2026 AMAウィンターカンファレンスにてポスター発表してきました。

場所はスペインの首都マドリッドです。
世界53カ国から976人の研究者が集まり本会が開かれたと公式発表がありました。
アメリカ国外でのカンファレンスははじめてで、
参加者数は、これまでで最大規模とのことでした。
カンファレンス自体は2026年2月13日から15日までの三日間でした。
複数の口頭発表のセッションが同時に行われました。

(↑ 2日目のランチセッションの模様です、スピーチや表彰などが行われました)
発表は、消費者行動、デジタルマーケティング、SNS、広告、AIなど、
さまざまな分野の発表がありました。
私は2年前にフロリダでのカンファレンスに参加しました。
その時と比べてみると、AIに関する発表が増えていることに気づきました。
生成AIが2022年11月に突如として現れて、そこから世界を大きく変えてきました。
それはマーケティングの世界でも同様で、生成AIを活用して研究をすると言うことが増えました。
例えば、これまで研究の手法として、データを人の目で見てカテゴリ分けすることがありました。
たとえば、オンライン上のコメントデータを1つ1つ割り付けしていくようなものですが、
これですと1つ1つ人の目で見るので、時間はかかります。
それに対してLLMも併用してカテゴリー分けをすると言う手法が紹介されていました。
人が何時間もかけていた割り付け作業をLLMだと数秒で終わると言うようなものでした。
これであれば研究が大幅に時短となります。
また割り付けの精度も人とほぼ変わらないレベルとのことでした。
こういった活用方法について発表がありました。
AIを活用すると、研究が進む事例です。

私はポスターセッションにて、2本発表してきました。
ポスターセッションは初日の夕方に行われました。
ポスター発表とは、文字通り、研究内容を記したポスターを持参して、
それを設置して、来場者と意見交換するものです。
事前にどんなポスターがあるかが参加者に共有されていることもあり、
私のポスターに関心がある人が見に来てくれます。
その研究者と話すのがとても新鮮でした。
似た研究をしている人がヨーロッパやオセアニアにもいるなぁと言うことがわかります。
また、これまで関連する分野の研究者の論文を読んでいる中で、
目の前で話している人が、これまで読んできた論文の著者である教授の共著者とわかります。
こういった研究者同士の触れ合いから、刺激となることや、勉強になることがいくつもありました。
学術だけでなく、ビジネスの現場でも重要な知見がありました。
たとえば、スターバックスのコメントデータを分析した研究では、
スターバックスは単にコーヒーを売っている店ではないことがわかります。
では何を売っているのか?
それは、もちろんカスタマーサービスを売っている店であることが、
データからわかると言ったものです。
学術とビジネスは相互に密接につながっていることを改めて実感しました。
大学や社会人向けのセミナーでもフィードバックしていきたいと思います。
最後に、今回の渡航を通して、個人的には今後、口頭発表もしていきたいと思うようになりました。
研究を進めてまた投稿して切磋琢磨しながら研究を進めていきたいと思います。
マーケティングの学術の世界で、最も影響力がある学会の1つが
アメリカマーケティング学会(American Marketing Association、AMA)です。
マーケティングの定義もAMAが定めたものが、翻訳されたりして世界中に広まっていきます。
年間2回、学会が開かれており、この2月にWinter Conferenceがスペインのマドリッドで開かれます。
アメリカマーケティング学会の歴史の中で、初のアメリカ国外での開催となるようです。
この学会で発表するには、口頭発表と、ポスター発表の2種類があります。
両方とも査読つきです。
私は、一昨年にフロリダで開かれたAMAの学会に参加しました。
この時は、マーケティングの学術の世界で、どのようなことがトピックなのかを知りたくての参加でした。
結果、ロンドン留学時にお世話になった恩師と、ばったり再会したり、
学術界の人々と新たな出会いがありました。
その時の縁で、ロンドン大学大学院の教員が昨年来日した時に、
大学にお迎えして研究の話をしたりと、良縁が広がっていきました。
一昨年の学会に参加しているときに誓ったこととして、次にこのAMAの学会に来るときには、
自分の研究を発表しに来ようと強く思いました。
そして、昨年夏に発表のための研究を申請したところ、
無事に通り、この2月の学会にて発表できることとなりました。
2本の研究をポスター発表しに行ってきます。
もうすでに、資料は提出済みであり、英語での発表準備を進めています。
自分の発表も、もちろん精一杯やってきますが、
世界中の、似た関心領域で研究をしている研究者たちと知り合ったり、
つながることは、ある意味で奇跡のようでもあり、楽しみにしています。
2025年11月22日(土) 15:30より文京学院大学にて、
【デザイン・シンキング研究センター】公開講座
「未来を描くキャリアデザイン」開催が開催されます。
私が講師でして、当日は、創造的思考フレームワーク「オープンウィンドウ64」を用いて、5年後・10年後の理想的な未来像をリアリティを持って描き出します。
その上で、SNSやWeb等を活用したデジタル発信戦略と結びつけ、自身のキャリアをどのように社会に位置づけ、発展させていけるかを考えます。
社会人のキャリア形成だけでなく、大学生や親子にとっても未来を想像し共有する体験の場となります。
大学、高校関係者のほか、一般の方や、お子様(おおむね10歳以上)まで、どなたでもご参加いただけます。
少人数のワークショップです。
大学の公開講座のため、参加無料です。
申込み・詳細は【デザイン・シンキング研究センター】公開講座 をご覧ください
イギリスから知り合いの研究者が遊びに行きました。
その人は、イタリア人の准教授で、ロンドン大学の大学院で教えています。
私が、アメリカ・マーケティング学会のカンファレンスへ行った時に知り合った人です。
その時に、連絡先を交換していて、何度かメール等でやりとりをしていたのですが、先日連絡をいただき日本に来ると言うことでした。
それでは意見交換をしましょうということでお会いしました。
話をしていて、自然と研究の話になりました。
その研究者は、ソーシャルメディアとBtoBビジネスなどに関する論文を著名な学術誌に書いています。
論文はオンライン上で公開されているので、私もその論文を読んでみました。
研究法や構成概念など論文に関する話をしていて、
私の論文に関する今の研究についても話をしました。
すると、この構成概念は、説明変数ではなく、調整変数ではないかとか、
構成概念に関する定義からサンプルサイズまで、様々意見を交換することができました。
こういう事はやはり似た分野で研究をしているからこそ出てくる内容だったと思います。
参考になる話ができて、個人的には非常に大きな気づきを得ました。
先月、海外の学会で発表ができるように申請を済ませたところです。
学術的な新たな知に貢献できるように、研究を進めています。
大学では、学生に講義をしたりゼミで指導したりという教育活動の他に、
専門性を高める研究活動をしています。
本日は研究活動について書いてみたいと思います。
5月に人工知能学会の全国大会が大阪で開かれました。
これのポスタセッションに出ました。
ポスタセッションとは、研究成果を大きなA0サイズのポスタに印刷して、発表することです。
もう少し詳しく書くと、第39回人工知能学会 全国大会(JSAI2025)にて、
5/27に開かれたポスタセッションにて発表してきました。
テーマは「パンデミック期における旅行制限が誘発する心理的リアクタンスとその影響:YouTubeコメントの分析」です。
私が筆頭著者で、筑波大学の吉田光男先生に共著者として見ていただいています。
今回、心理的リアクタンスが、パンデミック期も生じたのではないかという問いからはじまり、
YouTube動画のコメントを分析することでそれを明らかにしたものです。
心理的リアクタンスとは、たとえば、親が子どもに「勉強しなさい」というと、「いやだよ」と返事をする反応のことです。
それを今回の研究では、パンデミック期には各国政府から、人々が旅行に行ってはいけないと制限が加えられたのに対して、反発が見られたのではないかという点で研究をしています。
時系列分析、Sentiment分析、Emotion分析などの分析手法にて、
実際に、YouTube動画へのコメントを分析してみると、心理的リアクタンスが見られました。
このような研究をしています。
詳しくは、人工知能学会 全国大会論文集で見られます。
人工知能学会は、年々規模を拡大しており、本大会では約4000人の研究者・実務家が参加をしていました。
そのため、多くの来場者と活発に意見を交換できました。
研究に使用しているツールに関する質問や、その精度についても情報を交換できました。
参加前後の曜日に大学で授業があるため、早朝5時に家を出て東京から大阪へ移動して発表して、
夜の新幹線で、深夜に帰京するという1日のみの参加ではありましたが、実に充実した出張となりました。
本日はプライベートな話題です。
スーパーエイジャーに着目しています。
スーパーエイジャーとは、80歳を超えても認知機能が50歳位の人と変わらないような人のことです。
私は現在50歳ですが、100歳まで若々しく、健康に生きたいと思います。
目標は100歳のときに50歳のときの認知機能を持っていることです。
そのためにできることをやりましょうということで、
これまで下記のようなことをはじめて、続けています。
1週間に1-2回の5キロジョギングを30歳のときにはじめ(身体機能)、
毎日の日記を39歳ではじめ(認知機能)、
43歳ころから朝型の生活(朝4−5時くらいに起きる)、
歯間ブラシを45歳から使い始め(歯周病は万病の元)、
47歳から専任の大学教員として授業を週に10コマこなして頭をフルに使い(認知機能)、
47歳から酒を年間30日までに減らし(一時期 断酒もした)、
玄米食を48歳ではじめ(血糖スパイクをなるべく起こさない)、
49歳でグルテンフリーを年間330日にして(極力 小麦粉を摂らない)、
アシュタンガヨガを50歳で始めました(身体機能)。
この30年間、BMIはおよそ21です。
未病の状態を保つだでなく、気力が充実するための方法を模索しています。
それぞれについて試行錯誤しながら実践してきましたので、
いろいろと書きたいことがありますが、
本日は、歯間ブラシについて書きたいと思います。
歯磨きというと、歯ブラシだけしている人も多いと思います。
しかし、歯ブラシだけで取れる歯垢は約6割といわれ、残りの4割は取れずに残っています。
そこから歯周病になる危険性が出てきます。
歯ブラシだけでは、足りないということです。
歯間ブラシをすると、残りの4割がとれます。
これを歯の定期検診で歯科で教えてもらい、日々の歯磨きのあとに歯間ブラシをはじめました。
歯は丈夫だと思っていたものの、はじめの1ヶ月くらいは毎日血が出てびっくりしたのですが、
日に日に歯茎が強く健康になりました。
はじめてから5年以上経っているのですが、歯間ブラシをしないと気持ち悪くて寝られません。
歯ブラシとともに完全に習慣となりました。
他には、ありがたいことに周りに良い人が多く集まってくれていて、
人間関係が良好で、ストレスが少ないです。
それと、アシュタンガを3/10よりはじめていて、これまで毎朝1日も欠かすことなく20−30分程度やっています。
深呼吸(ウジャイの呼吸)しながらやるので、ヨガが終わったあとは本当に頭がスッキリします。
もうすでになくてはならないものになりつつあります。
ただ、ヨガについては、もう少し知見がたまってきたらこのブログでも書いてみたいと思います。

2月26-27日にシンガポールで開かれた
「DMWF デジタルマーケティング ワールドフォーラム」に行ってきました。
デジタルマーケティングのカンファレンスで、
マリーナ・ベイ・サンズのコンベンションセンターが会場でした。
GoogleやMetaやTikTokといったプラットフォーム側のスピーカーもいましたし、
レゴランドやKFCやBooking.comといった事業会社の担当者によるセッションもありました。
テーマは、ソーシャルメディアと生成AIそして動画が多かったです。
たとえば、Instagramや動画マーケティングに関する話題です。
また、検索エンジンのセッションもありました。
生成AIの利用が進んでいるため、
これから先、Google検索がしぼんでいくのではないかという観測を持っている人もいると思います。
私もその1人です。
Google検索をすると、「Search Labs AIによる概略」というのが表示されますので、
それで満足して、その先のサイトへは飛ばないという人も少なくなくなってきていると思います。
たとえば下のキャプチャのような検索結果画面を見ることが増えています↓

あるセッションでは、「検索後に実際のサイトへ行く機会は6割減った」というデータを提示していました。
しかし、その場合でも、Googleは、引用元を提示しており、リンクでたどれるようになっています。
そのセッションでは、その引用元に表示されるように信頼の置ける情報を掲載せよと主張していました。
SEO対策をしている企業にとっては、用語の紹介で検索上位にするのは、
なかなか厳しくなってきています。
事業の中身や他社にはないオリジナルのコンテンツがより一層望まれます。
今回参加してみて、ほかの参加者像ですが、
シンガポールを含む東南アジア地域からの参加者が過半数でした。
マレーシア、フィリピン、インドネシアからの参加者が多かったです。
オランダ、イギリス、ポーランドやブラジルなどの国からの参加者もおりました。
全体では、おそらく400−500人くらい参加者がいたと思いますが、日本人は、私だけだったように思いました。
今後もデジタルマーケティングの世界的な動きを把握して紹介していきたいと思います。

上の画像はこのブログの文章をChatGPTに読み込ませて、DALL-Eで生成しました
生成AIは、2025年に飛躍的に社会に浸透していくことが見込まれます。
ChatGPT、Claude、Perprexity
あたりは日常的に使っている人も少なくないと思います。
他にもFelo、Gensparkなどがあります。
まさに、日進月歩で、私もほぼ毎日これらの生成AIを利用しています。
たとえば、自分で書いた文章を校正してもらったり、
英語の論文を日本語へ要約してもらったり、
日本語の文章を自然な英語に翻訳してもらったりなどの使い方です。
より具体的には、メールを書く時に、要点だけを書いて、
あとは生成AIにまとめてもらいます。
こういうリライトに関する部分は本当に優秀です。
逆に、現状ではこれはダメだと思うのは、
生成AIに、ゼロから何かを生み出してもらうことです。
アイデア出しで、生成AIと対話をして気付かされることも多々ありますが、
ゼロから1を生み出す部分については、現状ではあまり期待をしていません。
とはいえ、「考える生成AI」のChatGPT o1も有料で使えるようになりましたので、
2025年は、また進化しそうです。
ちなみに、このブログの文章をsoraにアップして、5秒の動画を作ってもらいました。
それがこちらです↓

1995年にWindows95が出たあと、インターネットの世界が一気に広がったように、
2022年にChatGPTがリリースされて、生成AIが世界を変えていく様を、
私達は今、目の当たりにしています。
この進化は、実に、楽しみです。
生成AIについては、またこのブログでも書いてみたいと思います。
2025年もどうぞよろしくお願いします。

この1年を振り返り、2024年の振り返りとしたいと思います。
2022年11月に登場した生成AIですが、
この2年間で仕事や生活の場面に活用しているという人も少なくないのではないでしょうか。
たとえば、Excelでセル内の文字数を数え上げたいとき、LEN関数を使います。
その関数が思い浮かばなかった時に、
従来であれば、Googleで検索で調べることが多かったわけです。
これが生成AIの登場で、Googleで検索するのではなく、生成AIに聞けばよいというように行動が変わりました。
Google検索は、検索後に表示された上位ページを調べる必要がありましたが、
生成AIなら答えをすぐ出してくれるので、時短になります。
研究では分析でPythonを使うことがあります。
これまではPythonのコードを勉強しないと研究(分析)ができなかったわけです。
これが、生成AIにPythonでやりたいことを自然言語で聞くと、Pythonのコードを提示してくれます。
そのコードをGoogle Colabなどへ貼れば、すぐに分析が始められます。
もちろん、うまくいかないときがありますので、その場合は、そのエラーコードとともに生成AIに聞けばよいわけです。
研究で重要なことは、研究の内容であり、プログラミングではありません。
プログラミングは手段です。
プログラミングの初心者であっても、研究内容に集中できて進みます。
生成AIは、劇的にPythonでの分析のハードルを下げてくれています。
こんなことは一例であり、さまざまな分野で生成AIが人をアシストするようになってきました。
たとえば、英語学習もそうです。
ChatGPTに英語で話しかければ、英語で答えてくれます。
人と話すのと同じようなスピードで言葉のキャッチボールができます。
文法的な間違いを指摘してといえば指摘してくれます。
対応しているのは実際の人ではなく、生成AIなので、こちらが言い淀んでも、間違っても気になりません。
映画「Her」が公開されたのが2014年です。
映画を見たときには、夢物語だったわけですが、
この10年で、Herの世界が現実世界にやってきました。
1995年にWindows95が到来して、商業インターネットが幕を開けましたが、
2022年にChatGPTが到来して、生成AIの時代がやってきました。
今は、大きなチャンスに満ちあふれています。
生成AIは、人の能力を最大限に増強してくれる可能性があります。
仕事しかり、研究しかり、勉強しかり。
生成AIをどう使うかで、結果は大きく変わります。
インターネットの登場で、人ができることが効率化されたなら、
生成AIは、人の能力を開発し、開花させる可能性を秘めています。
人類にとって、ターニングポイントとなった2024年でした。
その影響は、2025年以降にさまざまな分野で明らかになっていきます。
2025年は、そんな生成AIの進化を楽しみながら、自分でもフル活用してまいります。
その1つ1つは、またこのブログでも書いてみたいと思います。
今年もありがとうございました。
良いお年をお迎えください

現在、大学では3年生のゼミ生を持っています。
就職活動が始まってきているところです。
私が就職活動をしていた約30年前は大学4年生の6月1日が内定解禁日でした。
したがって、その前の3年生の終わりの冬から春にかけて就職活動を開始していたと記憶しています。
現在も主流は、4年生になってからですが、企業によっては内定を出す時期をだいぶ早めているところもあります。
実際に、早い学生は3年生の10月に内定が出始めるという状況です。
私のゼミ生でも上場企業から内定をもらったという学生が出始めています。
その前の段階の2年生や3年生の夏には企業のインターンシップに参加する学生も多いです。
インターンシップ自体は、企業の事情を少しでも知る機会ですので有意義だと思います。
ただ、就職活動をしている学生は気持ちが落ち着かないものです。
先日も、授業にリクルートスーツを着て来て、
「このあと企業の説明会に行ってきます」と言う学生がおりました。
そうなると、若干授業もやりにくいわけですが、
内定が出るまではそわそわしている学生も、早めに内定を取ると、気持ちが安定してきます。
大学教員の立場からは、内定は早く取るかどうかは関係なく、
各自納得のいく就活をしてほしいということです。
今は転職をする人が多くいますが、それでも新卒の1社目は特別なものです。
その1社目を妥協することなく、自分にあった企業を見つけて、機会を掴んでいってほしいと思っています。