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映画のマーケティング02:2010年までの映画マーケティング

2016年10月10日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

本日は、映画のマーケティングの2回目です。
2010年までの映画マーケティングは、ひどいもんだったと思います。

名指しで言っていいかどうか、わかりませんが、たとえば、『This is it』
マイケル・ジャクソンの映画です。

映画の内容は素晴らしいのですが、マーケティング手法は目に余りました。

映画公開時に、2週間限定と言っていました。
もちろん、映画はつまらなくて観客動員が少なければ、2週間で打ち切りということはありえます。

ただ、マイケル・ジャクソンというビックネームなので、
2週間で打ち切りということはありえません。

予想通り、公開2週間で打ち切りとはならず、その後4週間の延長公開となります。
さらに、その後もアンコール上映と伸ばします。

その後に発売されたDVD発売時には、セルDVDのみで、レンタルをしないと言っています。

ここで、ちょっと目に余って、
このあたりの事情は、2010年2月5日のブログに書きました。

ブログの投稿が予想した通り、
やはり、同年の2010年中にDVDでレンタルされました。

TSUTAYAでは、
2010年9月にはレンタルが開始されています。

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こういうマーケティングをどう思いますか?
オオカミ少年的なマーケティングですね。

日本だけでなく、世界的に強制された販売スケジュールだったのかもしれませんが、
控えめに言っても、消費者を欺くマーケティングと言っても良いのではないでしょうか。

これが、明らかに変わったのは、日本では2011年の東日本大震災でした。

この出来事を境に、完全に変わりました。
空気が変わり、きずな、が生まれました。

アフター3.11の現在では、マーケティングの形も変わっていきました。
現在は、そこまでひどいマーケティングはしないですね。

SNSの進展で、消費者を欺けなくなったというのはあります。

次回の3回目(最終回)では、2011年以降の現在とこれからの映画マーケティングについて見ていきます。