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論文どこいった?がなくなるツールLiquid Text

2021年11月13日

参考論文を紙で保存すると沼にハマっていく

こんにちは、押切孝雄です。

論文を書く大学の先生や大学院生などで、
大量に論文を読んでいる人は少なくないと思います。

多くの論文が、PDFで、WEBに公開されていますので、
プリントアウトして、バインダに保管している人も多いのではないでしょうか。

私も、プリントアウトして、
各テーマごとに分けて、保管していました。

先人の研究は実に面白く、プリントアウトする論文の数も増えていき、
すぐに50本、100本と増えていきました。

そして、自分の論文に取り組む段になって、
前に読んでいた、参考になるあの論文、どこいった?
となり、複数のバインダから、目当ての論文を探すということはよくあることです。

また、保管場所も大学の研究室と自宅などと、複数の保管場所があれば、
自宅で論文を書いている時に、
大学の研究室に保管してある論文を参照したいということもよくあることです。

それでは、再度、WEBからPDFをダウンロードすればよいかというと、
読んだ論文にペンで書き込みをしているため、
書き込みも含めて参照したいのですね。

したがって、WEBからPDFを再度ダウンロードすればよいという単純な話ではないのです。

という問題を抱えていたのですが、それを解決するツールがありました!

参考論文はLiquid Textで楽に管理

iPad用のアプリで、Liquid Textです。

このアプリは、PDFを左に表示しながら、
右の余白に、文章を抜き出したり、コピペしたり、
書き込みをしたりといったことが、直感的にできるのですね。

これまで、PDFを紙にプリントアウトしたものに書き込みをしていましたが、
これなら、同様のことがiPadで完結します。

もちろん、論文は100本でも、1000本でもiPadの容量の範囲でしたら、
入ります。

すると、iPadを持ち歩いていれば、仮に1000本だったとしても、iPadに入るだけの論文をいつでも携帯しているのと同じになります。

私は、iPadをいつでも持ち歩いていますので、
これで、論文へのアクセスが効率化しました。

Liquid Textは無料から使えます。
私の場合は、書き込みをしたかったため、有料バージョンを買いましたが、
無料でも十分な機能があると思います。

もうこれで、論文どこいった?
という、紙のファイルをバインダから探さなくてはならない状況から解放されます。

それで、今、論文を書いています。
今年度は単著で2本、共著でも数本進んでいます。

単著は1本書き終えて提出済み、もう1本の骨組み構成を検討しているところです。
「巨人の肩の上に立つ」ではないですが、先行研究は重要なのです。

先人の研究をよく読んで、それらを踏まえつつ、さらにそれを進展させられる研究をするために、
日本語や英語で書かれた論文を読んでいきます。
日本語の研究は数が限られていますが、英語の論文にアクセスすると一気に視野が広がります。

今書いているテーマなどは、またこのブログでもご紹介できたらと思っています。