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【マイナビ】セミナー報告「デジタルマーケティング業界にチャレンジするためのノウハウ教えます」

2019年02月06日

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こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
マイナビワークスにてセミナー講師をしてきました。

2/5(火)開催!20代向けキャリアセミナー!デジタルマーケティング業界にチャレンジするためのノウハウ教えます!

キャリアセミナーですね。
新宿エルタワー27階の会場は、夜19時に開場し、続々と席が埋まっていき、満員になりました。
今回は、20代の若い人たちが対象で、男女半々くらいでした。

マイナビワークスの担当者さんと一緒に登壇したのですが、
熱量が高いセミナーでした。

無料のセミナーで、しかも拙著『デジタルマーケティング集中講義』のプレゼントもあるというお得なイベントだったと思います。
中には『デジタルマーケティング集中講義』を読んで、このセミナーに参加したという大学生もいました。

内容は、デジタルマーケティング業界、特にWEB広告業界はどうなっているのか、
どんな仕事のポジションや役割があってどんな仕事をしているのか、
全く経験の無い業界で仕事をしてきた人でもこの業界にチャレンジできるのかといったことでした。

内容もさることながら、本編が終わった後の質問コーナーも熱かったので、
受けた質問とその答えを2つほど紹介します。

【質問1】
大きな会社と小さな会社、どちらに入ったら良いでしょうか?

これは、その人の将来の方向性によって大きく変わりますが、
もし、起業をしたいという人であれば、100人くらいまでの中規模の会社で実務をこなすのがもっとも力がつきます。

100人くらいまでの企業ですと、それぞれの人がどんなことをやっているのかだいたいわかります。
そして、自分で担当する範囲も大企業の場合と比べて幅が広くなります。

それ以上の規模の企業となればなるほど、だんだん専門分化していって、
自分の担当していることは突き詰めてよく分かるが、
他の部署の誰が何をやっているのかわからないようになってきます。

ただ、大きな会社というのは、社員教育・社員研修が充実していたり、
小さな会社ではできない、大きな規模の仕事ができる可能性が高いです。

これは、非常に魅力的です。
また、大きな会社には、なかなか入りにくいというも事実です。

というわけで、「大きな会社と小さな会社どちらが良いですか?」
の質問に対しては、まず大企業に入り、数年修行を積み、
その後自分の力を活かせる中規模の会社で活かすというキャリアパスを提案します。

つまり、もし新卒や第二新卒などで大企業に入れるのであれば、すかさず入ります。
そして、数年程度、与えられた仕事を一所懸命にします。

その後、その大企業が自分にピッタリ合ってずっと働くのであれば、そのまま働いたら良いですし、
起業したいなどのビジョンがであれば、中規模の企業に転職します。

そして、大企業で培った専門性を活かしつつ、それ以外のことにもチャレンジしていきます。
これらは、起業する時に大変役に立ちます。

【質問2】
親が企業を経営していて、大学卒業後にすぐに入社するか、どこか別の会社に就職したほうが良いでしょうか?

これは、迷いなく、別の会社に就職するのを勧めます。
さらにいうと、最終的に、親の会社を引き継ぐ場合は特に別の会社に入ったほうが良いです。

企業にはそれぞれ文化があります。
別の会社に入ることで、親の会社とは違う文化に接することができます。
しがらみがなく、ゼロからスタートできるのも強みです。
そこで、数年修行をします。

親の会社は、その後に入ります。
すると、別の企業で仕事をしたことと、親の会社での仕事の方法に違いがあることがわかります。

良いところは生かして、改善するべきところは改善するというようにすると、
より強い会社になります。

というわけで、家業があって、最終的に継ぐと考えている人でも、
少なくとも数年間は修行期間で別の会社で一兵卒として仕事を必死にすることをおすすめします。

もし大学を卒業して親の会社にすぐ入ったら、その他文化に触れる機会が永遠に失われますし、
何より、22歳で親の会社に入って、ずっと何十年もそこでというのは、長い道です。

このキャリアセミナーは、本編後に個別に質問に来られる人も多数いて、
終わったのが夜10時近くになっていました。

他にもいくつか良い質問がありましたので、また、このブログでも紹介してみたいと思います。