こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。
大学にて、WEBマーケティング講義をしてきました。
今回は、1回目にとったアンケート内容のシェアをします。
はじめに、スマートフォンの所持率です。
今年、大学での講義が3年目ですので、この3年間の推移をご紹介します。
2011年に38%だった所有率が今年2013年4月には93%になりました。
かなり多くの学生がスマートフォンを所有する状況になりました。
ちなみにアンケートの数は161名分で、私の講義を受けている大学生です。
経営学部で「WEBマーケティング」という科目を選択で履修している学生なので、
純粋な大学生の平均というよりは、
若干、経営や、インターネットや、マーケティングに関心の層に寄っているとは思います。
続いて、LINE。
今年2013年にはじめてアンケートを取りました。
その結果、LINEにアカウントを持っている学生は96%!
ほぼ全員がLINEをやっているという状況がわかりました。
スマートフォンの所持率が93%でしたので、それを上回っています。
スマートフォンを持っている学生はほぼ間違いなくLINEを使用しており、
スマートフォンを持っていない学生でも、
パソコンなどからLINEを使用していることが伺われるデータとなりました。
メール代わりにLINEを日常的に使用していることが浮き彫りになりました。
続いて、ソーシャルメディアのアカウント開設率。
まずは、facebookです。
facebookにアカウントを持っている大学生は7割。
2012年から横ばいです。
そして、mixi。
mixiは、68%。
約7割ですが、2011年から11%減らしました。
これはアカウントを持っているかどうかですので、
アクティブ率となると、さらなる減少が予想されます。
ご存知の通り、facebookとmixiは共にSNSです。
来年アンケートをとったとしても、この状況は大きくは変わらないと思います。
つまり、このデータからわかることは、SNSに関心のある学生は、7割。
逆に言うと、3割の学生は、SNSには、関心がありません。
ファッションに関心があって、服装に気を使う学生がいる一方で、
毎日のファッションには関心のない学生がいるのと同じように、
SNSには関心のある学生と関心のない学生がいるというのはとても自然なことだと思います。
つづいて、自分のパソコンを持っているか?というアンケート結果。
昨年2012年には50%とちょうど半数の学生が持っていると答えました。
今年2013年には、71%ということで、7割を超えました。
ここ数年でPCの価格が下落しており、
3万円くらいからパソコンが買えるという状況も普及を後押ししていると言えそうです。
最後に、タブレット型端末の所持率。
今年初めてアンケートに含めました。
結果、iPadや、iPad mini、それにアンドロイドのnexus7などの
タブレット型端末を持っていると答えた学生は全体の1割でした。
タブレットは普及がこれからという状況です。
しかし、これから数年で状況は変わってくるでしょう。
大学の現場では、タブレットがキャズムを超えるのは、
来年2014年にかけてとなりそうです。
以上が、アンケート結果です。
さて、来年は、どうなりますでしょうか?
また、このブログで紹介したいと思います。
◆押切孝雄の予測(2014年に向けて):
・facebook、mixiなどのSNSは、7から8割どまり。2から3割はSNS自体に関心がない。
・自分のPCを持っている学生は、7割から8割になるのではないか。
一方で、タブレット型端末の普及も始まってきており、全員がPCを持つ状況にはならない。
・タブレット端末は、2013年には1割だったが、
2から3割くらいまで伸びるのではないか。
来年2014年には、タブレット型端末の出荷台数が、
ノートPCの出荷台数を上回る状況にあり、
ビジネスでは、タブレットが急速に伸びていくが、
学生にとっては、まだ絶対に必要なデバイスというわけではない。
数年以内に、タブレット型端末は、紙のノートと、教科書の機能を併せ持つ必需品になる。
しかしそれまでにデバイスのスペックの向上と、
有用なアプリの普及を待たなければならない。
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