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銀座ブランド考(フォーエバー21、アバクロ)

2010年05月01日

こんにちは、WEBメディア エヴァンジェリストの押切孝雄です。

ゴールデンウィークに入りましたので、本日は休日的話題です。

昨日、銀座にオープンしたフォーエバー21に行ってきました。
松坂屋の1階?5階に入っています。
客層は10代?30代の女性が中心でした。
ファストファッションのブランドがデパートの中に出店するケースは
ここのところ増えています。

新宿高島屋のユニクロもその1つですが、
ユニクロの場合は、新宿高島屋の12階フロアということもあり、
実際に行ってみましたが、エレベーターを待つににせよ、
エスカレーターで登っていくにせよ、
フロアにたどり着くまでが、少しストレスです。

それに比べると、銀座松坂屋のフォーエバー21は、
1階からいきなり目当てのブランドに入れるところが良いです。

私が訪れた4月30日は、オープン2日目ということもあり、
かなり多くの人でごった返していました。

レディスが充実している反面、メンズの品揃えは限定的でした。
価格がお手頃で、流行のデザインを手に入れることができるので
商品を手に入れようと考えたときには、文句がないブランドです。

そして、その後、アバクロ銀座店にも行ってきました。
店内に入ると、香水の強い匂いとともに、クラブミュージックが大音量で流れ、
上半身裸で筋肉隆々の男性モデルがお出迎えです。

1フロアは狭いですが、縦に伸びるフロアには、モデルの男女が踊りながら
接客をしています。

暗い店内の中にあって、商品の洋服にライトがあてられ、
商品の存在が際立つディスプレイがなされています。

アバクロは、ただ単に洋服そのものを売る他のブランドと同列に考えてはいけません。
アバクロは、たしかに洋服という商品を売っている企業ですが、
アバクロが売っているものは、単なる洋服ではありません。

アバクロの店内の匂い、音楽、モデル、ディスプレイといった、
ブランドのもつ価値観を売っている企業です。

アバクロを着ているということは、単に洋服を着ているということではなく、
アバクロという価値観を着ているということです。

そして、その価値観は、アバクロを着る人が自分自身でわかっていればよいかといえば
そうではなく、アバクロ着ているということを他人に認知してもらって初めて
ブランドは意味を持ちますので、
アバクロには、どの服にもアバクロだとわかるロゴなどが入っています。

アバクロを着る人は、服にしては割高な価格をブランドに対して払うわけ
ですが、それだけの価値を感じていることになります。

アバクロは、店舗で商品を買う喜びや体験をエンターテイメントにまで
押し上げている点で、他のブランドとは違うんですね。

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