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対面形式ならではの講義方法とは?

2022年06月11日

こんにちは、押切孝雄です。

大学は、現在、前期の期間中です。
15週間あるうちの9週目となりますので、
後半戦に入っています。

「WEBマーケティング」の大学講義は、今年は全面的に対面でおこなっています。
大学で一番大きな講義室で行っています。

ソーシャルディスタンスを保ちつつ、
200名近くが履修しています。

昨年まで、オンデマンドやオンラインがメインだったこともあり、
今年度はとくに、対面ならではの講義をしようと決めてのぞみました。

単に教員が話すだけの講義なら、対面でなくても、
オンラインでも、オンデマンドでもできます。

そこで、対面講義の良さとして、周りに学生がいるため、
学生同士のディスカッションを入れました。

はじめに、個人ワークとして自分の意見を書かせます。
そのあとで、周りの人と自分の意見をシェアします。
さらに、それを元に話し合うという形式です。

多くの学生は、ディスカッションで学びが深まりましたが、
200人近くいると、様々な学生がいるものです。

ディスカッションがどうしても苦手という学生がおります。
これは、学生の特性です。
ディスカッションが苦手な学生は、不真面目な学生ということではありません。

たとえば、文字で理解するのが得意な人もいれば、
耳で聞いて理解するのが得意な人もいます。
さらに、映像で見るのがもっともわかりやすいという人がいるのと同様の個人の特性です。

人には学び方の特性があるのですね。

そこで、ディスカッションが苦手という学生のために、
自分の意見を書いた紙を、隣の人と交換して、
コメントを書きあうというワークの方式も導入してみました。

すると、こういったワークははじめて行ったという反応が多く、
学生は好意的に受け止めたようです。

対面形式の講義ならで、もっとも学生にとって身につく方式を模索しています。