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書籍の校正はPDFの時代になりました!

2014年03月31日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

本日は、書籍ができるまでについて書いてみたいと思います。
私は2008年から本を出していて、今回が7冊目となりますが、
今回ほど、ペーパーレスで書籍の制作が進んだことも無かったと思います。

編集者さんとのやりとりは、何だと思います?
メール?
数年前だったら、メールが便利だったのですが、
今回の書籍では、Facebookが大活躍でした。

編集者さんと秘密のFacebookグループをつくり、そこで原稿から、初稿、再校、念校と、
やりとりしていきました。

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( ↑ 上の画像は、初稿の段階。パソコン上で修正箇所を書き込んでいった )

もう少し詳しく書くと、まず、著者が原稿を書きます。
そして、その原稿が出版社の編集者さんにわたり、編集され、PDF化された初稿という形で戻ってきます。

初稿段階、いわゆるゲラの状態です。

以前の私でしたら、プリントアウトして、赤ペンで修正点を書いていったのですが、
今回は、パソコン画面の中のPDFに直接、デジタルデータで直しを入れていきました。

これが快適でした。
もし、従来の方法でやろうとしたら、260ページくらいあるカラーの本なので、
プリントアウトするだけでも時間がかかります。

これまででしたら、赤ペンを入れたものを、著者から出版社へ、
宅配便や手渡しでやりとりしていました。

それが、今回はPDFとFacebookグループとで完結しますので、
作業が深夜や早朝になっても気にせず、データをやりとりできます。

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今回、イラストも入ります。
このイラストは、昨年、私の講義をとっていた学生がイラストの腕が良かったので、
描いてもらったものです。

今回の本は、大学のWEBマーケティング講義の3年分が詰まってますので、
読み返すと、講義でのシーンが頭をよぎります。

そんなやりとりをしていって、本がそろそろできそうです。
アマゾンやリアルの書店でもおそらく来週くらいには並び始めるような気がしています。
(はっきり決まりましたら、またこのブログでも紹介いたします)

4年目の大学の講義も来週から始まりますので、
ギリギリ間に合いそうです^^