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良い点・悪い点両面をみる、だけでは足りない?

2014年11月09日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

本日は、良い点・悪い点両面をみるということについて書いてみたいと思います。

欠点だけが見えてしまったり、良い点だけにフォーカスしてしまったりする事があります。
たとえば、数年前の選挙で、民主党に期待して投票したけれど、結局ダメだった。

その時に、民主党は何も良いことがなかったと言ってしまう場合です。

多くの点でダメだったとしても100%ダメということはないのです。

たとえば、現在、羽田空港は、完全に国際空港となっており、
ヨーロッパへも直行便が飛ぶようになりました。

しかし、自民党から民主党へ政権が変わらなかったら、
羽田空港が国際空港になることは難しかったと言えます。

それは、自民党政権下で、成田空港の整備が進められてきた歴史があるからです。
自民党政権下では、成田をないがしろにして羽田を国際空港にするわけにはいきません。

つまり、東京や神奈川に住む多くの人が羽田空港から海外へ渡航できたらどんなに良いかと思っていたにも関わらず、
政治の問題でできませんでした。

これが民主党政権ではできました。
というわけで、ある事象を総括するときには、良い点もあれば悪い点もありますので、
単純にマルかバツか、白か黒かという2択ではいけません。

では、どうすればよいか??

その答えは、点数化です。
つまり、100点満点など、ポイント化することです。

点数化することで、白か黒ではなく、どのくらい良かったのか悪かったのかがわかります。
そして、点数化を複数の対象で行うわけです。

たとえば、民主党だけでなく、自民党も採点してみる。
すると、客観的な数値となります。

これは、多くのことに当てはめられます。

たとえば、事務所の移転先を考えるときにも、10件くらいの物件を数値で評価します。
なぜなら、100%良い物件なんて出てこないからです。

100%良い人材がいないのと同じことです。

点数化すれば、相対的に1位が決まります。
90点以上が合格点というラインを決めておけば、100点満点ではないけれど、95点なので合格と判断できるわけです。

私は、選定対象が複数あり、重要な判断をするときには、この点数法を取り入れています。
それにより、うまくいく確率は高まります。

しかし、うまくいく確率は高まるといっても100%ではないですので、
ここでも、うまくいかなかった場合には、原因を自分なりにまとめて、複数のポイントとして書き出していきます。

そして次回、同様の決断をする時に、うまくいく確率を高めていくのです。