cuttysark

インターネットは巨大な脳??

2006年08月22日

「おばあちゃんの知恵袋」という言葉があります。
経験のある年長者がいろんな物事を良く知っているということです。
ちょっとした生活の知恵などを子孫に伝えていくことで、
知恵が伝承されていったということです。

これは、大家族の時代によく当てはまりました。
3世代が同居するような状況において、
おばあちゃんから、子や孫へ知恵が伝わって行ったのです。

しかし、日本において特に高度経済成長期以降、
核家族化が進みました。
親とその子供の核家族世帯の2世代では、
おばあちゃん自体が存在せず
おばあちゃんの知恵袋を生かすことが出来ない状況になりました。

「伊東家の食卓」という日本テレビの番組があります。
裏ワザのコーナーでは、
普段家庭でしているちょっとした知恵を披露しあっています。

例えば「洋服のエリやソデの汚れを見事に落とす驚きの裏ワザ!」など、
これまでおばあちゃんが教えていたような裏技(=知恵)を
知ることが出来ます。

日本全国拡大版おばあちゃんの知恵袋といえないでしょうか。
いろんな「おばあちゃん(=実際には奥さんが多いのでしょう)」たち
の知恵が集まって、
番組が出来上がっているのだと考えられます。

そういう意味で考えると
現在、インターネットがものすごい勢いで
「おばあちゃんの知恵袋」化しています。

WEB1.0の時代からWEB2.0へと突き進んでおり、
たくさんの知恵が
巨大なデータベース化(脳化)しつつあります。

たとえば、ブログにしても、
玉石混交ではありますが、
ブログによって、個人が情報を発信することが容易になりました。

また、グーグルなどの検索エンジンの発展によって
知りたい情報に効率よく行き着くことができるようになりました。

インターネットが巨大な知恵袋を形成しつつあるという事実。
このインパクトはあまりに激しいです。

ちなみに、
日本テレビ「伊東家の食卓」の裏ワザは↓から見られます。
http://www.ntv.co.jp/ito-ke/