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固定からモバイルへのネット環境の変遷

2016年03月07日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

インターネット、今では当たり前ですよね。
今回は、インターネットの環境の変遷ついて話してみたいと思います。

2016年の現在にはあまり聞かない言葉ですが、
15年くらい前の2000年前後には「ユビキタス社会」という言葉をよく聞きました。

いつでもどこでも何でもネットにつながる社会という意味です。
会社や自宅だけでなく、外でもインターネットにつながる社会ということですね。
また、ユビキタス社会では自動車などのモノもネットにつながります。

2000年頃までは、まだ、ダイヤルアップ接続のインターネットが幅を利かせていましたので、
電話回線の無いところでは、ネットにつながらなかったのです。

たった15年ほど前までは、ユビキタス社会は、夢でした。

その後、21世紀に入ると、
2001年にYahoo!BBがADSL回線のブロードバンドに参入して、
日本のインターネットは速く安くなりました。

それからほどなくして、ADSLから光回線になり、さらに高速化しました。
オフィスや家での回線はもう十分な速さになりました。

私も2010年頃までは、オフィスや自宅でも光回線を引いていました。
動画も十分に見られる速さです。

ただ、この時はまだ事務所や自宅などの光回線のある場所でしかネットは快適ではありませんでした。
外ではネットがまだ難しかったんです。

それが、2010年前後に、やっと、夢だったモバイル・インターネットの波が押し寄せてきました。
イーモバイルやWiMAXで普及してきて、外でもインターネットができるようになったんです。

これは、本当に革命的でした。
仕事の方法が変わりました。

これまでは、メールは事務所でするものでしたので、
事務所に帰ってからでないと、クライアントに返信できませんでした。

それが、出先でも、カフェや移動中にパソコンを開いて、
モバイルルーター経由でネットにつなぐことができるようになったことで、
メールの返信を外でもできるようになったんです。

これにより、仕事のメールの返信が翌日になっていたものが、
当日に返信できるようになり、仕事のスピードと効率が格段にアップしました。

生産性が上がったんです。

ちなみに、私も2010年にWiMAXを契約して利用してきました。
速度も速くなっていき、2012年頃は、WiMAXが快適でした。
自宅の固定回線は解約して、外出する時も家でも使うようになったくらいです。

ただ、2014年になると、WiMAXを契約する人があまりに多くなったのか、
回線が混んで、少なくとも私の家では、WiMAXがどうも遅くなりました。

そこで、自宅の回線は、数年ぶりに、また光回線を引きました。
これにより、自宅でのネットが速くなり、快適になりました。

今、注目しているのが、SIMカードです。
たとえば、OCNのSIMカードをiPhoneにさしてあるのですが、
これをテザリングしてパソコンのネット回線を確保する方法です。

実際にやってみると、快適です。
WiMAXの電波が入りにくいエリアがありますので、
そんな場面では、iPhoneからテザリングをしています。

ただ、それをメインにすると、iPhoneの電源が速く消耗しますので、
外出先ではWiMAXをメインで使いつつ、WiMAXが入らないところでiPhoneをテザリングしています。

現在は、WiMAXが使用する場所によって遅くなってきたため、
SIMカードをモバイルルーターに挿して使えないか検討をはじめています。

どこでも誰でも何でもネットに接続する「ユビキタス社会」まではまだ道のりがありますが、

建物の中だけでなく、外でも利用できるようになっており、
パソコンやスマホやタブレットでは完全に実現しています。

あとは、モノがどれだけネットにつながっていくか。
モノがインターネットにつながってく社会をIoTといいます。

環境が激変している中で仕事ができることはとっても面白みがあります。
モノのインターネットについては、また後日、このブログで書いてみたいと思います。