この1年を振り返り、2024年の振り返りとしたいと思います。
2022年11月に登場した生成AIですが、
この2年間で仕事や生活の場面に活用しているという人も少なくないのではないでしょうか。
たとえば、Excelでセル内の文字数を数え上げたいとき、LEN関数を使います。
その関数が思い浮かばなかった時に、
従来であれば、Googleで検索で調べることが多かったわけです。
これが生成AIの登場で、Googleで検索するのではなく、生成AIに聞けばよいというように行動が変わりました。
Google検索は、検索後に表示された上位ページを調べる必要がありましたが、
生成AIなら答えをすぐ出してくれるので、時短になります。
研究では分析でPythonを使うことがあります。
これまではPythonのコードを勉強しないと研究(分析)ができなかったわけです。
これが、生成AIにPythonでやりたいことを自然言語で聞くと、Pythonのコードを提示してくれます。
そのコードをGoogle Colabなどへ貼れば、すぐに分析が始められます。
もちろん、うまくいかないときがありますので、その場合は、そのエラーコードとともに生成AIに聞けばよいわけです。
研究で重要なことは、研究の内容であり、プログラミングではありません。
プログラミングは手段です。
プログラミングの初心者であっても、研究内容に集中できて進みます。
生成AIは、劇的にPythonでの分析のハードルを下げてくれています。
こんなことは一例であり、さまざまな分野で生成AIが人をアシストするようになってきました。
たとえば、英語学習もそうです。
ChatGPTに英語で話しかければ、英語で答えてくれます。
人と話すのと同じようなスピードで言葉のキャッチボールができます。
文法的な間違いを指摘してといえば指摘してくれます。
対応しているのは実際の人ではなく、生成AIなので、こちらが言い淀んでも、間違っても気になりません。
映画「Her」が公開されたのが2014年です。
映画を見たときには、夢物語だったわけですが、
この10年で、Herの世界が現実世界にやってきました。
1995年にWindows95が到来して、商業インターネットが幕を開けましたが、
2022年にChatGPTが到来して、生成AIの時代がやってきました。
今は、大きなチャンスに満ちあふれています。
生成AIは、人の能力を最大限に増強してくれる可能性があります。
仕事しかり、研究しかり、勉強しかり。
生成AIをどう使うかで、結果は大きく変わります。
インターネットの登場で、人ができることが効率化されたなら、
生成AIは、人の能力を開発し、開花させる可能性を秘めています。
人類にとって、ターニングポイントとなった2024年でした。
その影響は、2025年以降にさまざまな分野で明らかになっていきます。
2025年は、そんな生成AIの進化を楽しみながら、自分でもフル活用してまいります。
その1つ1つは、またこのブログでも書いてみたいと思います。
今年もありがとうございました。
良いお年をお迎えください