こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
毎年、都内2つの私立大学の学生(2年から4年)200人前後が回答しているアンケートの結果を紹介します。
今回は、パソコンやタブレットやスマホなどの所有率に関するものです。
はじめにスマートフォンの所有率です。
大学生のスマホ所持率は、99%になりました。
2011年は1/3で、2012年に2/3で、それ以降は完全にスマホ化したということになります。
そして、スマートフォン時代には、スマートフォンで使用されるアプリが全盛期を迎えることになります。
その代表はもちろんアレですね。
LINEです。
LINEのアカウント開設率も99%です。
スマートフォンを持っていれば、ほぼ間違いなくLINEも入っている結果となりました。
それでは続いて、LINEは入っているけど、実際にはどのくらいの頻度で使っているの?
という、アクティブ率に関する調査です。
毎日が、93%ですね。
デイリーアクティブユーザ(DAU)が93%というのは、本当に驚異的です。
ビジネスマンの感覚で言うと、メールアドレスをもっていないビジネスマンはほぼいないのと同様ですね。
大学生にとっては、LINEはコミュニケーションのインフラとして、毎日開くアプリだということです。
続いて、自分のパソコンを持っているかどうかです。
家族のではなくて、自分のパソコンを持っているかどうかというアンケートです。
どのくらいだと推測しますか?
結果は、半分強ですね。
大学生のFacebookのアカウント開設率と同じくらいです。
個人的な感覚で言うと、パソコンがない生活は考えられないのですが、
最近のスマートフォンは高機能化しましたので、
大学生個々人によっては、パソコンがなくても、スマホでだいたいのことはできると感じている人も増えているようです。
ただ、パソコンでないとできないこともありますので(データの分析など)、
パソコンを持っていたほうが有利であることは確かです。
最後に、自分のタブレットを持っているかどうか?
2016年になっても、2割までいないので、決して多くないですね。
3年前の2013年と比べれば約2倍にはなっていますが、スマホのように劇的に伸びているわけではありません。
理由としては、スマートフォンで十分ということですね。
スマートフォンとタブレットの違いが、単純に画面の大きさだったら、
スマートフォンをすでに持っているので、ことさらタブレットをもつ必要が無いということです。
タブレットが、タブレットでないとできない使い方が増えていけば、状況は変わってきます。
AppleもiPad専用のスタイラスペンを発売しましたので、
タブレットに絵を書くといった用途は、これから開発されていくでしょう。
今後のタブレットでないとできないことの進化を期待しています。
いかがでしたでしょうか。
予想があたった人も、そうでなかった人もいたと思います。
この数年でも劇的にデジタル化が進んでいることは大変興味深い結果です。
3年前までは、講義の最後に、学生から紙にアンケートを回答してもらっていたのですが、
枚数が、200枚とか、多いと300枚とかになるので、集計が鬼のように大変でした。
学生のデジタル化をうけて、2年前から、アンケートをWEBアンケートにしました。
スマホからアンケートに答えられるような仕組みです。
すると、データが200でも300でも、集計が一瞬にして終わります。
これにより、大幅な時間短縮になりました。
デジタル化の恩恵はさまざまなところに波及していますね。
ここ数年でスマホ化が進んできましたので、逆に、雑誌、新聞などの紙媒体はどうなのか、
また、スマートウオッチに関する状況はどうなのかなど気になるところです。
それらのアンケート結果は、また、機会を見てご紹介したいと思います。
関連記事:【2018年度版】大学生のPCスマホ普及率・SNS利活用アンケート調査結果
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