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クライアントが言葉にする前に、必要なものを提案する

2026年08月28日

先日、ある大学の先生による「ブランド・リレーションシップ」の講義を聞いていて、
はたと気づいたことがありました。

ブランド・リレーションシップとは、
企業やブランドと顧客との間に築かれる関係性のことです。

講義の中で、次のような話がありました。
企業とクライアントの関係は「ともに並ぶ関係」というのです。

ともに並ぶ関係なので、
相手のことをよく理解しているため、相手が言葉にする前に、
「今、必要なのはこれではないですか」
と差し出すことができる。

たとえば、目の前の人がのどの渇いている様子であれば、
何も言われなくても水を差し出すようなものです。

これは私の仕事でも同じではないかと、はたと気づいたわけです。

クライアント企業の事業や顧客、現在抱えている課題を深く理解していれば、
「今、御社に必要なのはこれではないですか」
と、こちらから提案できます。

カティサークの仕事に当てはめるなら、
クライアントにとって「これは絶対に良い」と思えることがあったときに、
それを具体的な形にして提案することです。

たとえば、クライアントが良い商品やサービス、
実績を持っているにもかかわらず、
その価値をうまく伝えられていないことがあります。

このような場合には、
「ホームページに、お客様の成功事例を紹介するページを作りましょう」
と提案できます。

成功事例は、単なる実績紹介ではありません。
どのような課題を抱えていたお客様に、
どのような提案を行い、どのような成果につながったのか。

それを具体的に伝えることで、初めてホームページを訪れた人にも、
その会社の強みや仕事の価値を理解してもらいやすくなります。

ただ、これまでは、良いアイデアが浮かんでも、
それをすぐに具体化することが簡単ではありませんでした。

ページの構成を考え、文章を書き、デザインを作り、クライアントに確認してもらうという
一連の流れに、どうしても相応の時間が必要だったからです。

しかし、現在はAIがあります。
まずコンセプトを考えた上で、
生成AIを活用すれば、ページの構成や文章の下書きを短時間で作ることができます。

その下書きをクライアントと議論しながら
「ここは少し違う」
「この事例も加えたい」
「当社が本当に伝えたいのは、こちらです」
といった意見をいただきながら、内容を更新していきます。

そして、十分に内容を練り上げたうえで、Webページとして実装する。
この一連の流れを、以前よりもスムーズに進められるようになりました。

もちろん、AIが作った文章を、
そのままホームページに掲載するわけではありません。

必ずクライアントと一緒に内容を確認し、
その会社にしかない経験、実績、考え方を盛り込んでいきます。

AIは、クライアントの代わりになるものではありません。

クライアントの中にすでにある価値を見つけ、
それを早く、わかりやすく形にするための道具です。

だからこそ、完成するのは、どこかで見たようなページではなく、
その会社ならではのオリジナルのページになります。

生成AIによって、こうした独自性のある提案を、
以前よりも速く具体化できるようになりました。

文明の利器をうまく活用してまいります。