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世界一稼ぐYouTuberは7歳についてのインタビュー:RKB毎日放送

2018年12月14日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

フォーブスで、世界一稼ぐYouTuberのランキングが発表されました。

1位 ライアン(Ryan ToysReview)/2200万ドル
2位 ジェイク・ポール/2150万ドル
3位 デュード・パーフェクト/2000万ドル
4位 ダニエル・ミドルトン(DanTDM)/1850万ドル
5位 ジェフリー・スター/1800万ドル
6位 マーク・フィシュバーク(Markiplier)/1750万ドル
7位 エヴァン・フォン(VanossGaming)/1700万ドル
8位 ショーン・マクローリン(Jacksepticeye)/1600万ドル
9位 フェリックス・シェルベリ(PewDiePie)/1550万ドル
10位 ローガン・ポール/1450万ドル

(ランキング出典:フォーブス「年収25億円の7歳児、世界で最も稼ぐユーチューバーに」)

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世界一稼ぐYouTuberは、25億円稼いでいて、
小学1年生のライアン君(アメリカ)だったというニュースです。

いろいろと桁違いの衝撃的なニュースですが、
これをうけて、先日、RKB毎日放送のラジオ番組にて、
世界一稼ぐYouTuberついてのインタビューを受けました。

RKBは福岡でおなじみのテレビ局・ラジオ局ですね。

私が出演したのは、RKBラジオの『仲谷一志・下田文代のよなおし堂』という番組です。

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カティサークのこのWEBサイトの問い合わせから連絡があり、
ニュース性の高い情報のため、いきなり当日の収録でした。

番組中に生電話で出演をするように依頼されたのですが、
私は生放送中に別件が入っていたため、数時間早く、電話で収録となりました。

ただ、いきなり受け答えするのではなく、
私は、取材を受ける時は、想定の質問に対して答えを書いておきます。

今回、用意した想定の回答部分を下記にシェアします。

◆どうしてユーチューバーは稼げるのか?
→主にYouTube内の広告と、スポンサーからの収入です

◆ユーチューバーの収入の仕組みは?
→広告収入は、動画を再生する直前や中に挿入される広告になります。
よくみていると、スキップできる広告と、スキップできない広告があります。
スキップすると、広告収入は得られません。
スキップせずに最後までみられると、広告収入になります。

◆では、なぜYouTuberは、広告をスキップできない広告にしないのでしょうか?
広告をスキップできなければ、広告収入になるのに。

→スキップできない設定にすると、動画を見ないユーザが増えます。
本編を見る前から、いきなり離脱するんですね。

ですので、YouTuberの本心としては、広告をスキップできない設定にしたいのですが、
なかなかできないというのが本音です。

◆ライアン君は、広告をスキップできない設定のようですね?
そうなんです。
人気YouTuberとなると話は別です。
チャンネル登録者数が多い(1734万人)と、圧倒的な数のファンがいますから、
はじめに広告が流れても、本編をみてくれるという自信があるんですね。

ちなみに、私は大学でデジタルマーケティングの講師をしていのですが、
大学生にこの説明をすると、お気に入りのYouTuberがいる大学生は、
こんど動画を見る時は、いつもは広告をスキップするけれど、あえてスキップしないで見てみますと言っていた学生もいました。

◆スポンサーからの収入とはどういうものですか?
たとえば、ライアン君の場合は、おもちゃメーカーとのタイアップになります。
おもちゃを提供してもらい、箱を開けるところからレビューします。
子供ならではで、屈託のなく表情が豊かなので、そういったところが好かれる要因だと思います。

◆好まれる動画の傾向は?
→主に「アンボクシング(unboxing)」と「ゲーム実況」です。
アンボクシングとは、ボックスを開けるという意味で、おもちゃを開けて、遊ぶ動画です。
視聴者も新しいものを求めていますし、スポンサーも付きやすいですし、人気のコンテンツです。

→「ゲーム実況」は、ゲームをしているところをYouTube動画にして流すものです。

◆ゲーム実況がコンテンツになるんですね?
→たとえば、サッカーをして楽しむ人もいますが、Jリーグやワールドカップサッカーをみて楽しむ人もいます。
今は、ゲームを自分でして楽しむ人だけでなく、eスポーツに代表されるように、ゲームをしている動画を楽しむというコンテンツができてきています。

ちなみに、私にも小さな子供がいるのですが、YouTubeが大好きで、YouTubeを見ようとします。

◆子供のYouTuberが日本にもいるんですね?
→大人はあまり知らないのですが、日本にも子供YouTuberが多数いて、
うちの子供も子供YouTuberのチャンネルを見ています。

とくに、アンボクシング系の動画に夢中で、クリスマスプレゼントは、
そこで紹介されていたものに、すでに決まりました。

どっぷり、スポンサーの目論見通りというというところです。

◆子供にYouTubeは良い面も悪い面もありそうですね?
→たしかに、最近ですと、ハロウィン動画などで、少々刺激の強い動画もありました。
普通のYouTubeアプリですと、さまざまな動画が出てきますので、
「YouTubeキッズ」というアプリですと、安心でおすすめです。

◆これからのユーチューブの展望は?
→YouTubeは、2005年にできまして、もう10年以上がたちます。
はじめはテレビ番組を録画したものなど違法コンテンツも多かったですし、
インターネットの回線も遅かったのですが、
ここ何年かで急速にブロードバンドも広がり、
5年ほど前から、YouTuberという、オリジナルのコンテンツを公開する人が増えてきました。

また、スマートフォンの普及もYouTubeの視聴者増を後押ししました。

YouTubeの良いところは、世界最大のプラットフォームであり、
様々な人が見たい動画があるということです。
最近、特に広告が多いですが、広告を嫌う人向けに、月額制でお金を払うと広告がなくなるサービスもはじまりました。
今後も、拡大を続けていくと思います。

・・・・・・

用意したことはここまでで、電話収録自体は10分程度でした。

用意した文章で、話したところと話さなかったところがありましたが、
私は、ものごとは準備が9割だと思っていますので、個人的には準備は必須だと思います。

radikoで録音していてもらおうとしたら、エリア外ということでできませんでした。
RKBの担当ディレクターさんに連絡したら、後日CDにして送ってくれるとのことでした。

後日送られてくる音源が届きましたら、どんな風に放送されたか聞いてみたいと思います。

最近、YouTubeに関する取材が多く、一昨日もライアン君とは別テーマでダイヤモンド・オンラインからの取材を受けました。
その話などもまた、このブログで紹介してみたいと思います。