上海に出張して来ました。
実は、1996年に上海に留学していたことがあったので、
懐かしかったです。
ただでさえ建設ラッシュが激しい上海ですから、
高層ビルが郊外まで広がっていたり、
地下鉄も高架の道路も出来ていて、
かなり変わってました。
「新天地」という六本木ヒルズのような再開発地区があるのですが、
こういった超高級スポットは11年前には存在しませんでした。
上海で様々なビジネスモデルを見ることが出来ました。
例えば、観光客を相手とした箸専門店がありました。
高級な箸を1膳数千円程度で販売している専門店でした。
数千円は、日本人や欧米人の観光客にとって
たいした値段ではないのですが、
中国では、一般的なホテルに一泊できる程の値段なのですね。
つまり、一般の中国人は、買えない価格です。
でも、観光客はお土産に買っていくわけですね。
例えば、同様のビジネスモデルを日本で展開する
と言ったことも出来るかと思います。
日本独自色を出すために、商品ラインナップを
日本特有の漆塗りの高級箸にするなどは必要ですが。
出店は、高級ホテルです。
しかし、グランドハイアットやコンラッドなどの
外資系ホテルではなく、
日本の文化に憧れを持つ外国人達が泊まる日本の高級ホテルです。
オークラやニューオータニあたりに小さなお店を出します。
効率的に裕福な外国人観光客にアプローチします。
小さなお店に商品は、箸だけ。
箸以外は置いてはいけません。
間違っても「日本」などとプリントされたTシャツを置いてはいけません。
Tシャツは他にいくらでも売っている店があるし、
箸専門店ということを強く印象づける必要があるからです。
こういったアイデアは、頭の体操レベルの話ですが、
参考となるビジネスモデルをいくつか見つけることが出来ました。