cuttysark

某新聞社から取材を受けました

2016年02月24日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

先日、朝日新聞社より取材の依頼がありました。
昨今のYouTuber事情についてでした。

YouTubeで活躍している人たちとその背景について取材に応じました。
今週2月27日(土)の朝日新聞夕刊のポップカルチャー面に掲載予定だそうです。

ちなみに、新聞社からの取材依頼は、カティサークのお問い合わせからありました。
記者さんに聞いたところ、私はYouTubeに関する書籍も出しているし、
WEBマーケティング関連書籍も複数冊出していて、
この人なら間違いないということでご連絡いただいたようです。

朝日新聞の取材を受ける前に、有意義な時間になるようにYouTuberについてまとめました。
そのまとめを、このブログで下記に紹介します。

・・・取材用にまとめた文章・・・
◆YouTube
2005年設立、2006年にGoogleに売却、2010年黒字化
YouTube世界2位のアクセス数
(1位はGoogle)

◆タレント化しているYouTuber例
megwin、ヒカキン、瀬戸弘司、chika、セイキン、はじめしゃちょー・・・

◆日本最古のYouTuberは誰?
megwin
(2005年2月から、まだYouTubeがなく、ホームページで動画を公開していた)
まだ、YouTuberという言葉はなかった、動画の制作環境もハードルが高い時期から。

◆YouTuberのターゲット層
ブログ:文字を読む(読める)人たち・大人
YouTube:動画を見る人たち→子供も
Youtuberのターゲットはブログよりも若年層よりに幅広い

◆今起きているYouTuberブームとは?
過去に何度かあったYouTubeブーム
黎明期:2005年ー2007年 ブロードバンドの進展でネットで動画を見られることがインパクトあった時期
成長期:2008年ー2012年 企業が動画を公開して活用する(ユニクロなど)
成熟期:2013年ー 個人が動画を公開して人気を集めるYouTuber、スマホ、デジタル機器の進化
スマホの普及で視聴者(中高生)は見たい時にいつでも視聴可能に

◆YouTuberの収益はどうなってるの?
YouTubeの広告(再生数☓0.1円程度)
スポンサーからの売上(企業タイアップ)
他メディアへの進出:出版(ヒカキン、megwin、chika)、イベント、講演、テレビ

◆◆なぜ、企業がYoutuberとタイアップするのか?
◆ソーシャルメディア時代の企業広告の問題
消費者は広告をスルーする
消費者は広告を信じない

逆に、消費者は知り合いの口コミを信頼する

◆コラボでの企業側にとってのメリットとは?
視聴者と関係を築いているYouTuberに紹介してもらうことで、視聴者に着実に届く
再生数で効果測定がわかりやすい
YouTuberの属性(YouTuberがもっている視聴者ターゲット)に応じて発注できる
企業コラボしてもそれを明記する限り、嫌がられにくい
視聴者も企業からの提供を受けていることを知っていて見ている

◆なぜGoogleがTV広告を打ったのか?
2014年TVでのYouTube広告の実施:
YouTuberをスターにしてファンを付けて広告を増やしたいGoogleの思惑と、
YouTuberの思惑(知名度を上げたい・稼ぎたい)の一致

◆YouTuberたちが視聴者に受け入れられている背景とは?
◆視聴者のメディア・リテラシーの高まり
広告を嫌う→ペニーオークション事件で体験済み(ステマ)
コメント欄でフィードバックが直接的
YouTuberは、企業コラボの場合はその旨明言することがほとんど→視聴者も安心

◆YouTuberの将来とは?
いつか来た道(個人がWEBで注目を集め「IPO」する方法)
黎明期のWEBメディアやブログのプロダクトライフサイクルに近い
2000年前後:WEBメディア(様々な収益サイト):顔出す必要なし
2000年代:ブロガーからの著名人:顔を出さなくても運営できる
2010年代:YouTuberあがりでTV・出版などで活躍する人がでてくる:顔出しが普通

・・・・取材用にまとめた文章はここまで・・・・

上記のYouTuberに関する文章は、私見です。

新聞記者というと、政治部の記者が政治家に夜討ち朝駆けしているというイメージがある人も多いと思いますが、
今回は、文化部(文化くらし報道部)の記者さんで、
さらに特集記事の取材ということでしたので、
取材対象も私だけでなく、タレント事務所など複数に取材をして、
多面的に時間をかけてしっかり取材されている印象でした。

土曜日の記事、どんな感じになるでしょうか、楽しみにしていたいと思います。