こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
本日は映像です。
YouTubeで見つけた映像で、NewYorkの1日を撮っています。
とくに、オチなどはありません。
夜中から朝になって、昼、夕方、そして夜と、1日24時間を撮っています。
映像自体が目線の高さで、ゆっくり歩きながら撮られているので、
この映像を見ていると、NewYorkに行って街を歩いているかのような感覚になります。
終始映像と街の音で表現されていて、その他の情報は通りの名前くらいと最小限です。
もちろん、実際にNewYorkに立ってこの風景を見ているわけではないですので、
NewYorkの街に立っていたら感じるであろう匂い(嗅覚)や、
肌にまとわりつく空気やすれ違い様に人と接触する感覚(触覚)はここにはありません。
映像を見ているだけですので、体力的にも疲れもしません。
このビデオは、観光PRビデオのようにコンパクトにまとめられたものではなく、
ダイジェスト的に、見どころをおさめられたものではありません。
わりと日常に近い街角の風景がおさめられています。
この映像を見ていると強烈なアンバランスにとらわれます。
それは、視覚と聴覚は満足するのだけど、
嗅覚や触覚が伴わないためのアンバランスです。
この不均衡、不安定さが、NewYorkに行きたいという気持ちを喚起させます。
加工がミニマムなので映像に派手さはないですが、
鑑賞する人に、今度NewYorkに行ったら何をしようかと
あれこれ考えさせる力のある素敵な映像作品だと思います。