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マーケティング

【旅前】航空券LCC編:観光デジタルマーケティング4

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

前回、
「LCCは国内旅行では乗っている時間が短く荷物が少ないため悪くありませんが、
海外旅行のフライト時間が長く荷物が多い場合は、個人的には避けたいと思っています。」
と書きました。

やはり、日本は島国ですので、他国へ行くには、通常、数時間以上かかることが多いからです。
(日本から海外へのフライトは、一番近い韓国では、羽田から2時間程度かかる)

ただ、LCCでも、ヨーロッパ内での移動となると事情が異なります。

ポイントは、以下の3点です。
・フライト時間が(国同士が近接しているので)短い
・路線が多い
・LCCが本当に安い

ヨーロッパのLCCといえば、下記の2社が知名度・路線ともに豊富です。

Ryanair(ライアンエアー)
easy jet(イージージェット)

気になる方は、路線と価格を見てみて下さい。

たとえば、Ryanair(文字にすると「ライアンエアー」だが、発音は「ライアネア」の方が通じる)の場合、
イギリスのロンドンから、アイルランドのダブリンへは日本円にして数千円で飛行機に乗れます。
同様にロンドンから、ドイツへのフライトも軒並み数千円程度です。

実際に、私もロンドンオリンピックがあった2012年に渡航したときに、
ロンドンからダブリンへ乗ったことがあるのですが、
フライト時間も短いですし、時間は予定通り(Ryanairは定時運行で有名)でしたし、
荷物の追加料がかかったとしても、LCCでなんの問題もありませんでした。

したがって、たとえば、ヨーロッパへの海外渡航を考えていて、
もし7日〜10日くらい日程が取れるなら、まず東京ーロンドンの往復の航空券をとって、
ロンドンに着いてから、北欧のスウェーデンや、南欧のスペインへ数日程度LCCで行くなどということも十分可能です。

ちなみに、easy jetは、航空機だけでなく、空港までのバスも運行しており、
ジャンボタクシーほどの大きさの車両でロンドンの街中から空港まで運んでくれます。
これも日程によっては、2ポンド(300円!)ほどの信じられない価格のときもありますので、
知っておいて損はないと思います。

easy jetもRyanairもWEBで予約できます。
つまり、WEBを活用するだけで、簡単に安価に効率よく予約を入れられます。

それだけに、ますますデジタルマーケティングは重要になってきています。
個人的には、航空券の予約はいろいろと比較したいため、画面の大きなパソコンから行いますが、
人によっては、スマートフォンのアプリから予約する人も増えており、
航空会社も専用のアプリを運営しているケースも増えてきています。

たとえば、エアアジア(air asia)は専用のアプリがあり、ユーザビリティがよく、使いやすいため、
航空会社をエアアジア決め打ちの場合は、パソコンであれこれ検索するよりも、スマホの方が簡単便利ということもあります。

また、特に若い世代では、航空券の購入にスマホでも抵抗がないように思います。
ちなみに、エアアジアの場合は、日本(関空)からハワイ(ホノルル)の路線が片道2万円程度ということもときどきあるようです。

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(↑ エアアジアでは、関空−ホノルルが片道17,450円ということもある)

私の場合は、8時間かかる路線にLCCは厳しいので、乗りませんが、
若くて体力のある人であれば、乗る人も多いと思います。

次回は、そもそも、海外渡航先をどうやって決めるか?
について書いてみたいと思います。

【旅前】航空券編:観光デジタルマーケティング3

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

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ここのところ、観光デジタルマーケティングについてシリーズで書いていますが、
今回は、第3回、「旅前」の航空券編です。

海外旅行の場合は、主に2通りあると思います。
1:JTBやHISといった旅行代理店(実店舗)へ行って、ツアー旅行を予約するパターンと、
2:航空券やホテルをexpediaや楽天トラベル(WEB)で自分で予約するパターンです。

1の場合は、旅行会社により日程が組まれているため、観光地を効率的に回れるだけでなく、トラブル対応などの安全面も含めて楽ですね。
反面で、パックツアーによっては、お土産物屋へ連れて行かれる場合もあり、
それが不要という人にとっては時間がもったいなかったりします。

2の場合は、航空券やホテルを自分で予約するため、何をするにも自分次第で、自由度が高いと言えます。
ただ、空港からホテルへの移動も自分でタクシーなどを手配したり、
レストランをどこにするかといったことも、全て自分で考えたり、選んだりする必要があり、
人によってはそれが好きだと言う人もいれば、手間だという人もいるでしょう。

どちらが良いかは旅行をする人の好みですので、
旅行に慣れていなかったり、楽に旅行をしたいという場合には、旅行会社によるパック旅行が適しています。

今回は、自由度の高い、2の自分で航空券やホテルをWEBで自分で予約する場合について考えてみたいと思います。

海外旅行の航空券を予約するときに、どのWEBサービスを使いますか?
エクスペディア(expedia)を活用するという人も少なくないのではないかと思います。
または、航空会社のWEBサイトから直接購入するという人もいる思います。
たとえば、ANAでしたら「旅作」というWEBサービスがあります。

私は、今から8年前の2010年に台湾へ渡航する時に、expediaを使ったのを皮切りに、
これまで何度もexpediaから航空券を購入してきました。
また、ANAのサイトから直接購入ということもあります(理由は後述)。

exipediaから航空券を購入する理由は、航空会社を横断的に検索してくれるため、
簡単に最安値を見つけやすく比較から購入までが楽だからです。

そもそも海外渡航することだけは決まっているが、
行き先や、日程がはっきりしていないタイミングであっても、
expediaなどのWEBサービスで、適当に3〜5ヶ月先くらいの日程を入れてみると、
航空券やホテルの価格帯が出てくるため、目安として掴めます。

価格は日に日に変化していきますので(通常は近くなるほど高くなる)、
早めに予約を入れられれば、お得です。

ちなみに、ANAの「旅作」の場合は、航空券とホテルをセットで予約すると、
expediaなどのWEBサービスよりも有利になることがあります。

個人的に、たとえば、フィリピンのマニラへの直行便で、5つ星ホテルの組み合わせが、
だいぶお得だったため、購入したことがあります。

航空会社によっては、得意な路線や抑えているホテルの組み合わせが
expediaなどのオンライントラベルエージェント(OTA)よりも、有利なことがあります。

その意味では、WEBでの航空券やホテルの予約も、さまざまなサービスが出てきており、
競争が激しく、顧客の争奪戦は続いています。

ちなみに、LCCの場合は、確かに航空券自体の価格は、安いものの、
シートが狭かったり、機内食が有料だったり、
シート指定したかったり、荷物が大きかったり、重かったりすると、追加料金がかかるため、
結局思ったよりも安くなかったということもありえます。

LCCは国内旅行では乗っている時間が短く荷物が少ないため悪くありませんが、
海外旅行のフライト時間が長く荷物が多い場合は、個人的には避けたいと思っています。

ただ、LCCでもヨーロッパでは事情が変わってきますので、
それについてはまた次回に書いてみたいと思います。

3つのフェーズ:観光デジタルマーケティングのアップデート2

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

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(↑ タイ南部のクラビの海岸には島への小舟が停泊している)

観光デジタルマーケティングについて、先日よりシリーズで紹介しています。
まず、ホテルにもレストランにも共通して言えることを紹介します。

観光は、3つの時間的フェーズに分けられます。
旅前(たびまえ)、旅中(たびなか)、旅後(たびあと)の3つです。

自由旅行の場合、ホテルを選び、予約を入れるのはいつでしょうか?
たまにバックパッカーで、ホテルを予約せずに気ままに旅をするということはあるかもしれませんが、
通常の旅行日程を事前に自分で決める旅であれば、ホテルは旅行に行く前に予約します。
つまり、ホテルは「旅前」のフェーズで、あれこれ選ぶということが多いでしょう。

それでは、旅の2日目のランチはどのようにして決めますか?
到着日1日目のディナーはあらかじめ予約をするというパターンがあるかもしれませんが、
2日目のランチをあらかじめ予約するという人は多くないのではないでしょうか。

その場合、どのようにして決めますか?
ホテルのレストランで済ますという人もいるでしょうし、
ホテルのコンシェルジュにおすすめを聞くという人もいるでしょうし、
ガイドブックを見るという人もいるでしょうし、
スマートフォンで調べるという人もいるでしょう。
2日目のランチは、選択する手段が多様です。
共通して言えるのは、「旅中」で決めるケースが多いということです。

では、旅から帰ってきて何をしますか?
友人と会ったときに、土産話に花を咲かせたり、
旅行中に撮った写真から、思い出深い写真をピックアップしてSNSにアップしたり、
人によっては、TripadvisorやGoogleローカルガイドとして、WEBに評価を書いたりする人もいるでしょう。

人によっては、旅の本番の「旅中」だけでなく、
旅を計画している時の「旅前」の時間が大好きという人もいれば、
旅行であったあれこれを友人に話すのが好きという「旅後」派の人も少なくないのではないでしょうか。

観光は、「旅前」のプランニングの時点からはじまり、
実際に旅をしている「旅中」、
そして、旅から帰ってきての「旅後」の3つのフェーズがあると捉えると、
すっきり整理しやすくなります。

それでは、この3つをおさえた上で、
次回は、観光デジタルマーケティングの現在について話を進めてまいります。

観光デジタルマーケティングのアップデート1

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

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(↑ デュシタニ クラビ ビーチリゾートのプールサイド)

現在、TLSというコースで観光デジタルマーケティングについて担当しています。
コース自体は、昨年2017年に制作されております。

ただ、デジタルマーケティングの分野は変化が激しいですので、
自主的に、今年2018年から2019年にかけての最新アップデート版を作ってみたいと思っています。

そこで、このブログにて、観光デジタルマーケティングについて、
何度かに分けて、シリーズで書いていきたいと思います。

1回目の今回は、観光デジタルマーケティングって何なのか?
について書いてみたいと思います。

一言でいえば、「観光(ツーリズム)にデジタルマーケティングを適用すること」です。
もっというと、「WEBを活用して、観光分野で売れる仕組みをつくること」です。

たとえば、ホテルを運営している企業であれば、WEBを活用して、ホテルに客が殺到する仕組みをつくることです。
レストランであれば、自動的にWEBで予約がいっぱいになることです。

実際に、大通りに面していなくても、少しわかりにくい場所にあるレストランでも、
WEBでの評価が高いことにより、にぎわう事例があり、先日私も体験してきました。

ツーリズムでいえば、特に、ホテル業界、飲食業界や、
(日本でもこれからはタクシー業界も含めて)デジタルマーケティングは必須になってきています。

ホテルや、レストランでは、観光客と接点を持つために、
ホームページやGoogleマイビジネス、トリップアドバイザーといったWEBサービスを活用すると成功する事例が増えています。

ただ、どう活用するかが、大きなポイントです。
活用方法を間違えると、全く同じ実力をもったホテルやレストランであっても、結果は雲泥の差になります。

たとえば、トリップアドバイザーで地域1位の評価を得ていてるホテルと、
100位のホテル。

トリップアドバイザーは、評価のシステムなので、実は、実力に差はないというケースがありえます。
むろん、1位の評価を得ているホテルの方が、圧倒的に集客が有利です。

この例は、少し極端に感じるかもしれませんが、
WEBに力を入れているホテルと、全く力を入れていないホテルでは、
起こり得ることです。

ホームページ・WEBサイトは自社で、いかようにでもコントロールできますが、
Googleローカルガイドによる口コミや、トリップアドバイザーによる評価は、
自社ではなんともコントロールしにくい部分があります。

しかし、まったくコントロールできないかというと、
良い口コミを誘発するような策はあります。

先日、海外へ視察にいくことで、自分でも実際に体験してきましたので、
ホテルの場合、レストランの場合などの場合分けをしつつ、
観光デジタルマーケティングについて、これから何度かに分けて紹介してまいります。

WEBから2年で5倍の受注は可能か?

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

先日、ITコンサルティングで、埼玉県内のある企業へ訪問しました。
BtoBの製造業です。

社長さんの話を伺っていると、
ホームページからの受注数をあげていきたいとのこと。

どのくらい受注数をあげていきたいかと聞くと、2年で5倍。

2年で5倍というと、どうですか?
そうとうアグレッシブな目標設定のように聞こえるかもしれません。

ただ、そもそものホームページからの受注数が多くないので、
これから2年で5倍に引き上げることは、ある方法を使えば、十分に可能です。

そこで、その戦略を提供してきました。

あなたなら、どんな方法が考えられますか?

単に、SEO対策によるアクセス数だけで5倍にするのは、簡単ではありません。

そうではなく、SEO対策によるアクセス数は1.5倍にして、
ホームページへ到達してからのコンバージョン率を2倍にして、
さらに、動画やブログなどの他の媒体からの流入アクセス数を2倍にしてというような施策にすると、
1.5☓2☓2=6倍になりますので、
2年で5倍の受注数というのは、現実的な数値目標になります。

そもそも商品力のない企業ですと、ホームページへいくら集客しても成約しないので
絵に描いた餅に終わりますが、
その企業の場合は、商品力・製造力があるポテンシャルのある企業でした。

商品力がありますし、社歴・実績もありますし、
実施するためのスタッフもいます。

それであればということで、その手法を提供してきました。

WEB戦略を活かすと、企業は成長します。
この企業の2年後が今から楽しみです。

ムービング・ターゲットを捕捉する池袋マルイの決断力

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

前回のブログで、池袋に住んでいる外国人の10年について話しました。
その池袋で商売をしているお店のビジネスモデルも大きく変わってきています。

本日はビジネスモデルについて書いてみたいと思います。

池袋の西口の五差路にマルイがあります。
20年前は、若者ターゲットのおしゃれなデパートという印象がありました。

それが、この10年くらいで変化してきました。

たとえば、10年前のユニクロといえば、まだ現在ほどオシャレではなく、
機能性重視の安物というイメージが少なからず多くの日本人にはあったと思います。

それが、2009年に、ユニクロが池袋マルイ4階のフロアに入ったので、
オシャレなマルイがユニクロを入れたのかと少なからず衝撃を受けました。

ユニクロが入ることに若干の違和感がありました。

ただ、それから、特にこの10年でユニクロがオシャレなブランドへと進化していったのは、
誰の目にも明らかではないでしょうか。

そのユニクロも、2014年代になると、池袋マルイから抜けていきました。
(池袋東武百貨店にユニクロの3フロアに渡る巨大な店舗ができました)

その後に入ったのが、100円均一ショップだったんです。
数ある100円均一ショップの中でも、「セリア」というオシャレ寄りの100均でしたが。

マルイに100円均一ショップが入った時は、ユニクロの時を超えた衝撃を受けました。

ただ、特に週末などは人がいっぱいで、レジ前の行列が軽く20人以上待っているという時間帯もあるほどです。

売上も好調のようで、2017年には、セリアは、マルイ内で売り場面積を広げて、約1.5倍に増床しています。
池袋に100円ショップは多くありますが、どこも小規模で大きな売り場面積のお店が無いのも人気の理由です。
(個人的には、もっと増床して4階のフロアを全てセリアにするとさらなる集客が期待できると思います)

そして、現在、2017年に入ると、今度は池袋マルイに、アニメの即売会などのイベント会場ができました。
期間限定ショップで、オープン前から多くのお客さんが(数百人規模で!)並んでいるほどです。

マルイは、もはやおしゃれデパートではないなという認識に変わりました。

ただ、これは良い変化なんです。
丸井は、「おしゃれ」というプライドではなくて、
変わりゆく消費者(ムービング・ターゲット)をしっかりつかんでいるからなんです。

もし、「おしゃれ」に固執して、売れないブランドをテナントに抱えていたら、
変化する顧客を捕捉することができずに、存続すら危うかったはずです。

その意味で、丸井は、環境の変化に敏感で、市場のことがわかっている企業と言えます。
目利き力が半端ではない企業ですね。

さらに、もう1店、変化に対応している店舗が池袋にあるのですが、
それは、また次のブログで書いてみたいと思います。

観光デジタルマーケティングの収録が完了

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

先日このブログでも紹介していた観光マーケティングの収録ですが、
私の担当部分の観光デジタルマーケティングについて、全3回の収録が終わりました。

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私は、普段大学や講演セミナーで1人で話すのには慣れているのですが、
今回、隣にキャスターがいての収録というのは初めてでした。

さらに、スタジオでの収録だったので、初体験をいろいろとできて、なかなかおもしろかったです。
まず、大学の生での講義と違うのは、収録で、1年から2年くらい使い続けるということですね。

デジタルマーケティングとは、1年したら古くなって、2年もしたら化石化するので、
どんな内容を盛り込むのかは、事前にかなり考えました。

不変の考え方とか、古くなりにくいツールや事例を使いながら講座を組み立てていきました。

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あとは、隣のキャスターさんとのやりとりですね。
普段慣れていないので、これをどうするかと思ったのですが、
講義内にクイズを盛り込みました。

たとえば、「蔵王は、樹氷とお釜どちらが人気でしょうか?」といったクイズを盛り込みます。
それを、隣のキャスターさんに質問します。

それで、やりとりをするというような流れをつくりました。
これにより、コミュニケーションがうまれて、見ている人が飽きないような工夫をしました。

キャスターさんは、元某テレビ局のアナウンサーをされていた方なので、
頭の回転がよく、適切にまとめてくださったりして、とても助けられました。

ツーリズム・リーダーズ・スクールは、
30時間分くらいのコースで、私は3時間分くらいを担当しています。

日本全国の観光事業者さんが受けるコースです。
詳細は下記から確認できます。

ツーリズム・リーダーズ・スクール

Amazon dash ボタンは定期購入サービスと組み合わせるとベスト

 

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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

Amazon Dashボタンがあれば、
洗剤が少なくなったとか、
ペットボトルの水を箱単位で頼みたいと思った時に、
パソコンやスマートフォンを立ち上げて注文する必要はありません。

むろん、スーパーマーケットに買い出しに行く必要もありません。

Amazon Dashの専用ボタンを押すと、Amazonが届けてくれます。

生活を便利にする手のひらにのる小さな専用端末ですね。
端末の価格は500円です。ただ、初回の注文から500円を引いてくれるので、実質無料です。

私も実際に端末を購入しました。
スマートフォンから、Amazonにログインして、家の無線LANの設定をします。

あとは、ボタンを押すだけで注文できます。
ちなみに、子供が何度も押して誤発注になるのではないかという意見もありますが、
1回押して、連打しても、何度押しても、
配送が終わるまでは次の注文を受けないようになっているので、
誤発注になる可能性は極力排除されています。

これは、利便性が高まります。

実際、ボタンを押した翌日には届きましたので、とても快適です。
ダッシュというと、その語感から数時間後に届くようなイメージがありますが、
アマゾンプライムと同じです。
だいたいは翌日に届きます。

物流(ロジスティクス)は同じで、パソコンやスマートフォンから注文するか、
Amazon dashボタンで注文するかのどちらかというだけの違いです。

ただ、人間の欲というものは限りがないもので、ボタンを一押すれば、翌日には届けてくれるものを、
毎回、このボタンを押すのが面倒になるんですね。
(ちょっと信じられないかもしれませんが)

そこで、ボタンすら押す必要が無いように、個人的に、ペットボトルの水を定期購入することにしました。
Amazonでは定期購入サービスも請け負っていて、毎月一定の量の物を持ってきてくれます。
(子供用のオムツはもう1年以上定期購入で毎月配達してもらっているのですが、手間がなく快適です)

一度設定すれば、注文すらする必要が無いので、手間がないです。
ペットボトルの水は、基本的には定期購入にして、足りない分をAmazon dashすることにしました。

すると、補完できて良いです。
これまで、ペットボトルの水を近くのスーパーマーケットまで、ときどき台車を引いて買いに行っていたので、
その手間が無くなったのが、今回とても良かったことです。

Amazon Dashボタンは、定期購入サービスの組み合わせがベストというのが私の現在の最適解です。

Amazonは、革新的な企業です。第4次産業革命を牽引する企業の1つです。
どこかのタイミングで、このブログにてAmazonについて迫ってみたいと思います。

ニッチなサービスはどうしたら売れるのか?:Facebook広告

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

現在、あるクライアント企業のサービスの販売を支援しています。

ただ、富裕層向けのサービスのため、
普通に考えると、売りづらいカテゴリに属します。

1万人に1人も買わないサービスです。

ざっくりいうと、50万人に1人くらいが買うサービスです。
率で言うと、0.00005%ということですね。

こういうサービスを売りたい場合に、普通に広告をうってもなかなか成約しません。
とはいえ、ターゲット層は明確です。

そんな時にどうするか?

2016年ならば、Facebook広告が有効です。

ランディングページを制作して、Facbook広告を設定して、
広告を出稿し始めてまだ日が浅いにも関わらず、
成約に至っています。

しかも、現在のFacebookは、広告費が安価というメリットがあります。

何を売るかにもよりますが、Facebook広告が良いのは、なぜか?
それは、ターゲットの設定を細かくできるからです。

富裕層向けの商品を売りたいのであれば、富裕層だけに広告を見せることができます。

たとえば、50歳以上の男性の代表取締役の人だけに広告を見せることができます。

すると、Facebookをやっている全員に見せるのとは違って、
見せたい人を絞れるので、効率的に広告を出稿できるのですね。

無作為に2000万人に見せるのではなくて、
絞られた5000人にだけ広告を見せる方が圧倒的に効果的です。

同じ広告でも、GoogleやYahoo!のリスティング広告では、
現状では、こういった設定が難しいです。

また、Facebook広告ほどの安価な金額では成約しない可能性が高いです。

そんなわけで、どんなサービスにもうってつけというわけではありませんが、
Facebook広告、とがった商品を持っている企業にとってはおすすめです。

映画のマーケティング03(最終回):2011年以降はSNSのチカラ

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

映画を観に行くきっかけになっていることは何でしょうか?

テレビで映画の宣伝をしていたり、映画館にポスターが貼ってあったり、
友だちからのクチコミだったりと、様々だと思います。

そして、現在は、クチコミに手頃なSNSが充実しています。
TwitterやFacebookによる情報の拡散です。

今、娯楽などで人を動かすには、SNSが有効という話です。

10年前に流行ったブログの時代には、影響力のあるブロガーに紹介記事を書いてもらうことで、
そのブログを読んでいる人が、紹介された商品やサービスを購入することがありました。

現在のSNSの時代においても、一定程度有効です。
映画公開初期の初速をあげるために、テレビでの露出や、影響力のあるブロガーを試写会に招待するという施策も有効です。

ただ、現在は、残念なコンテンツは、それ以上は広まりません。

クオリティが高く、鑑賞に堪えられるコンテンツや感動するコンテンツであれば、
クチコミでひろまっていきます。

従来型のフェイストゥーフェイスのクチコミでは、スピードが遅かったのに比べ、
TwitterやFacebookなどのSNSでは、シェアが一瞬で簡単にできて、
多くの知り合いに広がっていくという特性を持っているため、クチコミで広がるスピードが速いです。

まったく見ず知らずの人ではなくて、よく知る友人が、
同じ映画を短期間に映画館に5回見に行ったと書き込んだなら、
ただ事ではないと思うのが普通でしょう。

すると、雪だるまが坂道を転がり落ちるように、見る人が増えて、増幅していきます。
『君の名は。』は興行収入が145億円を超えて、ロングランが続いていますので、2016年の社会現象になりそうな勢いですね。

2016年はオリンピックもありましたので、激戦でしょうが、流行語大賞などにもノミネートされるかもしれません。

私は、テレビはあまり見なくなったので、テレビ番組でいくら映画の宣伝をしてもまったく効きません。
一方で、友人からの強烈な推薦があると、行ってみたい気になります。

2011年以降の映画のマーケティングは、SNSの進展と3.11以降のつながり消費という視点から、
良質なコンテンツが自然なクチコミで広がっていきやすい状況を作り出しました。

逆に言うと、本当に流行っているかどうかわからないけれど、
マスコミで大量に流れているから流行っているように感じるような現象は、少なくなっていきそうです。

この流れは歓迎できるものですね。
一般の人の感想がSNS上で可視化するのができる時代になりました。