東京大学大学院教授の伊藤元重さんのセミナーに行って来ました。
「経営者未来塾」というシリーズの最終回で、
テーマは、「新生日本の課題」でした。
場所は、経団連会館14階のホールでした。
大手町の日本経済新聞社のビルの隣にあります。
ものすごく人が多かったのですが、
運良く2列目の席を確保できました。
会場を埋め尽くしていたのは、
40代?50代以上の男性がほとんどでした。
講演の内容で、心に残ったのは、
バブル崩壊以降の日本にも成功体験があるということでした。
当時不良債権御三家と言えば、
小売業、ゼネコン、そして不動産でした。
不動産は、証券化の仕組みを作ったことで流動化が促され、
再生したということです。
例えば、来月2007年3月末にオープンする
六本木の防衛庁跡の東京ミッドタウンは、
SPCという特定目的会社を通じて、
ファンドが組成されているということでした。
こういう仕組みづくりがなければ、
これほどまでに都心の再開発は、
うまくいってなかったということでした。
今週は久しぶりにセミナーの多い週になりました。
技術的なノウハウ的なセミナーも良いですが、
伊藤元重教授のようなアカデミックなセミナーも刺激があります。