こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
フジテレビの月9ドラマ『月の恋人』が木村拓哉主演で、本日はじまりました。
『月の恋人』第一話では、上海が舞台で、中華系の役者が登場します。
アジアの街が軽く触れられる程度ではなくて、がっちり設定に入っていて、
言葉も中国語と日本語が飛び交っています。
私は「日本市場がしぼんでいく中でどんな行動をとるか?」
という問いにフジテレビが導き出した1つの回答だとみています。
ただでさえ視聴率が低下している世の中で、視聴率を上げるのは至難の業です。
しかし、それは、日本市場しか見ていない場合の話です。
海外に目を向ければ、大きな市場が広がっているんですね。
『月の恋人』は、その舞台設定から、日本だけではなく、アジアの他の地域でも
受け入れられるソフトとしてつくられたものではないでしょうか。
つまり、『月の恋人』は、日本市場がしぼんでいく中で、台湾や中国などの海外市場に映像ソフトを拡販していく戦略的商品であると思います。
こういう海外市場をも視野に入れたソフトづくりは、今後日本の番組制作において
必然的に意識せざるを得ない要素になる予感がします。