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起業の相談を受ける場合

2015年11月23日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

昨日、起業を考えている知人が事務所に訪れました。
そこでいろいろと相談に乗りました。

考えてみると、起業して10年存続している会社は10社のうち1社とも2社とも言われています。
つまり、起業して10年後に8社か9社は存在していないということです。

当たり前ですが、会社が存続するためには、付加価値を提供したうえで、適正な利益をあげなくてはならないです。
会社を立ち上げて1から3年で黒字に達成できないと、多くの会社は存続できないんです。
ビジネスの環境はぬるくないんですね。

また、昔からある創業何十年という会社の中には、
会社自体は親やおじいさんの代から引き継いだ、2代目、3代目社長の企業というものけっこうあります。
こういった会社は会社のシステムができあがっています。
勝ちパターンを守りつづけている企業です。

つまり、日本中の企業を調べても創業した(1代目の)社長が10年以上、
そのままずっと経営の最前線にいる会社というのは、実は多数ではないということなんです。

ということもあるかもしれませんが、
10年以上存続しているマイクロカンパニーということで、
ここのところ、起業したい人からの相談をけっこううけます。

話を聞いて、夢見がちなプランの場合は、現実的なところを指摘します。
立ち上げてから、うまくいかないよりも、
相談の段階で、非現実的なところを指摘してもらったほうが良いと思いますので。

現在のところ、知人からの相談ということで、気軽に無料で受けているのですが、
私の発言がその人に影響することを考えると、簡単に起業の相談は受けてはいけないと思いました。

今後は有料でうけるかもしれません。
通常の企業向けのコンサルティングが月額数十万円程度なので、その数分の一くらいの格安にしようと思います。
起業していない個人(社会人)に対しては、1回90分3万円くらいにしようかと思います。
とはいえ個人で3万円を出すと考えたら相談する方もされる方も本気にならざるをえないですからね。

ときどき学生からも相談を受けることがありますが、私の教え子であれば今後も無料で受けます。