こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
Photo by Hong Kong dear Edward CC
本日はカティサーク起業前ストーリーの上海編です。
上海での生活費は、月に4万円でした。
これは上海の大学の学費をはじめ、寮費、食費、交通費など全てを含んだ金額です。
月に4万円という額が1996年の上海でどのくらいの価値があったかですが、
当時の上海のサラリーマンの平均月収が2万円に届いていないようです。
当時上海で昼食1食が100円しませんでした。
だいたい日本の10分の1くらいの物価という感覚です。
1996年の4万円をざっくり日本円に換算すると、
少なくとも50万円くらいの価値になります。
ただ、浪費はせず、身の丈にあった生活をこころがけました。
そして、ときどき「良いものを体験する」ことを意図的に行ないました。
たとえば、食です。
日本では、美味しい上海料理をいただくのは、学生の自分には難しくても、
上海なら、そう難しいことではありませんでした。
ルームメイトの李の彼女には、中国語をテープに吹き込んでくれたお礼に、
上海でも美味しいことで有名なレストランでご馳走しました。
移動は、ほぼタクシーか自転車でしたが、
それはお金があったからというよりは、当時のバスや地下鉄が不便だったからです。
また、留学の後半に中国国内をめぐる旅に出ることになりますが、
そのときにお金をとっておきました。