cuttysark

一番印象的なセミナー・講演は?

2006年07月03日

私は、経営者が好きです。
経営者の考え方やビジョンを聞くのが好きです。
会社トップが講師を務めるセミナーや講演会に時間がある限り行きます。

これまでの経営者の講演で最も印象に残っているものの1つに
ソフトバンクの孫正義さんの講演があります。
聞きに行ったのは1997年ですから、今から9年前です。

今でも覚えているのは、
「コンピュータが、人の細胞の数を追い越すのは、201X年」だとおっしゃっていたことです。
ムーアの法則(半導体の性能向上は18ヶ月?24ヶ月で2倍になるという法則)によれば
2010年代半ばにコンピュータの処理能力は、人間を超えるということだそうです。

現在、私はノートパソコンを持ち歩いて仕事をしていますが、
将来的には、かなり小さくなり、
究極的には、マイクロチップを額に貼るコンピュータになるということを
孫さんはおっしゃっていました。

実際に額に貼るようなコンピュータが実現するかどうかはわかりませんが、
すごい想像力ですね。

確かに、1997年当時、ノートパソコンとよばれるものが、
かろうじてありましたが、
処理速度も遅く、実用的ではありませんでした。
画面も白黒でした。

もし額に貼るようなコンピュータが実現すれば、
ありとあらゆる知識は額に外部化できますので、
人間の行う仕事の内容や、仕事の意味そのものが変わってくるのでしょう。

孫さんのように、現在の事実を積み重ねていくことを通じて、
未来のことを思い描き、
1つ1つ実現させていくという方法は、
有言実行型のスタイルとしては素晴らしいものを感じます。