こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
大学で開講している、WEBマーケティング講義も、はや5週目が終わりました。
今回は、これまでにとったアンケート内容の中から興味深い一部を紹介します。
データは200名以上の学生からのアンケート結果です。
大学2、3、4年生。今年から2つの大学での結果を合わせています。
教えているのは2校ともに東京都内です。
まずは、スマートフォンの所有率です。
スマートフォン所有率は、98%ということで、
はじめてアンケートを取り始めた2011年には38%だったのですが、
4年たって98%となり、完全に行き渡りました。
続いて、LINEをダウンロードしているか。
LINEのダウンロード率は、98%でした。
スマートフォンの所有率と同じ割合です。
スマートフォンを持っている人は、LINEは必須のコミュニケーションツールとなっていることがわかりますね。
続いてFacebookにアカウントを持っているか。
2011年に19%だったのが、今年2014年には76%となりました。
2011年から2012年にかけて一気に増えて、その後は微増です。
来年2015年は、どうなると思いますか?
LINEにくらべて、必須のライフラインではないですので、9割を超えるということにはならないでしょう。
私見ですが、来年2015年は、増えて8割、逆に減るということもあり得ると考えています。
mixiにアカウントを持っているか。
45%まで減りました。
ただ、それでもアカウントは意外と作っているということは注目に値します。
mixiは、このままSNSとして凋落するのか、
それともゲーム会社として復活するのか、
アカウントを持っている人がいるということをは資産ですので、
これからのmixiの戦術に、注目しています。
Twitterにアカウントを持っているか。
2013年の89%から83%に微減しました。
ただ、Twitterは140字までのミニブログですので、大変気軽です。
また、Facebookのように実名でなくてもOKですので、
ひとまずアカウントだけとって、ときどきツイートするという学生が一定程度おります。
ただ、ここ2年くらいでLINEが一気に広まりましたので、
友人とのコミュニケーションは、LINEへと大きく移行しています。
続いて、自分のパソコンを持っているか。
これは、年によってばらつきがあります。
この3年間5割から7割というあたりです。
自分のパソコンでなくても家族のパソコンや大学で使えるし、
スマートフォンで、あらかたのことができる世の中になって
自分のパソコンは無くてもそれほど支障がないと感じているのかもしれません。
最後に、タブレット端末です。
iPadやNexus7のようなタブレット端末を持っているかというアンケートでは、
1割の大学生がYESと答えました。
これが高い割合と考えるか、低いと考えるか。
一般のビジネスマンでしたらもっと高い割合で持っています。
通勤電車で眺めただけでも、タブレットを取り出して操作している人は多いですよね。
大学生は、スマートフォンやLINEは必須になっていて、使いこなしている反面、
パソコンを半数の学生が持っていなかったり、
タブレットはほとんど使用していないということがわかります。
◆2014年のアンケートの結果から:
私、押切孝雄の近未来予測です。
来年、2015年のカギは、ファブレットです。
現在、iPhone5sの画面の大きさが4インチで、小さいと感じている人が増えています。
その証拠にandroidでの売れ筋は、5インチ前後に移行しています。
逆に、10インチのiPadでは、持ち歩きに重く大きいため、買ったは良いけれど、
もっぱら家に置いてあるという人も多いのではないでしょうか。
私も、iPhoneとiPad miniとMacBook Airは必ずカバンに入っていて持ち歩きますが、
iPadは、持ち歩きません。
タブレットと、スマートフォンの画面の大きさのちょうど間の大きさ。
5インチから7インチ程度の端末が1台あれば、
スマートフォンとタブレットを両方持ち歩かなくても、十分です。
端末を供給する企業としては、スマートフォンとタブレット両方売れたほうが良いのでしょうが、
利用者視点ですと、圧倒的にファブレットが望まれます。
さて、来年、どんな状況になっているでしょうか。
またご紹介できたらと思います。
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