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News & Topics

中京テレビの報道番組『キャッチ!』取材時の裏話

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

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先日、中京テレビの報道番組『キャッチ!』から取材依頼を受けた話題をこのブログでも紹介しました。
今回は、その裏話です。

テレビ番組では分業化が進み、もう20年も前から「アンカーマンがいなくなった」という話を聞きます。
アンカーマンというのは、自分で取材をして、その上でテレビ番組のアナウンサーもする人で、
テレビ番組の制作に深く関わっている人のことですね。

海外のメディアでは、アナウンサー自身が取材も行うと言います。
それに対して、日本ではアナウンサーは原稿を読むだけだと。

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実際、在京キー局から取材を受けると、
報道番組で、局によっては、アシスタントディレクターから問い合わせがあって、その後、ディレクターから電話録音での取材となることもあります。

または、ディレクターからの直接問い合わせがあり、
その後、テレビ局内でインタビューを受ける時に、その担当ディレクターがカメラを回すということもあります。

もちろん、アナウンサーと取材者は別で、分業になっているのですね。

アナウンサー自らが、電話取材だけでなく、WEBでのリサーチも、問い合わせメールもこなすというパターンはこれまでありませんでした。

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こういう経緯から、今回、中京テレビの「キャッチ!」という番組からの取材でも、
問い合わせメールから電話取材から全て1人の人だったので、てっきり番組スタッフの人かと思っていました。

それが、後日送られてきた放送VTRを見てみると、その人がアナウンサーで出演していました。
電話取材を受けたときに声がいい人だと思ったのですが、本職のアナウンサーだったんですね。

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アナウンサーが自ら取材を行うと言うのはアンカーマンの仕事といえます。

こういったはじめの取っ掛かりからの取材をしっかりしているテレビ局もあるんですね。
たいへん感心しました。

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自ら取材をしている裏打ちがあるので、放送していても表面的な内容ではなく、
その背景も含めて知っているので、説得力が増します。

報道番組なので、ニュースは新鮮です。
その前日やその日にあったことを放送しますので、時間がありません。
しかし、時間がない中でもしっかり取材をして裏を取っていて、良い仕事をしていると思います。

アンカーマンは中京テレビにいた!
といえます。

【マイナビ】2/5(火)キャリアセミナー「デジタルマーケティング業界にチャレンジするためのノウハウ教えます!」に登壇

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

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マイナビワークスにて
2/5(火)に、20代向けキャリアセミナー
「デジタルマーケティング業界にチャレンジするためのノウハウ教えます」
があります。

私は、このセミナーへ登壇します。

内容は、デジタルマーケティング業界の成長性や、
特にWEB広告業界の役割と、
デジタルマーケティング業界で働いてみたい方へ、求められる人物像について解説するものです。

たとえば、下記のようなことに興味のある方のためのセミナーです。

・デジタルマーケティング業界に興味がある!
・そもそもデジタルマーケティングとは何かを知りたい
・デジタルマーケティング業界にチャレンジする方法を知りたい!
・デジタルマーケティング業界に必要なスキルを知りたい!
・今の仕事を続けるべきか漠然とした不安がある
・今後のキャリアをどのように積めばいいのか基礎的な考え方を知りたい

2月5日というと、もう来週に開催なのですね。
すでに、多くの方からの申込みがあるようです。

マイナビワークスさんと一緒にコンテンツを開発していて、
私が単体で話すのは、30分程度となります。

また、その後の質疑応答のセッションにて、いろいろと話せるのではないかと思います。

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会場が新宿エルタワー27階で、先日も打ち合わせをしてきたのですが、
やはり眺望が良いですね。

20代でデジタルマーケティング業界で仕事をしてみたいという人は参考になることがあると思います。
まだギリギリ申込みはできるようなので、参加できる方は、マイナビワークスのサイトから申込みしてみてください。
楽しみにしています。

「中京テレビ」報道番組「キャッチ!」に取材協力しました

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

先日、このカティサークサイトの問い合わせページから問い合わせがあり、中京テレビへ取材協力をしました。

内容は、あるYouTuberが大麻所持で逮捕されたというニュースをうけて
中京テレビの報道番組で取り上げることとなり、社会への影響について、
専門家の意見を聞きたいということでした。

中京テレビの「キャッチ」という番組です。

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「キャッチ!」は、平日15:48から3時間の生放送番組ですね。

「キャッチ!」で流す用に、
事前に報道局の担当者さんと電話で話しました。
電話取材では30分近くかけて話をしました。

内容は、
YouTuberの影響力、
子供たちへの影響、
YouTuberの稼ぎなどについてでした。

YouTuberは、人によっては、テレビで出てくるタレントと同等以上の影響力があります。

また、子供向けのYouTubeチャンネルであれば、子どもたちが見ている人が悪い子としたということで影響もでてきます。

過去には、YouTuberはテレビではなかなかできないような際どいことをして注目をあびるということもありました。
しかし、際どいことは、一線を超えていないわけであり、
一線を超えて、法律を犯すのとは違います。

一般の人ももちろんですが、YouTuberという影響力のある人であれば、
より、節度をもった行動が求められますね。

これらの内容が再構成されて、テレビで流れたようです。

番組からは、私の顔の写真素材がほしいとのことでしたので、
お送りしました。
専門家による話をまとめたところで、番組中に流れたのではないかと思います。

(最近撮った写真がないため、ちょっと若い30代の頃に撮った写真ということは秘密にしておきます)
↑ちなみに、このブログページの写真と同じものです。

中京テレビは、愛知県の放送局のため、
東京在住の私は生放送では見られなかったのですが、
ディレクターさんと話していて、リクエストしたところ、
放送の映像は後日お送りくださるそうです。

どのように扱われたのかなど、映像が来るのを待って見てみたいと思います。

最近は、テレビ局や新聞社からのYouTuberに関する取材がありますね。

今回の中京テレビの担当者さんに話を聞いたところ、
YouTubeに関する専門家を探して検索したところ、
このカティサークの過去の取材(東京新聞や朝日新聞など)のページが検索結果の上位にあり、
そこから、取材依頼の問い合わせをしたそうです。

取材が取材をうむという連鎖はあるようですね。

世界一稼ぐYouTuberは7歳についてのインタビュー:RKB毎日放送

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

フォーブスで、世界一稼ぐYouTuberのランキングが発表されました。

1位 ライアン(Ryan ToysReview)/2200万ドル
2位 ジェイク・ポール/2150万ドル
3位 デュード・パーフェクト/2000万ドル
4位 ダニエル・ミドルトン(DanTDM)/1850万ドル
5位 ジェフリー・スター/1800万ドル
6位 マーク・フィシュバーク(Markiplier)/1750万ドル
7位 エヴァン・フォン(VanossGaming)/1700万ドル
8位 ショーン・マクローリン(Jacksepticeye)/1600万ドル
9位 フェリックス・シェルベリ(PewDiePie)/1550万ドル
10位 ローガン・ポール/1450万ドル

(ランキング出典:フォーブス「年収25億円の7歳児、世界で最も稼ぐユーチューバーに」)

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世界一稼ぐYouTuberは、25億円稼いでいて、
小学1年生のライアン君(アメリカ)だったというニュースです。

いろいろと桁違いの衝撃的なニュースですが、
これをうけて、先日、RKB毎日放送のラジオ番組にて、
世界一稼ぐYouTuberついてのインタビューを受けました。

RKBは福岡でおなじみのテレビ局・ラジオ局ですね。

私が出演したのは、RKBラジオの『仲谷一志・下田文代のよなおし堂』という番組です。

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カティサークのこのWEBサイトの問い合わせから連絡があり、
ニュース性の高い情報のため、いきなり当日の収録でした。

番組中に生電話で出演をするように依頼されたのですが、
私は生放送中に別件が入っていたため、数時間早く、電話で収録となりました。

ただ、いきなり受け答えするのではなく、
私は、取材を受ける時は、想定の質問に対して答えを書いておきます。

今回、用意した想定の回答部分を下記にシェアします。

◆どうしてユーチューバーは稼げるのか?
→主にYouTube内の広告と、スポンサーからの収入です

◆ユーチューバーの収入の仕組みは?
→広告収入は、動画を再生する直前や中に挿入される広告になります。
よくみていると、スキップできる広告と、スキップできない広告があります。
スキップすると、広告収入は得られません。
スキップせずに最後までみられると、広告収入になります。

◆では、なぜYouTuberは、広告をスキップできない広告にしないのでしょうか?
広告をスキップできなければ、広告収入になるのに。

→スキップできない設定にすると、動画を見ないユーザが増えます。
本編を見る前から、いきなり離脱するんですね。

ですので、YouTuberの本心としては、広告をスキップできない設定にしたいのですが、
なかなかできないというのが本音です。

◆ライアン君は、広告をスキップできない設定のようですね?
そうなんです。
人気YouTuberとなると話は別です。
チャンネル登録者数が多い(1734万人)と、圧倒的な数のファンがいますから、
はじめに広告が流れても、本編をみてくれるという自信があるんですね。

ちなみに、私は大学でデジタルマーケティングの講師をしていのですが、
大学生にこの説明をすると、お気に入りのYouTuberがいる大学生は、
こんど動画を見る時は、いつもは広告をスキップするけれど、あえてスキップしないで見てみますと言っていた学生もいました。

◆スポンサーからの収入とはどういうものですか?
たとえば、ライアン君の場合は、おもちゃメーカーとのタイアップになります。
おもちゃを提供してもらい、箱を開けるところからレビューします。
子供ならではで、屈託のなく表情が豊かなので、そういったところが好かれる要因だと思います。

◆好まれる動画の傾向は?
→主に「アンボクシング(unboxing)」と「ゲーム実況」です。
アンボクシングとは、ボックスを開けるという意味で、おもちゃを開けて、遊ぶ動画です。
視聴者も新しいものを求めていますし、スポンサーも付きやすいですし、人気のコンテンツです。

→「ゲーム実況」は、ゲームをしているところをYouTube動画にして流すものです。

◆ゲーム実況がコンテンツになるんですね?
→たとえば、サッカーをして楽しむ人もいますが、Jリーグやワールドカップサッカーをみて楽しむ人もいます。
今は、ゲームを自分でして楽しむ人だけでなく、eスポーツに代表されるように、ゲームをしている動画を楽しむというコンテンツができてきています。

ちなみに、私にも小さな子供がいるのですが、YouTubeが大好きで、YouTubeを見ようとします。

◆子供のYouTuberが日本にもいるんですね?
→大人はあまり知らないのですが、日本にも子供YouTuberが多数いて、
うちの子供も子供YouTuberのチャンネルを見ています。

とくに、アンボクシング系の動画に夢中で、クリスマスプレゼントは、
そこで紹介されていたものに、すでに決まりました。

どっぷり、スポンサーの目論見通りというというところです。

◆子供にYouTubeは良い面も悪い面もありそうですね?
→たしかに、最近ですと、ハロウィン動画などで、少々刺激の強い動画もありました。
普通のYouTubeアプリですと、さまざまな動画が出てきますので、
「YouTubeキッズ」というアプリですと、安心でおすすめです。

◆これからのユーチューブの展望は?
→YouTubeは、2005年にできまして、もう10年以上がたちます。
はじめはテレビ番組を録画したものなど違法コンテンツも多かったですし、
インターネットの回線も遅かったのですが、
ここ何年かで急速にブロードバンドも広がり、
5年ほど前から、YouTuberという、オリジナルのコンテンツを公開する人が増えてきました。

また、スマートフォンの普及もYouTubeの視聴者増を後押ししました。

YouTubeの良いところは、世界最大のプラットフォームであり、
様々な人が見たい動画があるということです。
最近、特に広告が多いですが、広告を嫌う人向けに、月額制でお金を払うと広告がなくなるサービスもはじまりました。
今後も、拡大を続けていくと思います。

・・・・・・

用意したことはここまでで、電話収録自体は10分程度でした。

用意した文章で、話したところと話さなかったところがありましたが、
私は、ものごとは準備が9割だと思っていますので、個人的には準備は必須だと思います。

radikoで録音していてもらおうとしたら、エリア外ということでできませんでした。
RKBの担当ディレクターさんに連絡したら、後日CDにして送ってくれるとのことでした。

後日送られてくる音源が届きましたら、どんな風に放送されたか聞いてみたいと思います。

最近、YouTubeに関する取材が多く、一昨日もライアン君とは別テーマでダイヤモンド・オンラインからの取材を受けました。
その話などもまた、このブログで紹介してみたいと思います。

【マイナビ】11/22(木)転職活動に役立つキャリア形成講座を担当します

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

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マイナビクリエイターにて11/22(木)に開催される、
「転職活動に必ず役立つ!Web・ゲーム業界向けキャリア形成講座」に登壇します。

この講座は、2017年から年間数回程度実施しています。
前回は8月にありました。

内容は、毎回少しずつアップデートしつつ、基本的には同じです。
1回完結のワークショップ形式のセミナーです。

にもかかわらず、昨年受講して、もう一度参加される人などもいらっしゃいます。
何度も参加したいと思っていただけるセミナーということで、
講師冥利に尽きる部分はあるのですが、
反面、内容が同じセミナーのため、いくら内容をアップデートしているといっても、
当然のことながら、同じ内容を話す部分があります。

それでも、なにか1つでも新しいことを掴んでいこうとする参加者の方なのですね。
20代〜30代前半くらいの人がメインなのですが、向上心があって、素晴らしいと思います。

私の話のコアな部分は変わりませんが(変わってはいけませんが)、
ワークショップの方は、毎回参加者が変わるので、ディスカッションの内容や
最後の各参加者の発表も変化に富んでいます。

そういう意味では、2度、3度と受講しても、毎回違う内容と言えそうです。

そんなキャリア形成講座が11月22日(木)19:30〜21:30に新宿西口のLタワー27階のマイナビクリエイターにてあります。
Web・ゲームIT業界という縛りはありますが、この業界で働きたいということでしたらウエルカムです。

無料の講座ということもありますので、お気軽に。
また、20代くらいでキャリア形成に悩んでいる人を知っていたら、どうぞお勧め下さい。

講座情報や参加申し込みは、こちらのマイナビクリエイターのサイトから詳細を見られますので、ご確認ください。

【マイナビ】8/23(木) キャリア形成講座を担当します

 

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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

昨年からマイナビクリエイターにてキャリア形成講座を担当しています。
前回6月に開催したキャリア形成講座も参加の人が気づきを得たようです。

単なる話を聞いて終わりのセミナーではなくて、
話を聞いて、自分に当てはめて考えて、書き出して、同じテーブルの人とシェアしていきます。

「やりたいこと」、「できること」、「求められていること」の3つの観点から、
立体的にあぶり出していきます。

ワークショップで頭をフル回転させていくため、2時間という講座が終わる頃には、何かしら得るものがあります。

受講生からは、将来のキャリアを考える時に役に立ったということで、
講師としては20代から30代前半くらいまでの比較的若い人たちが、
より良い将来の選択をしていくきっかけを作れたということが妙味です。

そんなキャリア形成講座が8月23日(木)19:30〜21:30まで再演されることが決まりました。
Web・ゲームIT業界という縛りはありますが、この業界で働きたいということでしたらウエルカムです。

無料の講座ということもありますので、お気軽に。
また、20代くらいでキャリア形成に悩んでいる人を知っていたら、どうぞお勧め下さい。

講座情報は、こちらから詳細を見られますので、ご確認ください。

YouTubeについてダイヤモンド・オンラインへ取材協力

 

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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

先日、ダイヤモンド・オンラインからインタビューを受けました。
内容は、若者のYouTubeとYouTuberに対する関心についてです。

現在、大学にて講義をしており、その時にYouTubeに関するアンケートを取りました。

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YouTubeを毎日視聴する大学生(有効回答数180名超で)は6割となっています。

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YouTubeチャンネルを11以上登録している人は25%もおりました。

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また、過半数の人がお気に入りのYouTuberがいると答えました。

そんな話をダイヤモンド・オンラインの担当者さんへしたところ、記事になりました。

さらに2018年の動向でいうと、バーチャルユーチューバー(VTuber)が熱くなってきてます。
従来のYouTuberは、リアルな人が画面に登場することがほとんどでしたが、
現在は、VTuberという、2次元のアニメーションのキャラクターに声優をあてて発信することが増えてきています。

たとえば、ロート製薬の企業のキャラクター「根羽清(ねばせい)ココロ」がVTuberとして展開する事例も出てきています。
企業側は、YouTubeに広告を出すだけでなく、コンテンツそのものになれますので、
企業側の思惑を直接視聴者に届けられます。

ちなみに、取材は、このカティサークのお問い合わせページからの依頼でした。
「どうやって探したのですか?」と聞いたら、Googleで検索をして、弊社のサイトへたどりついたとのことでした。
YouTubeに関する著作や、大学で教育を行っていることと、実務として企業のデジタルマーケティングを支援していることで実績を確認しインタビューとなりました。

ダイヤモンド・オンラインのインタビューの時には言っていないこととして、
私の予測では、VTuberは、YouTubeの枠だけにとどまらず、VRの世界にも展開をしていくと読んでいます。

VRとVTuberは親和性が高いからです。
VRはまだキャズムを超えて普及をしていませんが、今後普及が進んでいくなら、
ゲームだけでなく、VTuberによるコンテンツも増えていくことが予想されます。

現在の子供の夢の1つにYouTuberがありますが、
その子どもたちが大人になる頃には、YouTubeはPCやスマートフォンだけでなく、VR機器と通しても楽しむものになっていくでしょう。
VRについても、かなり裾野の広がりを感じますので、その展開についてもまたこのブログで紹介します。

【2018年大学生アンケート結果】VR機器、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチはキャズムを超えたか?

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

大学のWEBマーケティング講義も、9週目が終わり、
今週から10週目に入っています。

前期は15週間ですので、もう2/3まで来ました。

今年は、WEBマーケティング講義だけでなく、ゼミも担当しているため、
大教室での講義だけでなく、ゼミ生と向き合って深く研究するスタイルの科目もおこなっています。

スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、VR機器、どれがキャズムを超えたか?

さて、問題です。
スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、VR機器のうち、大学生の間でキャズムを超えたのはどれでしょうか?
(「キャズムを超える」とは普及率が16%を超えた製品を指します)

【ヒント】
スマートウォッチで有名なApple Watchが発売されたのは2015年4月
VR機器のPlayStationVRが発売されたのは、2016年10月
ワイヤレスイヤホンで代表的なAir Podsが発売されたのは2016年12月です。

結果です。
(ちなみに、アンケート結果は、都内の大学の2年から4年生で、196件の有効回答数です。今年は履修者自体は250人くらいいます。)

大学生へのスマートウォッチの普及率

まず、スマートウォッチです。

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Apple Watchが2015年4月に発売されたので、もう3年以上経っていて、
アップルでなくても多くのメーカーがスマートウォッチを発売しているのですが、
大学生の間では、普及率がたった5%にとどまっています。

大学生へのVR機器の普及率

続いて、VR機器です。

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プレイステーションVRが2016年10月に発売されて、人気で供給が追いつかず品薄状態が続きました。
とはいえ、VR機器も5%の普及率にとどまります。

最近2018年には、Oculus goが3万円を切る手軽な値段で発売されました。
私も持っていて、大きな可能性を感じるVR機器ではあります。

普及にはずみがつくかどうかは、使い方、ソフトのバリエーション次第だと思います。
来年以降のアンケート結果にてシェアできたらと思います。

大学生へのワイヤレスイヤホンの普及率

そして、ワイヤレスイヤホンです。

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ワイヤレスイヤホンの普及率が、27%でした。

ワイヤレスイヤホンですので、Air Podsだけでなく、その他のワイヤレスイヤホンも含むのですが、
Air Podsが2016年12月の発売ですので、たった1年半で、キャズムを大きく超えています。

これ、ちょっと多くないですか!?
個人的にはこの結果が、衝撃でした。

まさかワイヤレスイヤホンが3割弱というのが信じられなくて、
何かの間違いだろうと思い、普通のイヤホンじゃなくて、ワイヤレスを持っている人だよと言って、
次の週に、もう1度同じアンケートをしたほど。

すると、29%へと、2%増加していたのです。

というわけで、ワイヤレスイヤホンは完全に、キャズムを超えました。

大学生の意見としては、iPhoneXや、iPhone8にイヤフォンジャックがなくなって、
アダプタを介してイヤフォンをつなげるのが面倒なので、
ワイヤレスイヤホンにしたという意見もありました。

私自身もiPhoneXへの買い替えで、Air Podsにしていますので、
同様の人は少なくないと思われます。

来年2019年は、ワイヤレスイヤホンは過半数になっているかもしれませんね。
また、VRヘッドセットは来年キャズムを超えているでしょうか。
機会がありましたら、また、シェアいたします。

関連記事:【2018年度版】大学生のPCスマホ普及率・SNS利活用アンケート調査結果

ちなみに、大学の「WEBマーケティング」講義で教科書として使用している書籍がこちらです↓


ぜひ合わせてお読みください。

【マイナビ】6/14(木) キャリア形成講座を担当します

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

これまで、マイナビクリエイターにてWEB業界とゲーム業界向けのキャリア形成講座で講師をしてきました。
前回のセミナーの時に、マイナビの担当者さんと話していたら、
セミナーに参加された方が無事に転職できたというご報告をいただきました。

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こういう報告を受ける時は、本当に嬉しいですね。
自分の方向性を見出して、または再確認して、最適な職場とマッチングしていくということですので、
とても前向きな話です。

人が好転していくプロセスに関われるというのは、
やりがいを感じられることでもあります。

その同内容の講座が来週6/14(木)に新宿のマイナビクリエイターにてあります
参加無料です。

主に20代から30代くらいの方向けですが、
WEBやゲーム業界で自分のキャリアをどうしようか考えている人がいたら、ぜひ参加ください。
また、そんな人が周りにいたら、ぜひ教えてあげてもらえたら嬉しいです。

【2018年度版】大学生のPCスマホ普及率・SNS利活用アンケート調査結果

 

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

大学で開講している「WEBマーケティング」講義も今年で8年目に入りました。
今年も1回目の講義時に大学生にSNS利用に関するアンケートを実施しました。

アンケートがまとまりましたので、シェアいたします。
2018年の対象は、東京23区内にある大学の主に経営学部の2年から4年生の約182人です。
(中には海外からの留学生もおります)

デバイス(パソコン、スマホ、タブレット)の所有率と、
SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINE@、mixi)のアカウント開設率についてのアンケートです。

パソコンの所有率

はじめに、パソコンの所有率から見てみましょう。

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パソコンの所有率については、家族内でシェアしているパソコンではなく、
学生本人が所有している自分のパソコンかどうかについて、YesかNoかを聞いています。

今年2018年は、60%の学生が自分のパソコンを所有していると答えました。

この調査は2012年から取っていて、5割から7割の間で推移しています。
この間というのは、スマートフォンが急速に普及した期間です。

学生によっては、スマートフォンがあれば、
自分のパソコンがなくても不便に感じていない人もいるということが言えそうです。

スマートフォンの所有率

続いて、スマートフォンの所有率です。

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スマートフォンの所有率は、昨年まで、99%で、ぎりぎり100%にならなかったのですが、
今年2018年に100%になりました。

2014年の段階で、98%と、ほぼスマホ化していたのですが、
2018年になって、完全にフィーチャーフォン(ガラケー)からスマートフォンへと移行が完了しました。
(中には、ガラケーとスマホの2台持ちという学生もおりますが、少なくともスマホも所有しています)

タブレットの保有率

次に、タブレットの所有率です。

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意外と普及していないのが、タブレットですね。
昨年2017年までは順調に増えていたのですが、
今年2018年は21%と、昨年2017年よりも下がりました。

大学生にとって見れば、タブレットが最も中途半端な端末といえるのかもしれません。
ファーストチョイスはスマートフォンで、次にパソコン。
スマホとパソコンがあれば、タブレットまでは必要ないという状況を顕しているとも言えそうです。

平たく言えば、タブレットは、スマートフォンの画面が大きくなっただけと捉えることもでき、
今後、タブレットならではの使い方が確立されていけば、普及率は上がっていくことでしょう。

たとえば、アップルペンシルのような非常に高精細なスタイラスペンで絵を描くといったことは、
タブレットならではの体験なので、そういったスマホやパソコンにはできない
タブレットならではの機能が増えていけば、大学生の間にもタブレットの普及率は上がっていきそうですので、来年以降の動きにも注目していきたいと思います。

SNSアカウント:LINEの開設率

続いて、SNSのアカウント開設率の結果を紹介します。
まずは、LINEです。

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LINEは、スマートフォンに入ってるアプリでは、最も普及しているアプリの1つと言えます。
学生にとっては、コミュニケーション上、完全なインフラですね。

昨年2017年に100%になりましたので、今年2018年はアンケートを取らなくても良いかとも思いましたが、とってみると、98%で、LINEがスマホに入っていない学生もおりました。

つい最近日本に来た留学生など、講義を受けている学生のダイバーシティが広くなってきているので、
年によって、少しゆらぎがあるのだと思います。

SNSアカウント:Twitterの開設率

続いて、Twitterです。

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社会人は、もうTwitterを使わなくなって、しばらくたつという人も多いと思います。
逆に、学生は、Twitterをよく使っています。

アカウント開設率は今年95%ですので、
LINEに次いでほぼ全員が1度は利用したことがあるSNSです。

匿名でアカウントがつくれたり、自分の好きな著名人をフォローできたり、
短文をツイートしたりという気軽さが、高いアカウント開設率につながっているようです。

SNSアカウント:Facebookの開設率

続いて、Facebookです。

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Facebookは、一貫して下がっています。
2014年に76%でしたので、4人中3人がアカウントを持っていた状態から、
今年2018には、3人に1人しかアカウントを持っていないところまで下がってきました。

やはり、本名で登録しなくてはいけない点や、顔出しが基本のところが敷居が高く、
学生よりも、社会人が多く使っている「大人のSNS」という認識があるようです。

SNSアカウント:Instagramの開設率

そして、Facebookの下落傾向に反比例するかのようにして普及が進んでいるのが、
次のInstagramです。

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Instagramは、2015年からアンケートを取り始めたのですが、一貫して上昇しており、
今年2018年は79%になりました。
(この79%という数字を覚えておいてください)

これは、Facebookが学生にとって最盛期だった2014年を超える普及率です。
大学生にとっては、LINE、Twitter、Instagramが3大SNSである実態がわかります。

ちなみに、この調査自体は2011年からはじめており、当時、圧倒的に人気のSNSがありました。
それが、mixiです。

SNSアカウント:mixiの開設率

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mixiをアンケートに取るのはもう止めようかと毎年思うのですが、
アンケートをとってみると、まだ少数ではありますがいるので、
0%になるまで取ってみようかと思っています。

今年2018年は消費税の税率と同じ8%という結果でした。
この結果について、mixiというと、SNSの会社ではなく、
ソーシャルゲーム会社という認識を大学生はもっている可能性があり、
ソーシャルゲームのアカウントとしてmixiを登録していると答えている可能性もあります。

着目すべき点は、2011年に79%だったんですね。
Instagramが今年2018年にちょうど79%でしたので、
今のInstagramと2011年当時のmixiが同じような状況だったということです。

まとめ

こう見てみると、LINEのコミュニケーションのインフラ系のアプリではなく、
FacebookやInstagramやmixiと言った、趣味系のSNSには栄枯盛衰がありますね。

いくら優れたSNSであっても、10年から15年くらいのスパンでみると、
同じSNSを使い続けると人は飽きるということが言えそうです。

来年以降の、FacebookやInstagramをはじめとしたSNSの状況も注視していきたいと思います。

上記のアンケート結果は、単に、私が教えている大学の結果ですので、
これが、日本全国の大学生の平均ではありません。

東京の一般的な大学生の利活用結果ですと、最後に付け加えておきたいと思います。
機会があれば、来年以降もまたアンケート結果をシェアしたいと思います。

関連:【2019年度版】大学生のSNS利用率・PCスマホ普及率アンケート調査結果(最長で9年分)

【2016年版】大学生のパソコン、スマホ、タブレット所有率はどれほどか?

ちなみに、大学の「WEBマーケティング」講義で教科書として使用している書籍がこちらです↓


ぜひ合わせてお読みください。