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「再校」とは何か?

2017年03月22日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

今、4月に発刊の本の「再校」をしています。

自分が書いた文章に編集が入り、本のレイアウトになって戻ってくるのが「初校」です。
その初校へ修正を入れていき、出版社に返して、さらにもう一度、著者に戻ってくるのが「再校」です。

たとえば、「計測測量」と「測量計測」という言葉ではどちらが自然ですか?
どっちも間違いではありません。

Googleで検索すると、「計測測量」は45万件の検索結果、
「測量計測」は58万件の検索結果がでてきます。

「測量計測」の方が、多くの人が使っている言葉だとわかりますので、「測量計測」という言葉を採用するというような作業です。

同様に、「関心が薄い」でも「関心が低い」でも間違いではないですが、
こちらは、一般的にどちらが多く使われているという観点ではなく、
文章に入った時に、文脈でどちらがより適切かといったことを考えながら、
「関心が薄い」でも「関心が低い」でもなく「なじみが薄い」に修正するといった作業をしています。

ちなみに、この時点ですでに、原稿を10回以上読んでいて、
もう修正点はほぼ無いのですが、より自然な文章になるように、読み込んでいきます。

もうすぐ、私の手を離れていきます。