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なぜ英語の教科書に「ジョージ」が多いのか?

2008年01月29日

こんにちは、ホームページプロモーションのカティサークの押切孝雄です。

今日は、ちょっとノスタルジックな話題です。

私、押切が中学生の頃には、
英語の教科書に必ず出てきた名前は、
ジョンや、ジョージ、ロバートでした。

女の子では、
メアリー、エリザベスあたりが、教科書の定番だったと思います。
(1980年代後半の話です。)

しかし、本当に、そんな名前のアメリカ人は多いのでしょうか??

002.jpg

調べてみると、
アメリカ人の名前のランキングを
調べられるサイトがありました。

日本の社会保険庁にあたるアメリカの機関が
「Social Security Administration」で、
ページ内にアメリカ人の名前のランキングが発表されています。

Social Security Administration

そのページによると、2006年に生まれた赤ちゃんで、
男の子で一番多い名前は、
Jacob (ジェイコブ) だそうです。

女の子では、
Emily (エミリー) だそうです。

ベスト10を見る限り、教科書でおなじみの
ジョンや、ジョージ、ロバートも、メアリーやエリザベスも見当たりません。

このデータは、すごくよくできていて、
たとえば、1970年代に生まれた人の 人名ベスト1000 なんかも
表示できます。

男の子で、1960年代?1990年代までずっと、1位だったのが、
マイケルです。

確かに有名人でもおおいですね。
マイケル・ジャクソン
マイケル・J・フォックス などなど。

このデータベースは、1880年代以降のデータが自由に閲覧できるのですね。

001.jpg

今から100年以上前の、1880年代の男の子で一番多い名前が、
John (ジョン) でした。

女の子では、
Mary (メアリー) でした。

1880年代の 4位は ジョージ、ロバートは 9位 でした。
ベスト10 に入っていたということを考えると
ジョージもロバートも このころには、かなりポピュラーな名前だったのですね。

英語の教科書でおなじみの名前がたくさん出てきます。

そこから、100年以上たった2000年代に入ると、
ジョンの 17位 が最高位で、
ロバートは 34位、
ジョージ にいたっては 138位 に後退しています。

ジョンもジョージも昔は、かなり人気の名前だったようです。

しかし、今、新しい英語の教科書を作ろうとすると、
ジョージ は入ってこないかもしれません。
替わって、ジェイコブ あたりになるかもしれませんね。