こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
本日は、2019年大学生アンケート結果から、有料アプリ、アプリ内課金とフリーミアムについて紹介します。
はじめに有料アプリを購入したことがあるかどうかについてのアンケート結果です。
2014年からアンケートを取っており、2019年で6回目となりますが、
おおむね2割から3割ほどで推移しています。
有料アプリは、はじめから値段のついているアプリですね。
iPhoneやアンドロイドのスマートフォンを利用していて、
ダウンロード時に100円とか300円とか料金を払って購入するタイプのアプリになります。
これが、直近の3年間は3割を超えていますから、3人に1人程度は自分が必要とするアプリであれば、はじめからお金を払って購入しているということがわかります。
つづいてゲームアプリ内課金についてです。
ゲームアプリを無料でダウンロードして、遊んでいるうちに有料課金するというタイプです。
これも、2014年から6年間アンケートを取っていますが、
直近の3年では4割を超えています。
約半分弱の人がゲームアプリでアプリ内課金をしたことがあるのですね。
ただ、課金については、大学生によって、真っ二つに分かれます。
毎回の講義の最後に、大学生にコメントシートを書いてもらっているのですが、
上のコメントシートを見ると、
課金を肯定する人もいる一方で、課金したら負けと考える学生もいることがわかります。
そして、それは、ほとんど信念と言ってもよいほど強いものです。
人によっては、数十万円もゲームアプリに課金したことがあるという人もいました。
そこまで課金させるゲームの魅力は強いものがありますね。
ただ、ゲーム内アプリを課金したら負けと答える学生でも、LINEスタンプとなると話は別です。
LINEスタンプを購入したことのある大学生は、2016年には7割を超える程度だったのが、
直近の2019年には9割近くになりました。
毎年着実に増えています。
これをみると、いかにLINEが、生活の一部になっているかがわかります。
さらに、LINEスタンプの購入数を見てみましょう。
1−5セットを購入したと答える大学生が45%と最も多く、ライトユーザーが多いことがわかります。
逆に、16セット以上購入している人は6%でしたので、ヘビーユーザーはそれほど多くはないといえます。
ただ、「LINEスタンププレミアム」という使い放題のサブスクリプションも
月額240円(学生は120円)で今年2019年にはじまって来ていますので、
来年2020年にアンケートを取ることがあれば、
LINEスタンプのサブスクリプションについても聞いてみたいと思います。
ゲームアプリのアプリ内課金についてですが、
これは、フリーミアムのビジネスモデルですね。
多くのユーザーは無料で遊ぶものの、数%程度の課金ユーザーが有料で遊ぶため、
成り立つビジネスモデルです。
ちなみに、フリーミアムのビジネスモデルは、
『WEBマーケティング集中講義』のp189でも解説しています。
大学の講義では、大学生のアンケート結果を先に話して、
それを受けて、ビジネスモデルなどについて紹介しています。
すると、自分たちの今の状況がわかりつつ、用語についても学べるため、理解がしやすいようです。
今回の内容はYouTube動画でも解説しています。
動画では、フリーペーパーのビジネスモデルについても紹介しています。
ぜひご覧ください。