cuttysark

アメリカ大統領選挙とオバマのインターネット戦略

2008年11月18日

おはようございます、WEBブランディングの
株式会社カティサークの押切孝雄です。

今、2冊目の本の原稿を書いています。
アメリカ大統領選挙と民主党バラク・オバマ陣営のインターネット戦略についてです。

バラク・オバマは、インターネット戦略が際立っていました。
予備選で戦った同じ民主党のヒラリー・クリントン陣営よりも、
大統領選挙で戦った共和党のジョン・マケイン陣営よりも組織化されて、システム化されていました。

1つには、my.barackobama.comというSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトを
立ち上げて、オバマ候補を支援する人々がネット上でコミュニケーションできるようにしたり、
少額の募金を募ったり、小規模な集会が開ける環境を整えたことです。

obama.jpg

( ↑ オバマ大統領のサイトより)

また、FacebookやMySpaceなどのSNS(日本でいうmixiのような存在)で、
バラク・オバマが話題となるような仕掛けを用意しました。

2008年11月17日現在、Facebookには、バラク・オバマのサポーターが300万人以上います。対してマケインは約60万人です。オバマはマケインを約5倍も離しています。

オバマがインターネットで圧勝した大きな理由は、
インターネット戦略を策定するにあたり、専門家を雇い入れたことでした。
Facebookの役員などが名を連ねています。

過去の大統領選挙では、ここまで大がかりにインターネットを活用した事例はありませんでした。
オバマ陣営が新しい成功例をつくりました。

過去の歴史をひもとくと、ケネディは、テレビという新しいテクノロジーを駆使した初めての大統領でした。
そして、オバマは、インターネットという新しいテクノロジーを初めて有効に利用した初の大統領なのです。

『グーグル・マーケティング!』(アマゾン)

人気ブログランキングへ