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「利き感覚」とは?

2007年01月24日

利き手が右手の人と、左手の人がいるように、
5感のうち、人には、理解する時に「利き感覚」のようなものがありそうです。

5感のうち、
おもに聴覚、視覚、および触覚の3つの感覚です。
(味覚と嗅覚は特定の場合には関係があります)

具体的に言うと、物事を
・耳で聞いて理解する人(聴覚)
・目で読んで理解する人(視覚)
・立体や画像を感じて理解する人(視覚および触覚)
がいるということです。

もし、上司が耳で聞いて理解するタイプだったら、
言葉で報告するのがベストです。
このタイプの人は、言葉を話すのが流暢です。

文章を目で読んで理解する上司だったら、
基本的にメールで相談します。
どうしても口頭で報告する必要があるならば、
一番はじめに結論を伝えます。

立体で感じて理解するのが得意な上司だったら、
打合せの時間を作ってもらい、
具体的な物や画像やグラフを見せながら説明します。

このタイプの人は、立体的イメージを頭の中に描きながら
話をするので、話をするのが遅かったり、どもったりします。
しかし、かといって頭が悪いわけではありません。

ちなみに、この「利き感覚」という言葉は、
自分で勝手に名づけましたが、
これまで読んだ複数の本で出てきた概念です。

様々な人と接するうちに、
確かにそんな感覚があるなと思うに至りました。

ドラッカーの本にも、アメリカの故ケネディ大統領は、
目で文章を読んで理解するタイプだった、
というような挿話がありました。
部下は、メモなどを渡して報告することが多かったようです。
(ケネディは文章をものすごい勢いで速読できたということでも有名)

ちなみに自分は、10代?20代の頃は、物事を絵や画像など立体的なイメージで感じないと理解できないタイプだったのですが、最近は、徐々に目で読んで理解すタイプに移行してきたように思います。