こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
(↑ タイ南部のクラビの海岸には島への小舟が停泊している)
観光デジタルマーケティングについて、先日よりシリーズで紹介しています。
まず、ホテルにもレストランにも共通して言えることを紹介します。
観光は、3つの時間的フェーズに分けられます。
旅前(たびまえ)、旅中(たびなか)、旅後(たびあと)の3つです。
自由旅行の場合、ホテルを選び、予約を入れるのはいつでしょうか?
たまにバックパッカーで、ホテルを予約せずに気ままに旅をするということはあるかもしれませんが、
通常の旅行日程を事前に自分で決める旅であれば、ホテルは旅行に行く前に予約します。
つまり、ホテルは「旅前」のフェーズで、あれこれ選ぶということが多いでしょう。
それでは、旅の2日目のランチはどのようにして決めますか?
到着日1日目のディナーはあらかじめ予約をするというパターンがあるかもしれませんが、
2日目のランチをあらかじめ予約するという人は多くないのではないでしょうか。
その場合、どのようにして決めますか?
ホテルのレストランで済ますという人もいるでしょうし、
ホテルのコンシェルジュにおすすめを聞くという人もいるでしょうし、
ガイドブックを見るという人もいるでしょうし、
スマートフォンで調べるという人もいるでしょう。
2日目のランチは、選択する手段が多様です。
共通して言えるのは、「旅中」で決めるケースが多いということです。
では、旅から帰ってきて何をしますか?
友人と会ったときに、土産話に花を咲かせたり、
旅行中に撮った写真から、思い出深い写真をピックアップしてSNSにアップしたり、
人によっては、TripadvisorやGoogleローカルガイドとして、WEBに評価を書いたりする人もいるでしょう。
人によっては、旅の本番の「旅中」だけでなく、
旅を計画している時の「旅前」の時間が大好きという人もいれば、
旅行であったあれこれを友人に話すのが好きという「旅後」派の人も少なくないのではないでしょうか。
観光は、「旅前」のプランニングの時点からはじまり、
実際に旅をしている「旅中」、
そして、旅から帰ってきての「旅後」の3つのフェーズがあると捉えると、
すっきり整理しやすくなります。
それでは、この3つをおさえた上で、
次回は、観光デジタルマーケティングの現在について話を進めてまいります。