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2014年の景気は、局所的にバブルではないか?

2014年10月21日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

景気は循環します。
そして、2014年の現在は完全にバブルだと思います。

たとえば、モバイル業界は、景気が良いです。
docomo
KDDI
Softbank
2013年度で締めた決算は、3社ともに純利益が3000億円以上です。

397183

出典:
http://www.rbbtoday.com/article/img/2014/05/07/119540/397183.html

さらに、この数年の推移とくらべても、1年で大幅に上昇していることがわかります。

スクリーンショット 2014-10-21 18.45.02

出典:
http://www.ullet.com/diff/9437/9433/9984.html

理由は明らかです。

この数年で、多くの人が携帯電話(ガラケー)からスマートフォンに切り替えました。
それによって、ARPUが上がりました。
私たちが払う1人あたりの携帯代金が高くなったんですね。

ガラケーの時には月々4000円を払っていた人が、
スマートフォンに換えることで月々6000円くらいになったという人も少なくないはずです。

すると、携帯会社(キャリア)は当然儲かります。
儲かった資金で、企業やサービスを買収していきます。
上場会社ですので、株主に配当できるように将来性のある会社を買っていくんですね。

先日、nanapiというサービスがKDDIに買収されました。
その額、数十億円と言われています。
WEBサービスに数十億円。
その価値はあるのでしょうか?

将来性と他の事業との相乗効果を見込んで、その価値がついたのでしょう。
その価値があるかどうかは別として、
事実は、携帯通信会社(キャリア)では資金が潤沢(純利益が3000億円以上ある)なんです。

携帯通信会社だけではありません。

iemoというサービスが買収されました。
買収したのはDeNAです。

DeNAは、スマートフォン向けのゲームも好調な企業ですね。
ソフトバンクや楽天と同様にプロ野球の球団も運営しています。

こちらも数十億円規模での買収です。
iemoは、はじまって1年経っていないサービスです。

住宅に関するキュレーションメディアで、確かに将来性はあります。

ただし・・・!
こういう買収がはじまってくると、どうなるか??

私、押切の予測では、
この数年で、今回のバブルは弾けます。

そんなシグナルだと受け止めています。
今、世間のお金回りが良い間に、他に惑わされること無く、備えておいた方が良いですね。

現在は宴の真っ最中ですので、それに乗って売上を上げつつ、
しかるべき時に備えて、今のうちに準備をしておきましょうということです。

では、何をしますか?

人それぞれ、企業それぞれで答えが違います。
個人でしたらそろそろ株から資金を引き上げて貯蓄にまわす人もいるでしょうし、
企業でしたら堅実に本業に集中して、無理な(価値に見合わない)投資をしないことです。

私は、企業として不況に強い実物資産を仕入れて、
その資産が稼働するように仕込んでおこうと思っています。

景気が上向いても弾けても、景気に左右されないようにしておきたいものです。