こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
現在、本を書いていて、いくつかの発見があったので、紹介します。
本日は、音声技術の進化です。
3年前に書いた拙著『Webマーケティング集中講義』(マイナビ)のときにも、
パソコンへの入力はキーボードだけでなく、音声でもおこなっていきました。
パソコンに話しかけた言葉が自動的に文字になって入力されるのですね。
このときには、変換の精度は8割くらいでした。
当時は、Macbook Airから標準でついているAppleの音声入力を活用しました。
仕組みは、私の声を、Macが拾います。それをクラウド上で解析して、文字化してパソコンに載せます。
Appleがこの一連の流れを3年前にできたことに驚いたものです。
そして、現在ですが、先日紹介したAndroidの10インチのタブレットを触っていて、
試しにAppleではなくて、Googleの音声入力を使ってみることにしました。
GoogleドキュメントからGoogleの音声入力をしてみると、
明らかに精度が上がっています。
誤変換が少なく、ほぼ思い通りの文章が画面上に出てきます。
これは快適です。
もうキーボードを使ってタイピングしたくないほどです^^
静かな場所で文字を書く仕事をするなら、もうキーボードをイチから叩く時代ではなくなってきていると感じています。
ただ、そんな音声入力にも弱点があります。
・精度は高まったと言っても100%ではないこと
・音声入力システムがときどき落ちること
・ネットにつながる環境でないと使えないこと
上記のような弱点と付き合いながら、音声入力をしつつ、キーボードで修正しながらすすめます。
ちなみに、Googleの音声入力は、Chromeの「Googleドキュメント」で使えます。
ブラウザがChromeなら使えますので、WindowsでもMacでも、タブレットのAndroidでも使えます。
というわけで、誰でも無料でこんな高機能なシステムを使えます。
数年前でしたら、音声認識ソフトが1万円以上程度しましたし、買ってみても文字変換精度が悪いということもありましたので、
たった数年でランドスケープが一変するという、ネットの革命の真っ只中にいるなー、という実感が持てますね。
たとえば、キーボードの入力に苦手意識を持っている大学生であっても、
レポートや論文の下書きを書くのもキーボードではなくて、音声入力でいけます。
また、仕事で営業日報や議事録、ドキュメントを作らなくてはならない人も、
音声入力で下書きを済ませてしまえば、時間短縮がすすみます。
ちなみに、Googleドキュメントで音声入力を始めるには、
Macの場合、Command+shift+Sの3つのボタンを一度に押すと出てきます。
音声、おすすめの入力方法です。