cuttysark

子供向け市場のマーケティングが面白い

2014年11月29日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

本日は、子供向けの商品のマーケティングについてです。
子供が産まれたのをきっかけに、
これまで触れることがなかった子供向けの市場に否が応でもどっぷりはまることになりました。

まず市場規模ですが、日本では毎年約100万人の新生児が産まれますので、
毎年100万人が通って行く市場があります。

衣、食、玩具、教育、様々な分野がありますね。

「衣」では、大手企業が参入しています。
たとえば、ユニクロが本格的に子供服への参入をしています。

また、Amazonが、「Amazonファミリー」というサービスをしています。
定期購入すると通常の販売価格よりも安価に購入できます。

定期購入するものといえば、「食」の粉ミルクや、子供用の水、「衣」に準ずるオムツ、おしりふき、などです。

数年前まででしたら、こういった消耗品を、車で買い出しに行くという家庭も多かったかもしれませんが、
現在は、ネットで注文して届けてもらう家庭が増えています。

私のように車をもっていない家庭では、普通に店舗で買おうとすると、かさばるので、非常に利便性が高いです。
そして、店舗に比べても安価だと思います。

オムツは、複数の企業のものを試してみて、
やはり多くの家庭がそうであるようにメリーズが良いということが実感としてあります。

店舗でも、1人1ケースまでとか、売り切れてしまっていて棚にそもそも並んでいないこともありますので、
その人気のほどはわかりますね。
一説によれば、中国人観光客が買い占めるからと噂されるほどです。

オムツは、消耗品で、1日に何枚も使いますので、複数のメーカーを使ってみて、
どれが良いと実感できますが、
1つしか必要ないようなものですと、ちょっと考えます。

マーケティングの観点から、興味深く感じるのは、
たとえば、「おしゃぶり」です。

下記、3つのおしゃぶりがあったら、どれを買いますか?

1:普通のおしゃぶり(500円)
2:ディズニーのキャラクターのおしゃぶり(1000円)
3:ドイツ製の出っ歯になりにくいおしゃぶり(1000円)

元々は、普通のおしゃぶりを買いに行ったのですが、
店頭で見比べてみて、結局ドイツ製の出っ歯になりにくいおしゃぶりを買いました。

本当に出っ歯にならないのかどうかはわかりませんが、その可能性があるものは買ってしまうというのは親心でしょう。

心理的には、「ドイツ」と「出っ歯になりにくい」の2つが購入時のキーワードでした。
店頭でおしゃぶりを選んでいる時間は長くて数分ですから、

出っ歯になりにくくて、ドイツで認められたものなら大丈夫だろうという、完全にイメージですね。

付加価値がついていて、1個しか買わないもので、しかも数百円しか違わない商品でしたら、
迷うことなく、ドイツ製というわけです。

両親共に特に出っ歯というわけではないにもかかわらず。

子供向け市場は、大変興味深いです。
教育分野は、本当に数も裾野も広いです。
知育、英語などが相当アツいですね。

このあたり、今、大量に買って試していますので、またブログで書いてみたいと思います。