での専任教員の仕事も増えた1年でした。
コロナ禍での前期の週10コマは、なかなかタフなスケジュールでしたが、
逆に言えば、個人的にも得ることの多かった1年でした。

担当する科目も、WEBマーケティングだけでなく、
アルゴリズムとデータベース、情報リテラシー、ビジネス概論など、
情報系・ビジネス系の科目を中心に教えました。

そんな中で、論文を3本(うち1本は査読付き英語の共著、1本は年末年始で書き終わる)書けて、
グッと視野が広がりました。

さらに、今、来春に出る動画マーケティングの本の原稿を一通り書き終わり、
初校に取り組んでます。

これができたのも、この1年は毎朝4時起きで、8時くらいまでの4時間を有効に使ったからでした。
今振り返ってみると、やはり、コンスタントに4時に起きられたことが強かったと思います。

来年はもっと英語で論文を読み、着実に書いていき、
世界の研究者と切磋琢磨して、つながっていきたいと思います。

あっという間の2021年でしたが、2022年も4時起きを続けて、
一歩一歩積み重ねていきたいと思います。

論文どこいった?がなくなるツールLiquid Text

 
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参考論文を紙で保存すると沼にハマっていく

こんにちは、押切孝雄です。

論文を書く大学の先生や大学院生などで、
大量に論文を読んでいる人は少なくないと思います。

多くの論文が、PDFで、WEBに公開されていますので、
プリントアウトして、バインダに保管している人も多いのではないでしょうか。

私も、プリントアウトして、
各テーマごとに分けて、保管していました。

先人の研究は実に面白く、プリントアウトする論文の数も増えていき、
すぐに50本、100本と増えていきました。

そして、自分の論文に取り組む段になって、
前に読んでいた、参考になるあの論文、どこいった?
となり、複数のバインダから、目当ての論文を探すということはよくあることです。

また、保管場所も大学の研究室と自宅などと、複数の保管場所があれば、
自宅で論文を書いている時に、
大学の研究室に保管してある論文を参照したいということもよくあることです。

それでは、再度、WEBからPDFをダウンロードすればよいかというと、
読んだ論文にペンで書き込みをしているため、
書き込みも含めて参照したいのですね。

したがって、WEBからPDFを再度ダウンロードすればよいという単純な話ではないのです。

という問題を抱えていたのですが、それを解決するツールがありました!

参考論文はLiquid Textで楽に管理

iPad用のアプリで、Liquid Textです。

このアプリは、PDFを左に表示しながら、
右の余白に、文章を抜き出したり、コピペしたり、
書き込みをしたりといったことが、直感的にできるのですね。

これまで、PDFを紙にプリントアウトしたものに書き込みをしていましたが、
これなら、同様のことがiPadで完結します。

もちろん、論文は100本でも、1000本でもiPadの容量の範囲でしたら、
入ります。

すると、iPadを持ち歩いていれば、仮に1000本だったとしても、iPadに入るだけの論文をいつでも携帯しているのと同じになります。

私は、iPadをいつでも持ち歩いていますので、
これで、論文へのアクセスが効率化しました。

Liquid Textは無料から使えます。
私の場合は、書き込みをしたかったため、有料バージョンを買いましたが、
無料でも十分な機能があると思います。

もうこれで、論文どこいった?
という、紙のファイルをバインダから探さなくてはならない状況から解放されます。

それで、今、論文を書いています。
今年度は単著で2本、共著でも数本進んでいます。

単著は1本書き終えて提出済み、もう1本の骨組み構成を検討しているところです。
「巨人の肩の上に立つ」ではないですが、先行研究は重要なのです。

先人の研究をよく読んで、それらを踏まえつつ、さらにそれを進展させられる研究をするために、
日本語や英語で書かれた論文を読んでいきます。
日本語の研究は数が限られていますが、英語の論文にアクセスすると一気に視野が広がります。

今書いているテーマなどは、またこのブログでもご紹介できたらと思っています。

TOITA Fes2021の「食わず嫌い王決定戦」に出ます

 
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こんにちは、押切孝雄です。

11月14日(日)にTOITA Fesがあります。
戸板女子短期大学の学園祭です。

コロナ禍ということで、昨年はオンラインでの開催だったのですが、
今年(2021年)は、リアルとオンライン両方での開催となります。

服飾芸術科の学生が、ウエディングの衣装から演出までを企画・実施する
「ブライズメイドコンテスト」や、WEGOと組んだファッションショーなど
女子短大らしいイベントが多くあります。

その中で、「食わず嫌い王決定戦」というイベントあります。

このイベントに私も出ることになっています。
服飾芸術科の丸山喬平先生との対決です。
丸山先生は、東京藝術大学大学院で彫刻を専攻された芸術系の先生です。

食わず嫌い王決定戦は、4品の中に、嫌いなものが1つあり、それを当てるというものです。

すでに、4品の選定が終わりました。
私は、国際コミュニケーション学科の教員ですので、
世界から食材を取り寄せました。

ちなみに、上の対決のバナーは、すべて学生がつくりました。
学生に、Adobe illustratorで作ったのかと聞いたところ、
「PowerPointでつくりました」とのこと。
なかなかデザインの表現力がありますね。

今年は、リアルとオンライン同時開催ということで、
YouTubeライブにて、オンラインでも視聴が可能のようです。

「食わず嫌い王決定戦」は15:10-15:50となっています。
視聴URLはこちらです。

まだ、お互いに相手の4品は知らされておらず、当日に知ることとなります。
ご都合よろしい方、ぜひ御覧ください。

本を書く方法

 
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こんにちは、押切孝雄です。

本を書きたいという人もいるのではないでしょうか。

私も今、本を書いています。
2008年に1冊目を出版してからすでに、何冊も書いていますので、
本を書き上げるメソッドが確立しています。

そこで、本日は、本を書く方法について紹介したいと思います。

出版社から声がかかる方法

現在書いている本は、動画のマーケティングに関するものなのですが、
出版社で企画が通る必要があります。

今回の場合は、すでにこれまで本を書いてきた実績があるため、
出版社側から知り合いを通してオファーがありました。

出版社の編集者さんは、日々企画を練っており、
そのテーマを書ける人を求めています。

今回、動画のマーケティングの本ということで、
これまで『YouTubeビジネス革命』(毎日新聞社)などの書籍で実績のある私にオファーがあったということです。

書籍の企画書について

企画書を書く必要があります。
企画書の内容は、書籍の概要と、目次と執筆者のプロフィールです。
あと、サンプル原稿があると、話がはやくなります。

この中でも特に、目次が重要です。
目次(本の構成)が8割を決めるといっても過言ではありません。

書籍を書くときにも、この目次がバッチリ決まっていると、
書き出してもブレがなく、スムーズに書き進められます。

本の原稿をどう書くか

書籍の企画が通ると、次は、実際の執筆に入ります。
執筆期間は、私の場合は、数ヶ月程度です。
1文字1文字自分で書いていきます。

これが、かなり時間がかかるのですね。

今回の書籍の場合は、依頼自体は、桜の咲く前にあったのですが、
大学の講義で忙しくなるので、4月から7月までは手を付けられませんが良いですか?
と出版社へ聞いたところ、8月以降に執筆開始でかまわないとのことだったので、
受けることにしました。

そして、8月から執筆を開始して、8月に1章を書き上げ、
9月に2章を提出し、
現在、10月で3章を提出という段階に来ています。

大学は後期が始まっていますので、
執筆時間がほとんどありません。

原稿をいつ書くか?

原稿をいつ書くか?
ですが、私は、村上春樹メソッド(勝手に名付けました)で書いています。

小説家の村上春樹氏は、朝4時から執筆を開始して、午前中の10時まででその日の執筆を終えるそうなんです。
そこで、この方式をマネして、朝4時から書き始めるというのを前著『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)の時にやってみたのですね。

そうしたら、かなり良い具合で書き上げることができました。

というわけで、今回も村上春樹メソッドです。
(うまくいったことは続ける)

朝4時に起きて、6時くらいまでの2時間程度を執筆の時間に当てています。
その後は、いつもどおりに仕事をします。

文章入力で腱鞘炎を回避する方法

本を書く時の悩み、それは、キーボードを打ち込むことで起こる腱鞘炎です。
2009年あたりに、年間3冊本を書いていた時に、
1冊10万文字くらいをキーボードに打ち込むということで、腱鞘炎になりました。

そこで、2014年あたりから、音声認識ソフトなどを活用して、
なるべく、キーボードを使わないようにして、文字入力をはじめました。

ここで重要なのが、企画書にあった目次です。
目次の通りに、文章を音声入力していきます。

2014年頃はまだまだ音声認識の精度が低かったのですが、
現在、2021年では、カタカナ語など以外は、ほとんど間違わないほどの認識精度となりました。

とても執筆が楽になりました。

この段階では、私の場合は、Macのメモというアプリにて書き込んでいます。
その後、Wordへ移動させて次の校正のステップへ移ります。

校正が重要

一度、音声入力で文章が入ったら、今度は、文章を校正していきます。
この段階がとても重要です。
音声入力した情報が正しいかどうか、数値は間違いではないかを調べたり、
元データにあたりながら、確認していきます。

そして、章ごとに10回くらい、回していきます。
このプロセスは、必ず、日を改めるようにします。

1回まわしたら、次は、その日中ではなく、翌日以降にします。
翌日以降にすると、あらたな視点で文章に向き合えるからです。

本の図解はどうやって作られるか?

本をめくっていると、図や表や画像キャプチャが入っていることがあるでしょう。
これはどうやって作られるのかですが、
私の場合は、図や表や図解は、Keynoteでつくります。

それを、切り出して、出版社に送ります。
すると、編集サイドで、その図解を元に作図してくれます。

この他に、出版サイドで、本を読みやすくするために、
似顔絵などのイラストを制作してくれることもあります。

このようにして、出版社側へ原稿と図を送ったら、
あとは、出版社側での作業が中心となります。

ゲラの確認

出版社側で、著者が書いた文章を、読みやすく編集する工程があり、
(場合によっては、一部を書き直しが必要になることもあります)
ゲラの状態で、執筆者へ戻ってきます。

現在は、ゲラはPDFで送られてきて、PDFで修正をして、送り返します。

私がはじめて本を書いた2008年や2009年あたりでは、
紙に印刷されたゲラで、赤ペンで修正をするものでした。

時間がないと、バイク便を利用して、原稿を出版社とやりとりするなどということが普通だった時代です。

WEBと違うところは、印刷された後は、次の版がでるまで、修正ができません。
それだけに、いかに正確に書くかというのは気を使います。

出版

そして、やっと出版となります。
長い道のりですね。
通常、本の企画から、実際に本屋さんに並ぶまでに、半年以上はかかります。
私の場合は、1年くらいかかることも少なくありません。

今書いている本は、来年2022年に書店に並ぶ予定です。
また進んできましたら、書いてみたいと思います。