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押切孝雄の予測:2019年「○○最初の」と、2024年「ベトナム料理店 激増」

2019年02月16日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

本日は休日的な話題です。
私は、予測するのが好きです。

仕事もこうではないかという仮説をして、それをやってみる。
うまくいくこともうまくいかないこともある。
実証していくわけですね。

仕事の場合は、自社や自分でコントロールが効く部分がありますが、
社会的なこととなると、自分ではコントロールが効きません。

本日は、そんな自分ではコントロールできない分野の予測をしてみたいと思います。
2つあります。

1つは今年2019年の、もう1つは5年後2024年の予測です。

まず、今年2019年の予測ですが、流行語に関するものです。
「○○最初の」という言葉が流行ると予測します。
(○○には新元号が入ります)

昨年は、平成最後の年ということで、「平成最後の」という言葉が流行りました。
その逆のパターンで「○○最初の」または「○○初」(○○には新元号)です。

流行ったかどうかは、今年の12月には判明しますが、
この予想は、いわば、お遊びです。

過去の歴史から未来を予測する系統の予測です。
半々くらいの確率で当たるかもしれません。

もう1つの予想は、真面目な予想です。
「2024年、ベトナム料理店激増」です。

なぜベトナム料理、しかも5年後?
ということなのですが、
これは、外国人労働者の流入によるものです。

現在、日本へベトナム人が激増中です。

法務省の在留外国人の発表資料です↓

スクリーンショット 2019-02-16 10.57.57

ベトナムからの技術実習生や留学生がこの数年で激増しているのがわかります。
ブラジル、フィリピンを抜いて3位となりました。

また、実数で見ていくと、2018年6月現在で、29万人のベトナム人が在留しているということがわかります。
法務省の在留外国人の発表資料です↓

 上位10か国・地域のうち,増加が顕著な国籍・地域としては,ベトナムが29万1,494人(対前年末比2万9,089人(11.1%)増),ネパールが8万5,321人(同5,283人(6.6%)増)となっています。
(1) 中国      741,656人 (構成比28.1%) (+ 1.5%)
(2) 韓国      452,701人 (構成比17.2%) (+ 0.5%)
(3) ベトナム    291,494人 (構成比11.1%) (+11.1%)
(4) フィリピン   266,803人 (構成比10.1%) (+ 2.4%)
(5) ブラジル    196,781人 (構成比 7.5%) (+ 2.8%)
(6) ネパール    85,321人 (構成比 3.2%) (+ 6.6%)

・・・ここまで総務省の資料より・・・・

また、昨年2018年12月には、「特定技能」という在留資格で外国人労働者を受け入れる出入国管理法(入管法)の改正が成立しました。
これにより、5年後にはさらに、海外のさまざまな国から労働者が30万人程度増える見込みです。

もちろん、5年、10年して、いま居住しているベトナム人が日本に居続けるかというと、
帰国する人も相当数いるでしょう。

その一方で、多くのベトナム人が日本社会へ存在することにより、
ベトナム文化が日本にも身近なものとなります。

その中で、日々の生活に切っても切り離せないのが、食です。

特に東京などの首都圏で、ベトナム料理屋は着実に増えると予測します。

スクリーンショット 2019-02-16 11.20.00

2019年2月現在で食べログによれば、日本全国にベトナム料理店は710店出てきます。

スクリーンショット 2019-02-16 11.21.06

同様に、Rettyによれば、日本全国にベトナム料理店は1168店出てきます。

ちなみに、他の国の料理店数との比較でいうと、
同様にして調べると、「中華料理」は食べログで42408件、Rettyで33388件
「韓国料理」は、食べログで8772件、Rettyで8432件
「フィリピン料理」は、食べログで173件、Rettyで2件でした。

ベトナム料理はフォーというイメージがある人は多いと思います。
ベトナムのヌードルですね。

ベトナム料理はフォーだけでなく、
バインミーというフランスパン(バゲット)のサンドがあり、これもまた美味しいです。
旧植民地のフランスの文化の影響があるので、バゲットが本格的です。
ベトナム料理はバリエーションがあり、飽きません。

海外でも、フランスで食べるベトナム料理は美味しいです。
ベトナム料理は世界に通用する料理です。

私が増えると予測するベトナム料理店は、
ベトナム人向けのベトナム料理というニーズもあるかもしれませんが、
その多くは、日本人向けです。

はじめは、日本に単純労働者として来る場合でも、
その後、ベトナム料理の店で働く人も出てくるでしょう。

ベトナム料理の調理を担当できるベトナム人の層が一気に増えるからです。
日本人の舌もうならせる店は増えるでしょう。

私は、2010年と2017年にベトナムのホーチミンへ行ったのですが、
その時に、日本に数年滞在した経験のあるベトナム人と話していて、
過去には、日本でベトナムの食材を手に入れるのが大変だったと聞きました。

2024年、そんなことがなくなります。
スーパーでも、ベトナム食材の調味料ニョクマム(ヌクナム)を始め、品数が増えるでしょう。
ベトナム料理がもっと身近なものになるのではないかと予測します。

日本で麻婆豆腐を広めた四川飯店の陳建民さんのように、
ベトナム料理のフォーやバインミーを広めたベトナム人が5年後、10年後に登場するかもしれません。

「○○最初の」はお遊びですが、
ベトナム料理店激増は本気の予測です。

これは、政府の方針からその社会的な影響を予測するタイプの予測です。

この予測が当たったかどうかは、5年後2024年のブログで振り返ってみたいと思います。