追悼:剣道と日本の精神性を理解した英国人ビクターハリス(Victor Harris)

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

本日は休日的な話題です。

2001−2003年に、ロンドンの大学院にかよっていた時に、
私は、ロンドンにある剣道の道場に行きました。

イギリス最古の剣道の道場は「念力道場」といいます。
1966年に設立されました。

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念力道場」という名前が、日本人として聞くと、ちょっと変な感じがします。

「念力」にはエスパー的な響きがあるからですね。
でも、調べると、「強く念じる」という意味もあり、その意味から名付けられた道場です。

海外では、どんな剣道をするのかなと思ったら、
基本に根ざしたまっすぐな剣道だったのが印象的だったことを覚えています。

この道場で先生をしていた英国人がいます。
ビクターハリス(Victor Harris)という人で、
大英博物館の日本セクション部長だった人物です。

YouTubeにビクターハリスが話している動画があります。

イギリス英語ですね。

ビクターハリスは、宮本武蔵の『五輪書』の英訳をした人でもあり、
剣道、武士道、日本文化のスピリットを深く理解した人でした。

私が、2001年から2003年にイギリスいた時に
ビクターハリスのロンドン南部にあるお宅にお伺いしたことがあります。

奥様は日本人なのですが、私が中国にも留学したことがあると言ったところ、
その場で、漢詩を中国語でそらんじて言ってみせてくれました。
何ケ国語も話せる家なのですね。

ビクターハリスは、自宅の庭に、剣道の道場とつくる計画があると言っていたほど、
日本文化を愛でた人でした。

私は、2003年に日本に帰国して、なかなか英国に訪問する機会がなかったのですが、
その後、約10年ぶりに、2012年にロンドンに再訪できた時に、念力道場を訪ねました。

そして、ビクターハリスが来てくれて、道場近くのライジングサンというPUBで飲んだのを覚えています。
再会できたことに感謝でした。

そのビクターハリスが昨年2017年に逝去しました。
昨年2017年に書きたかったことなのですが、書けるようになるまで時間が必要で、本日になりました。
遅くなりましたが、ご冥福をお祈りします。

ロンドンでの思い出は、またこのブログでも書いてみたいと思います。

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