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H-ⅡAロケット打ち上げと、リアル下町ロケット企業

2016年11月04日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

昨日、クライアント企業へ訪問しました。
定期的な訪問で、WEB戦略会議です。

その企業は製造業で、さまざまな部品を供給しています。

会議が終わって帰ろうとすると、
「これからロケットの打ち上げなんですよ」と社長さん。

種子島の宇宙センターから気象衛星ひまわり9号を載せて
H-ⅡAロケットが発射するのが今日だというのです。

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( ↑ H-ⅡAロケットの打ち上げの様子は、YouTubeとニコニコ動画で生中継された)

こうしてみると、種子島宇宙センターのシンメトリックな発射台は、威風堂々としていますね。

この企業は、ロケットエンジンの重要なパーツを製造している企業なんですね。
第1段ロケット部分のロケットエンジンです。

本当は、その前日に発射の予定だったのが、天候などの影響で1日伸びたとのこと。
実にラッキーな時に居合わせました。

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たまたま、ロケット発射のシーンを目撃したわけですが、
宇宙へ轟音とともに飛びたっていった、ロケット打ち上げ中継を見ていると、単純にある感情がジワジワ湧いてきます。

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この企業は、はじめからロケットエンジンを作っていたわけではありません。

経営者が、宇宙分野に参入するという大きな目標を掲げて、
それに向かって、社員一丸となって、艱難辛苦の末に達成していった結果で、
1年、2年でできることではないんです。

長きに渡って、コツコツと積み重ねた結果、ロケットの重要なパーツを製造する企業になったんですね。

そして、今、その想いが宇宙へ向けて飛び立ちました。
仕事を通じて成し遂げた1つの結果であり、男たちのロマンを感じます。

守秘義務があるので、どの企業とは言えませんが、
この企業の社長さんからロケット部品開発のストーリーをうかがっていただけに、
このシーンを見ながら、目頭が熱くなりました。

ロケット打ち上げ成功を聞きつけた社員さんたちも誇らしそうに見えました。

「下町ロケット」というドラマがありましたが、
まさに、リアルに下町ロケットにような企業があるのですね。