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本の監修者は何をしているのか?

2017年09月12日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

先日、これから出る本の監修を依頼されました。
これまで、著者として本を書くことはあったのですが、監修ははじめてです。

本によっては、海外の翻訳本だと、監訳者というのがあったり、
日本の本でも、監修者がつく場合がありますね。

すでに出版社で通っている企画があって、本文は編集ライターさんが書きます。
今回は、著者ではなく、監修者としての本に関わることになります。

それでは、監修って何をするのでしょう?

監修者の仕事とは?

つい先日、出版社・編集プロダクションさんと顔合わせをしてきたのですが、
今回の監修の仕事は、企画内容・台割の確認と、
「まえがき」を書く、初校の確認、再校の確認とのこと。
それと本の中ででてくる事例の推薦なども依頼されています。

全ての監修が必ずそうではないでしょうが、大雑把に言うと本の内容に間違いがないかチェックして、
より良い本にするのが主な仕事です。

たとえば、ライターさんが台割に基づいて書きすすめている時に、
疑問点や質問が出てくるんですね。

ここに入れる事例で適切なものがないかとか、ここはどういう趣旨かとか。

監修者は、ライターさんのそういった質問に、ここはこの事例がふさわしいとか、
このページの趣旨はこういう意味ですということをメールでやりとりしていきます。

今回の監修の場合は、間に編集プロダクションさんが入りますので、
直接ライターさんとやりとりすることありませんが。

これまで、私は著者として複数冊の本を書いてきたので、
いっそのこと自分で全部書きたいくらいです。

しかし、そこはぐっと我慢して、ライターさんが書くのを見守ります。

通常、私一人で書くと1冊の本を書き上げるのに数ヶ月から半年くらいかかります。
1冊目の時は企画から出版まで丸1年かかりました。

今回の本の進行は、ライターさんが分担して書くということもあり、
一気に進んでいます。私が1人で書く場合の数倍の速さです。

タイミングを逃さずにタイムリーに本ができるという点は、
監修者+編集ライター数名+編集プロダクション+出版社で本を作っていく利点ですね。

監修者が誰かによって、本の売れ行きが変わるか?

著名な人物であれば、監修として名前を置くことで、
それだけで本が売れていくということもあると思います。

実際、著者となれば、その本を自分で書いたり、ブックライターに任せる場合でも、内容への責任は重いのですが、
監修であれば、監修者が自分で本文を1から書くということはありませんので、
著者として書く場合の何分の一もの時間で監修が可能です。

また、著者として書く場合は、ブックライターなどの他の人に任せずに自分で書きますので、
著者であれば、書くことに没頭できるのですが、
監修は監修で、本を俯瞰して、客観的に見られます。

編集者、ライター、監修者のみんなで何度も見てブラッシュアップしていっている感覚があります。

ちなみに、この時に監修した本がこちらです↓

ぜひ合わせてお読みください。

私の場合は、デジタルマーケティングの分野となりますが、
監修してほしいという出版社さん、編集者さんがいらっしゃいましたら、一度、お問い合わせフォームよりご相談ください。