cuttysark

明確な国家戦略があるか?

2006年10月17日

昨日急遽お誘いを受けセミナーに参加してきました。
講師は、ソフトバンクモバイル株式会社の
常務執行役 平野尚也氏でした。
テーマは「IT Ventureにおける人物群像」でした。

ポイントを抜粋しますと、
■アメリカは1990年代の10年は国家戦略としてIT分野に投資をした。
米国政府や州は資金をだし、大学は人材を育成した。
結果、ヤフー、アマゾン、グーグルなどの企業が成長した。

ちなみに、アメリカの2000年代はバイオ、パテント(特許)、健康関連に上記と同様の投資を行っているとのこと。
確かに、ES細胞の研究なども現在はアメリカが盛んですね。

■日本には、三菱、三井、住友などの財閥・系列グループがありますが、
アメリカにも財閥があるそうです。
カーネギーとロックフェラーの2大財閥で、
アメリカの大企業の多くがどちらかの陣営に入ると事でした。
例えば、IBMはロックフェラー陣営、AT&Tはカーネギー陣営だそうです。

■アメリカにおけるベンチャーというのは、この2大財閥への反骨精神により、
どちらの陣営にも属さない独立した会社をめざした企業を指すそうです。

非常に興味深い話、勉強になりました。