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どうすれば、楽に目標を達成できるか?

2021年08月14日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

さまざま目標を持っている人も多いと思います。
たとえば、資格試験に合格したいとか、
TOEICで990点の満点を取りたいなどです。

これらの目標に共通するのは、一夜漬けでは合格できないので、
日々コンスタントに積み上げることです。

ただ、はじめはやる気があっても、だんだんモチベーションが下がってきて、
なかなか1ヶ月、2ヶ月と高いモチベーションをキープするのが難しいということは、
よくあることではないでしょうか。

そこで、どうすれば、張り合いを持ちつつ楽に目標を達成できるのか?
現在、目標を達成する科学についての研究をしています。

そのコアアイデアは、「中くらいのつながり」です。
強いつながりでも、弱いつながりでもなく「中くらいのつながり」というのがキーです。

「強いつながり」とは、家族のような生きていく時に基本となるつながりです。
「弱いつながり」とは、1度会ったことのある人で、ごくたまに連絡を取り合うような間柄です。
SNSのつながりのなかでも、弱くつながっている人がいると思いますが、これは典型的な「弱いつながり」です。

私が、注目しているのは、「中くらいのつながり」です。

この「中くらいのつながり」という概念は
拙著『デジタルマーケティングの教室』(マイナビ出版)でも触れました。

たとえば、「みんチャレ」というアプリがあります。
このアプリをみると、自発的に作られたさまざまなグループがあります。

TOEICだけでも、「600点を目指す」グループから「900点をとる」グループといったレベル別に関するもの、
「part3,4を暗記する」といった内容に関するものなどさまざまあります。

これらのうち、自分にふさわしいグループに入ります。
「みんチャレ」の場合は、1グループ5人までなので、
5人満員のグループは、誰かが脱落したりやめない限り入れません。

満員なら、自分で新たにグループを作るのも手です。

そして、毎日、自分がやったことを投稿していきます。
投稿は、スマホの画面キャプチャや写真をアップするだけなので、
とても手軽です。

他の人も毎日アップしていきます。
他の人がアップすると、スマホにお知らせが来ます。
お知らせが来たら、「いいね」のスタンプをタップします。

たったこれだけのことですが、
他の人も自分と同じ目標に向かっているため、張り合いがでてきます。

基本的に匿名のため、誰なのかはわかりません。
自分から、性別や何歳代かを設定できますが、設定は義務ではなく、ユーザの自由です。

モチベーションを維持する方法は、
同じようなモチベーションの人と、やったことをシェアするだけでよいのです。
知り合いである必要はありません。

1人で資格試験ややりたいことを続けるのが難しくても、
同じ目標を持つ人と切磋琢磨する仕組みがあります。

また、資格試験だけでなく、朝はやく起きるのを習慣にしたいという人もいるかもしれません。
そんなときにも、「中くらいのつながり」は役に立ちます。

個人的に、昨年の夏以降、朝4時に起きて本の原稿を書くということをしていた期間があったおかげで
今でも朝4−5時に起きて、仕事をはじめています。

もう早朝から仕事を開始するというのは習慣になったと言ってもよいのですが、
「みんチャレ」で朝早く起きるグループがあったため、入ってみました。

そして、朝4−5時に起きて、毎日投稿をしています。
すると、他の人も同じ頃に起きて投稿をするため、
すでに習慣になっていることであっても、朝起きることについて、
張り合いがでてきます。

「みんチャレ」は、それぞれの目標について、中くらいのつながりを持てるので良いですね。

また、目標は1つである必要はなく、複数あって良いということです。

たとえば、朝早く起きて、TOEICの勉強をしつつ、毎日走ることを日課にしているといった場合、
複数の目標を達成を目指しますので、
当たり前ですが、自分と全く同じ目標を持った人は稀有です。

そこで、目標を分解して、「朝早く起きる」「TOEICを勉強する」「毎日走る」と分けてみれば、
それぞれの目標にチャレンジしている人は見つかるものです。

1人ではできないことでも、「中くらいのつながり」があれば、達成できることがあります。
その意味では「中くらいのつながり」をキープする手段として、
「みんチャレ」は、理想的なアプリといえます。

「みんチャレ」は、1つのグループであれば、無料ではじめられますので、
実に気軽です。

目標を楽に達成するためには、「中くらいのつながり」が重要であり、
それを維持する方法(アプリ)は、すでにあります。