こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
今回から、「旅中」へと進んでいきます。
「旅中」は、実際の旅行中ということですね。
本日は、空港編です。
デジタル化により、ほぼ全ての業界が恩恵を受けていますが、空港もその1つです。
たとえば、20年前に自由旅行で、海外旅行をしたことがある人はわかると思いますが、
航空券を発行するのに、2度旅行会社へ向かう必要がありました。
1度目は予約、2度目は発券されたチケットの受け取りです。
現在は、国際線であっても、
WEBからチケットを予約すると、チケット自体がなく、
メールでお知らせが来て、そのメールをプリントアウトするか、空港のカウンターで見せるだけでOKと手軽になりました。
つまり、旅行会社のカウンターへ行く手間が不要になりました。
また、国内線では、空港のゲートでスマホのアプリでQRコードをかざすだけの、
チケットレスで搭乗ができて快適です。
さらに、羽田空港などでは、スーツケースなどの荷物を自分で預けられる自動サービスもあり、
省人化も進んでいます。
それだけではありません。
航空会社のスマホのアプリの良いところは、
運行スケジュールに遅延があった場合に、リアルタイムにメールでお知らせをしてくれることです。
これであれば、空港で自分で運行スケジュールのモニターをみて、
遅延を確認しなければならないというような手間がありません。
実際、羽田空港にいる時に、
これから北海道へのフライトというタイミングで、
「飛行機が1時間遅れます」という連絡がメールで届きました。
それであれば、食事をしようということで、空港内のレストランで食事をしていたら、
また、「30分遅れます」という連絡が。
合計1時間半あれば、急いで出る必要がなく、空港のレストランでゆっくりできました。
これは、とても便利ですね。
デジタルで連絡が来ることで、不要な移動のロス(時間と体力)が防げますので、
遅れは嫌なものですが、それを緩和してくれます。
待ち時間についても、
空港の待合室には、スマートフォンやパソコンを充電できるコンセントが標準装備されています。
さらに、ここ数年で、小さな子どもたち向けに、キッズコーナーが充実してきました。
上の写真のように、床にプロジェクターがあり、投影された箇所を歩くと、花が咲いていくという、
インタラクティブなアートのようでした。
まるで、お台場のチームラボ ボーダーレスの簡易版のような。
子供も面白がって遊んでいて、搭乗までの待ち時間がまったく苦になりませんでした。
このような先端の技術を空港で見せることは、
日本の先進的なテクノロジーを国内外の人に紹介することにもなるので良いですね。
こうしてみると、シンガポールのチャンギ空港もそうですが、
さながら最新のテクノロジーやアートの展示会のようです。
その国へ訪れる人は、空港を利用する人がほとんどだということを考えると、
デジタルを活用することで、スムーズに人を誘導できるだけでなく、
省人化できる上に、人に楽しみも提供できてと、実によく考えられていますね。
次回は、旅中のフライト編の予定です。